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puzzle[パズル]
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puzzle[パズル]の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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読みやすく、めっちゃ面白かったです カフェで読んでたのですが、時間が経つのも忘れて一気に読んでしまい店員さんに閉店ですと声をかけられてしまいました笑 事件のトリックがヤバイです まっっったく予想できませんでした 推理に自信のある方是非挑戦してみてください! | ||||
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puzzle 恩田陸 生存者、一名 歌野晶午 なつこ、孤島に囚われ 西澤保彦 この島でいちばん高いところ 近藤史恵 これら4つの作品が収められています。自分は恩田陸さんを読みたくて購入したのですが、それがすでに単発で出版されていた「puzzle」だということに気がつかず、再読するはめに(^^;。もしかして他のものも別の本に収録済みかもしれませんのでお気をつけ下さい。 ・puzzle たぶん長崎の軍艦島をモデルにしたものと思われます。廃墟の島で、不可解な死に方をした死体が3つ発見され、その調査のため2人の検事が島に降り立ちます。ひとりはなんと「6番目の小夜子」に登場した関根春。死体はそれぞれ違うメモを持っていて、それは、さまよえるオランダ人伝説の話、キューブリックの新作SF映画の記事、大正天皇崩御後の元号制定のスクープ記事、ボストンブラウンブレッドのレシピ。2人は、事件の真相を探るべく、廃墟の中を巡ってゆきますが・・・。 ・生存者、一名 かつて薩摩藩の重罪人が流されたという脱出不可能な絶海の孤島、屍島。ある日そこに一隻のクルーザーが到着します。乗っていたのは東京で爆破テロ事件を起こしたばかりのカルト教団の信徒たち。カルト教団は、キリスト教系を自称する新興宗教団体で「1999年に最終戦争が勃発し世界は終わる。その時、教団の信者は戦いに勝利して生き残れるが、それ以外の人間はみな腐っているので浄化しなければならない。」という狂信的な終末思想を信奉しています。海外逃亡の準備ができるまで、この島でゆっくり待機せよと言われた4名と、彼らを送ってきた1名。ところがその1名が死体で発見され・・・島には他にも誰か人間がいるのか??疑心暗鬼の陥った信徒たち、そして食料がだんだんと残り少なくなってゆく中、また次の殺人が・・・。 ・なつこ、孤島に囚われ 数名の作家が実名で登場するコメディタッチのミステリです。主人公の女性が作家の森奈津子氏といえば、どんな小説に仕上がっているか、わかる人にはわかるのでは?(笑)ちょっとエロっぽいドタバタコメディになっていて、4つの中でこの作品だけが軽くてナンセンスな仕上がりで、暗くてサスペンスタッチの他の3作とは違っています。密度の高い本格的な作品を期待する人には評価が分かれるかも。 ・この島でいちばん高いところ 夏休み、仲良しグループの女子高生5人は2泊3日で海水浴場へ遊びに行きます。期待に反して俗っぽくて少しもきれいじゃなかったビーチにうんざりしていると、宿のおばさんが地元民しか知らないという穴場の無人島を教えてくれます。さっそく日帰り予定で遊びに行った彼女たちは、のんびりしすぎてその日最後の連絡船をのがしてしまいます。一晩なんとか過ごせば明日の朝にまた船がくるからとお互い励ましあう中で、ぶらっとトイレに出て行った少女は謎の男に襲撃されて逃げ帰り・・・次には別の少女が殺されているのがみつかり、またその次にも・・・。夜になり恐怖に陥る残された少女たち、そして・・・。 合間に、それぞれまったく性格の違う少女たちの思い、誰もが10代の頃経験する将来に対する不安や、自信のなさ、友達関係のむずかしさが語られ、青春小説にもなっています。 恩田陸さんはやっぱり雰囲気作りがうまいと思いました。他の作家さんたちは初めて読んだのですが、「生存者、一名」のスリリングさと「この島でいちばん高いところ」の切ない雰囲気が個人的には気に入りました。レベルの高い短編集だと思います。知らない作家さんを知ることができるこういうアンソロジーもなかなかいいものだと思いました。 | ||||
