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プラスティック
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プラスティックの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 41~47 3/3ページ
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| 話は、向井洵子がワープロで打った日記から始まる。日記の中で、彼女の身辺に起きた不可解な出来事が綴られている。誰かが自分の名前を使って図書館の貸出登録を行ない、三冊の本を借りていったこと。夫の会社に電話したら、訳の分からない応答をされたこと。そして事件が起こり、事態はますます混迷の度を深めていく。 一枚のフロッピイディスク・ファイルに収められた文書を読んでいく前半から、スリリングな話の展開に目が離せなくなる。複数の記録を提示していく形で話は進むのだが、そこにどのような繋がりがあるのか、どんな意味が隠されているのか、分かりそうで分からないもどかしさ。そこに、実に巧妙な仕掛けが働いていたことを知る話の終盤、妙ちきりんな状況の真相が見えた時、げげっ!とのけ反ってしまった。 告白すればこの作品、かなり前になるが一度読んでいる。非常に面白く読んだ記憶が残っていたので、文庫化されたのを機に再読したのだけれど、やはり面白かった。初めて読んだ時は、やられた!と思った。今回は、前半のつかみから、パズルのピースがするすると寄り集まり、加速していく話の終盤に、作者の騙りのテクニックの巧さに舌を巻いた。 初出が十年前の作品ということもあり、ワープロのフロッピイディスクをめぐる謎というところにやや古さを感じたが、それでも十二分の読みごたえを堪能させてくれた。読み始めた一瀉千里の本書を、ミステリーファン、SFファンの双方にお薦めしたい。 | ||||
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| 面白かったですね。井上 夢人さんのはテンポも構成も好きなので、楽しく読むことができました。 けど…ラストが色々な意味で衝撃的。 私はそうは終わってほしくなかったのですが…。 ある意味ほかの作品とは違ったものになったのかも。最後の見開き1ページがね。前半は星5つ。後半は星3つってところですかね。 | ||||
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| ページをめくるたびに、「次はどうなるんだろう」とドキドキしながら読めました。ただ中盤からオチが分かってきてしまって、読み終わると「やっぱりな~」という感が否めませんでした。ただ、ストーリーが54個のファイルで進行するという手法は斬新で、楽しめたと思います。 | ||||
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| [私]の周りで起こる不可解な出来事。そして[私]は殺された。しかし[私]は生きている。読み始めたら止まらない小説です。最初は混乱しますが、次第にストーリーが繋がっていきます。同じようなネタのものは、数多くありますが、良く出来た小説だと思います。破滅への結末へと向かうのか、それとも再生への結末へと向かうのか・・・ | ||||
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| 単行本も初版を読み、更にノベルスも読みました。オチを知っていてもなお、買いなおして読んだミステリはこれが初めて。終盤で声を上げて驚愕したミステリもこれが初めて。バラバラだったピースが最後に全て繋がる快感を是非。なぜ映画化不可能なのかは、読了後に分かるはずです。(厳密に言うと、ある方法では可能なのでしょうが、ひどくつまらない映像作品になると思われます) | ||||
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| 安易な○○モノかと思いきや……。語り方の角度により、物語をこれほどまでねじまげることができるのかと、素直に感動。 | ||||
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| 最初は何がなんだかわけがわかりませんでした。矛盾することが多すぎるし、どうなるんだろうというより筆者はこんなことに説明がつけられるのかというような心配をしてしまいました。が、それは徒労に終わりました。さすがは、井上夢人!しっかりと説明がつけられていて、なおかつ意外性もあり最高です。話自体は少しこんがらがっていて、「そんなのだめ」という人もいるかもしれませんが、安心してください。とても読みやすいです。これが気に入った人は、同著者の「4人のクリスマス」をおすすめします。これも似たような感じの本で、最後の方まで読んでいかないと何がなんだかわかりません。が、やはりしっかりと説明がつけられているので驚嘆することまちがいなし。他にも、有名な「オルファクトグラム」などとても面白い作品があるので、読み終わったあと、あなたは井上夢人のとりこになるでしょう。 | ||||
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