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木曜組曲
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【この小説が収録されている参考書籍】
木曜組曲
木曜組曲 (徳間文庫)
木曜組曲: 〈新装版〉 (徳間文庫)

木曜組曲の評価: 3.85/5点 レビュー 41件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.85pt
Created with Highcharts 5.0.103件7.32%1件2.44%8件19.51%16件39.02%13件31.71%得点得点☆1☆2☆3☆4☆5


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全29件 1~20 1/2ページ
12>>
No.29:
(4pt)

悪くない読後感

個人的に当たり外れが大きい恩田作品の中で、好きな部類。

頭の中でストーリーを映像化しやすく映画でも楽しめそうだと、各登場人物をどの俳優さんがいいか思い巡らせながら楽しく読ませていただきました。

既に映画化されていたのですね。。

絵里子が鈴木京香とは驚きですが、映画も観てみます。
木曜組曲: 〈新装版〉 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:木曜組曲: 〈新装版〉 (徳間文庫)より
4198944385
No.28:
(5pt)

まさに”恩田陸劇場”、まるで舞台劇のような緊迫感

まず映画を見てそれからこちらの原作を読みました。映画のラストがややわかりにくく、こちらの原作を読み終わってからさらに混乱。「映画の最後の意味を自分はちゃんとわかっていなかったのか」と自信がなくなりました。が、映画は原作から少し変えてあったんですね。あのひと捻りで事件の真相が別物になってきます。個人的には、原作のままの方がすっきりして説得力がありました。
恩田陸さん作品はよくオチがないと言われるのですが、これははっきりオチがあります。見事なミステリ仕立ての文芸作品になっていると思います。

”閉じられた雪の山荘”のように屋内の空間で、たたみかけるようなセリフの重なりによって舞台劇のように進む話です。
自殺してしまった天才肌の耽美派女流作家、重松時子。その担当編集者だった女性や弟子ともいえる物書きたち5人の女性は、時子の命日をはさんだ3日間に彼女を偲ぶ会を毎年開いています。
みんなが出版に関わる仕事につき、憧れたり、時子を超えられないと嫉妬したり、人生のほとんどを彼女のために費やしたりして、つまりは取り込まれ、振り回されたといえるでしょう。一生抜けないであろうその大きな影響、人生が変わってしまうほどの存在。特に実妹で出版プロダクション経営の静子は「才能が枯渇してきたみっともない時子が許せなくて、自分が彼女を追い詰めて殺した」と告白します。みんながそれぞれ心の内に隠し持っていたことが明らかになり、そこへ殺人を告発する花束が送られてきたりで、状況はだんだんと緊迫感を増していきます。

そんなピリピリした雰囲気の合間にはさまれるのがおいしそうな料理。この緩急の差によっていい意味で奇妙なバランスが保たれています。
恩田さんはおいしい料理とお酒に目がない方で、作品の中でも飲んで食べる話がよく出てきます。「象と耳鳴り」の中の「机上の論理」、「三月は深き紅の淵を」の中の1話目、そして「隅の風景」などの旅エッセイ。これらを読んでいるといつも自分もそこに参加させてもらって一緒に飲み食いしたいと思ってしまいます。
ここでも健啖家の女ばかり5人が盛大に食べて飲んでおしゃべりするシーンが壮観です。女性だったら「そうだ、女ばっかり集まったらまさにこんな感じだな」と共感するのではないでしょうか。

読んでいる間、今回も恩田陸ワールドに入り込んでしまいました。あとがきで大森寿美男氏が恩田さん作品を”恩田陸劇場”と呼び、「恩田さんの本を読み始めると、私はいつも日常の客電がすーっと落ちてゆく、あの感覚を味わうのである」と書いていらっしゃいますがとてもよくわかります。映画とともにお気に入りの作品になりました。
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No.27:
(4pt)

女子会

作家同士の女子会だなと思ってた。一人の天才作家の死によって毎年集まる女子作家たちが、自殺か他殺かでもめるというよりは、楽しいおしゃべりという感じである。
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No.26:
(4pt)

恩田陸らしい戯曲のような心理劇

いかにも恩田陸らしい戯曲のような心理劇。まるで作者自身のような女性作家達を登場させ、語らせるのがとても興味深かった。これは男性作家では駄目なので、設定した時点でいくらかは自分を語るつもりがあったのだろうと推察される。誰か一人がモデルなわけではなく、言いたい事をいろんな人物に少しずつ語らせてるのではなかろうか。犯人捜しと言う穏やかではないシチュエーションなのに、食にこだわる図太さなども、女性特有か。
 微妙な心理劇ながら、次々に新しい事実を提示するストーリーテリングも巧みで、飽きずに読み通すことが出来た。若干モヤモヤが残りスッキリとはしないが、これもある意味女性的である。
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No.25:
(4pt)