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あれにもこれにも疎い私のこと、とんちんかんなことを書きます。 私の読みが確かならば、この小説の一節には、川端康成の掌編小説「心中」をパスティーシュした箇所があります(各自見つけてみましょう)。ほかのレヴュアーさんが、梶井基次郎の名前、作品を挙げておられましたが、実は梶井基次郎は、この「心中」をパスティーシュした作品(「川端康成第四短篇集「心中」を主題とせるヴァエイション」)を残しています(石井和夫さんの論文が、それを教えてくれました)。恩田さんは、どちらかの作品を参照したはずです、あるいは、いずれも読んでいたかもしれません。川端さんがつくり、梶井さんがアレンジし、それをまた恩田さんがアレンジした可能性があるのです。こうして、優れた文学は、優れた書き手によって、受け継がれていくのでしょう。そういう文学にめぐり合えることは、読者にとって、何より幸福なことではないか、私はそんな風に思います。 | ||||
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これはページ数が少なく字も詰まってないので、さらっと読みたい時におすすめです。しかも中身も面白い。 最初の章は、昭和の年号やオランダの幽霊船、料理のレシピなど、全く繋がりのない話が書かれた新聞記事の羅列で「?」という感じ。その後、海に浮かぶ孤島を舞台にして二人の検事が登場。二人の会話を通して、島で見つかった三人の死体の謎が明らかになっていくのだが…これが予想もしない展開に! 誰も住んでない荒れた島を歩きながら。友人と世間話をしながら。煙草を一服ふかしながら。頭の中では着々と謎を解いていたのねあんた〜〜〜!! て感じ。格好いいです。 最後の章は事件当夜の話で、さらなる真実が見えるんですが…ぞっとするな〜〜〜。ある島で起きた悪い夢のような、それでいて誰かと共有したくなるような出来事でした。 | ||||
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恩田陸の書き下ろし中篇推理ミステリ。 中篇とカテゴライズされているけど、150ページ程度しかなくて、しかも字が大きくレイアウトも白部分が多いので、一時間もかからない。 本作「puzzle」は孤島の廃墟に表れた死体の謎を解くミステリ。 大きく三つのパートに分けられて展開する。 最初の「piece」では新聞の切り抜き記事や、料理の作り方など、脈絡の無いと思われる文章のみで構成されていて、これが謎解きにおける伏線となる。 続く「play」では実際に現場検証ともいえる展開がなされ、二人の検事によって物語が紡がれる。その片方は恩田作品には良く知られた関根一家の長男。 最後「picture」では実際に謎解きが行われるのだが… オープンエンドが目立つ恩田陸だが、本作のラストはかなり良かった。まさに恩田陸と言った感じで、なんとも言えない余韻が、胸の奥に残った。 ところで、最初の記事の羅列は読み飛ばしても何の問題も無いくらい。そこで邪推して深読みしてもしんどくなるので、サラっと読んで下さい。 「瓦屋根の家で屋根で雑草が生えるのは無人の家だけだ。なぜだろう。やはり人の住まない家は呼吸不全を起こし、その皮膚すらも機能を失ってしまうのだろうか。」 本文71ページより | ||||
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元鉱山の廃虚となった孤島。 そこで3人の男が不可思議な死を遂げた。 一人は餓死。一人は全身打撲死。一人は感電死。 身元が分からない3人が何故ほぼ同じ日時に 無人島で死んでいたのか。 しかも別々の死因で・・・。 そこに2人の検事が真相を探りにやってくる。 そして二人が導き出した結論は? 面白かったです。 非常に不思議な感覚の物語でした。 ただ、あまりにも偶然が多すぎるかな?という感じでしたけど。 そこがもう少し必然性を感じさせる文章だったら ほぼパーフェクトだったんじゃないかと思います。 | ||||
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恩田の話にはどこか世界に対する悪意があるような気がしてならない。 それは明確に理解されるものではない、 そこまであからさまではないが、 しかしひんやりと背後に感じる「悪意」である、と思う。 文庫の企画として書き下ろされたこの話は、 トリックを楽しむというよりも、 話の提示する謎に「入り込む」話なんだと感じた。 話の設定も、作中に提示されるさまざまな事実も、 最後に推理に収縮されるのだが、 それは一気に手綱をひくというよりは、 ゆっくりと輪を緩めてゆくような気がした。 あまり長い話ではないが、 案外恩田陸という作家の持ち味を生かしているのではないのか、とも思うので、 初めて読む人にもオススメかもしれない。 | ||||