死の真相を解き明かす小説

時子は、自殺したのか殺されたのか、殺されたのなら、犯人は誰か。
時子と親密な関係にあった5人の女性が、時子の死の真相を解き明かす小説だと思った。
各人が自説を述べるが真相はグレーのままで終わるのかと思ったが、最後に、意外な
真相にたどり着いた。その意外性が面白かった。
木曜組曲Amazon書評・レビュー:木曜組曲より
4198610932
No.24:
(5pt)

後半は興奮のあまり一気読み

久しぶりに恩田陸さんの小説を読みたくなり、未読だった本作を購入しました。
後半はずっと心臓がドキドキを通り越してバクバクしっぱなし(笑)
「なになに?結局どうなるの?」と興奮しながら読みました。
とても面白かったです。
女同士の心理戦は恐くもあり、迫力があってすごく見ごたえ(読みごたえ)があります。
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4198610932
No.23:
(4pt)

文芸ミステリー

映画化もされた恩田氏の長編作品。 誰が時子を殺したのかというフーダニットもののミステリーの体裁を取っているが、文芸作品ぽい雰囲気もある。 恩田氏の作品は魅力的な発端とどうにも困ってしまう尻つぼみな落ちというのが定番・・・・と言うと語弊があるが、そういうのが多い。 本作もミステリー的な登場する女性のうち誰が犯人なのかというミステリー的な下世話な興味と終盤の文芸作品っぽい収まりのいい落ちがイマイチミステリーとしては落ちを弱いものにしている感じがある。 まあ、物語としてはうまくきっちりとまとまっているのでいいのであるが・・。
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No.22:
(5pt)

木曜日の雰囲気にピッタリ

木曜日といえば、週の中頃で休日のようにがっつりと休めるわけではないけれど、
「あぁ、あと少しで休みだ」っていう、独特の安息とちょっとまだピリッとした緊張が残る曜日だと思うのです。
この小説はその木曜日の雰囲気にピッタリだと個人的には思います。
なじみの女たちが集まり、ワイワイ飲んでしゃべって楽しく安息の時間を過ごす…と思ったら、
数年前に起きた事件をもとに、探り合い、推理しあい、秘め事が明かされていく緊張感。
その探り合いがいったん終わり、さあ休もうか、となった途端にふと発見・判明する新たな謎…。
どの女性もひと癖あり、賢く、秘密を持っていて、伏線もしっかりあったので最後まで面白く読むことができました。
最後に判明した、数年前から彼女たちを縛り付けているある事件の真相が分かった時ぞくっときました。
女性たちの世間話はどれも面白く、ご飯の描写もおいしそうで、私もこの中に入りたいなぁと思いました。
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4198610932
No.21:
(4pt)

おいしそうな料理におなかがへる

女性ばかり、しかも物書きばかりが集まると大変なんですね。
数年前になくなったベストセラー作家をめぐり、血のつながりがあったり、家族以上に付き合っていたりする女が集まって四方山話。和やかに進むはずなのに、彼女の死が自殺か他殺か、他殺なら犯人は??と
非常に怖い話になっていく。女たちの心理戦が、ひりひりするように感じられます。

が、出てくるお料理がどれもおいしそうなの。
毒入り??といわれてるミートソースパスタだって、茹で上げたばっかり、ほかほかと湯気が上がっているのが目に見えるようで、ぐーっとおなかがなりました。

このおいしそうなお料理と、研ぎ澄まされた言葉の応酬の対照がとても印象的です。
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No.20:
(5pt)

著者には珍しい長編本格ミステリ

この静かな展開、徹底したディスカッション・ドラマ。
何もいうことはない、傑作である。

この手の話が好きな私にとって、まさに宝石のような作品だ。
ここまで会話にこだわり、そして騙しにこだわった作品だから、ミステリといって良いだろう。
それも、「毒入りチョコレート〜」や「プリズム」のような、まぎれもなく本格ミステリだ。
本作はディスカッションを楽しむ作品であり、それが徹底されているところに本作の魅力がある。

映画化もされている。
これもまた、なかなか良い出来の映画だった。
ほとんどが室内の場面であり、動きの少ない、静かな作品だった。
まさに、原作をそのまま映画にした、上質の作品だった。

ストーリーは他のレビュアーの紹介にまかせたい。
あまりストーリーを紹介したくない。
黙って、読め、といいたい作品のひとつである。
ただミステリだから、意外性というか、どんでん返し的なものがあるのだけは行っておこう。
一筋縄ではいかない作品、というのは、こういうものを言うのである。
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No.19:
(5pt)

ミステリアスな会話劇

毎年うぐいす館に集まって数日間寝食を共にし、それぞれ思い思いの時間を過ごすという行事。
ところが、今年は四年前のまさにこの集まりの時に亡くなった偉大な小説家の死の真相についての腹の探り合いになってしまう…。