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「檸檬」と言う短編小説を読んだ事があるだろうか? 梶井 基次郎が書いた日常の些細な出来事と人間の危うい心理を爽やかに描いた佳作である。 爽やかに描いてはいるが、その実いたずら心に潜む人間の危うい心理を浮き彫りにしている。 私は「puzzle」を読んで、この「檸檬」に似た読後感を抱いた。 つまり、この小説のベースは純文学なのだ。 推理の部分はどちらかと言うと味付けに近い。 しかし、味付けとは言っても手を抜いている訳ではない。 毎度の事ながら、独創的な構成でアイデアをフルに活用している。 トリックを楽しみながら登場人物の心の動きに注目して読んでいく。 私はそんな楽しみ方をしました。 | ||||
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モデルなった廃墟の島は長崎県の端島でしょう。短いお話ですがそれを上手く活用している。犯人と殺害方法がわかっただけで解決とはいかず、読者の心に「謎」を残したまま終わります。 | ||||
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短編でもない、長篇でもない、ちょうどいい長さの中編書き下ろしです。プロローグからしてもうわくわくする。『さまよえるオランダ人』という怪奇現象の解説、「昭和」が実は「光文」だったというスクープ生地など、全然無関係だと思われる5つの文章。これが事件とどういう風につながっていくんだろう、ともう本編に入る前から楽しくなってしまいました。様々な死体の死因は「へ?」と思うこともあったけれど、その結論に至るまでの二人の検事の「攻防」が非常に面白い。舞台が非現実的な荒廃した孤島ということもあって、いやがおうにも雰囲気が盛り上がってしまう。字が大きめで分量もそんなに多くなかったので一気に読んでしまいました。 | ||||
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不可解な死体達が登場する作品。その死体達は、見た目の派手さはないものの、舞台が島だけに獄門島を思い出してしまった。 謎解きは淡々と進んで行くが、トリックにはけれんみたっぷり。それでいて納得出来るのは、作者の腕である。 現実にもおこりそうなミステリに飽きているなら、一読の価値は多いにあり。作品とは無関係だが、登場人物の関根春の弟が「六番目の小夜子」に登場している。 | ||||
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小説の始まりや登場する二人の男達の繋がりのわからなさなどがあっても、読者を引き込む力とプロットはさすが。 無人島で見つかった三人の死体。 最終章のpictureでそれぞれ死因の違う謎がわかるのだが、 ひとりの男だけは何故そういうことに至ったかが全く書かれていない。 読了後に謎ばかりが多く残る。 | ||||
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作者の頭の中には、もう、映像がピシッと浮かんでいたに違いない。 まるで映画のよう。私たちは、彼女の白い手が翻るたびに、 示されるヒントに惑わされながら、翻弄されながら、 そして、いきなり、頭から水をぶっ掛けられるように、 なそのすべてを思い知る。その爽快さ。 そして、そのあとのけだるい虚脱感。あとからじわじわと、不気味に迫ってくる一こま一こまの映像。 表紙の写真にも影響されているとは思うが、 それでも、恩田さんの筆に操られて、自分自身も孤島に閉じ込められている気分になってしまう。 | ||||
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廃墟が広がる無人島。降り立った二人の間で語られるのは、島で発見された三つの死体という謎だ。常識ではおよそ考えられない死体の状況はどのように生まれたのか。 理屈そのものは、必ずしも緻密なものではない。しかし、提示された謎そのもののおもしろさと、言葉によって喚起されるイメージの鮮やかさは、それを補って余りある。さらりと読み流したはずの光景が、妙にくっきりと頭に残る。一人で過ごす静かな夜に楽しみたい。 | ||||
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