といった感じでしょうか。

ミステリアスな会話劇。
同じく恩田さんの作品の『ネバーランド』みたいな“謎の告白”みたいな感じが好きなら、いいかも。
『ネバーランド』が男子高校生たちなのに対して、こちらは女5人ですが。
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No.18:
(4pt)

探り合い

 4年前に死んだ大物作家を偲び1年に1度集まる5人の女性たち。
 ところが、今年はなぜか4年前を思い起こさせる小さな事件が次々と起こる。4年前の死は本当に自殺だったのか?
 食事を囲んで、テーブル越しにお互いを探り合い、挑発と告発と告白が続き……
 10年ほど前の作品ですが、舞台脚本のように主客がどんどんと変わりスポットライトのあたる登場人物が大見得を切って話し出す。わかりやすくて興味深い小説です。映画化もされたようですが、確かにこれは映画にしやすい題材だと思います。
 登場人物の好みがあわなかったので☆一つ落としましたが、この辺は好みの問題ということで。
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No.17:
(4pt)

楽に通読できる作品

故人の死を偲ぶはずの集まりが、いつの間にか故人の死の真相を暴く集まりへと変貌してしまうという小説。
短めの小説で、テンポよく展開していくため、さっさっと読める。
びっしりと張り巡らされた伏線が解きほぐされて繋がっていくところがこの作品の魅力。恩田陸のミステリには変化球的作品が多いのだが、これに関してはその雰囲気はほぼ無い。
あと注目すべきは、各々が「文筆に携わる女性」である5人の言動だと思う。無論恩田陸本人が「文筆に携わる女性」なのだから、恐らく作者の本音も登場人物の言動の中に潜んでいると思われる。そのあたりを楽しんで読むのも一興。
全体的に読みやすく仕上がっている小説で、十分面白かったのだが、その分恩田陸らしさが少なかった気がするので★4つ。
ただ、恩田陸を初めて読むという人にはこれをおすすめする。なじみやすい。
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No.16:
(4pt)

古典派

「大御所耽美派作家の不可解な死」過程からラストの引きまで含めて「8人の女たち」のような舞台劇を観るような気持ちで楽しめます。プロットと人物が巧くかみ合った佳作。料理や会話やはいつもどおり、初期作品でもある為ストーリーが古典にがっちり填めてあります。作家の物語自体が試行錯誤したり、漂泊の旅人になるまえ作品。そういった意味で安心して読めます。映画化もされました。
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No.15:
(4pt)

複線だらけ

複線だらけで全体的にちょっとごちゃごちゃした感じだったが、それを全部つなぎ合わせながら読むのは楽しかったし、それぞれの人物の人間性があちこちにちりばめられているのも見ていて飽きなかった。
ただ、私としては恩田陸のほかの作品にあるような象徴的・抽象的な部分が少ないのと、最後の落ちが見えてしまった(最近同じ作者の作品を読んでばかりいたので…)のが残念。
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No.14:
(5pt)

一気読み確実

今はなき小説家にゆかりのある人々が年に一度彼女をしのび彼女の家に集まる。彼らのうち4人は血縁で1人は担当作家。例年何事もなく過ぎた命日だったが今年は。
彼女の死の真相は、彼女のおもった自分の後継者とは、そしてだれが真実をいいだれがうそをついているのか?
とにかくえっ?えっ?どうなってるの?と疑問符が出始めるととまらない。先が気になってしょうがない。
心に迫るような怖さと淡々とした不気味さ、その両方が楽しめる作品でありながら、きちんとオチがつくので安心できます。
恩田作品これから読み始めるかたには、まずこれをお勧めしたいと思います。
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No.13:
(5pt)

館に集う女たち

限られた日数の中、女性たちは館に集い、寝食をともにしながら今は亡き女性作家について思い思いに語ります。5人の女性はそれぞれが手強く、そう簡単には手のうちは見せません。ある館という限られた空間の中で、濃密な時間が流れていきます。彼女たちは様々なことについて話します。そして話すと同時によく食べ、よく飲みます。私は小説の中での食べ物に関する表現が好きなのですが、彼女たちが食べる料理、飲む酒の描写を目にするうちに空腹を感じてしまいました。人を欺きながらも、よく食べ、よく飲む女性たち。「女」をじっくりと描いたこの本が私は大好きです。
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No.12:
(5pt)

物書きのプライドを賭けた女の戦い

耽美派小説家の重松時子の家「うぐいす館」に、時子と縁ある文筆業に携わる5人の女性が集まった。時子が謎の薬物死を遂げて四年。時子が好きだった木曜日のために。時子の謎めいた死を5人が思い出し、最後にはその謎が解けるという物語。人と人とのやりとりが形作る構成になっている。映画化された作品という予備知識がなくても、舞台劇あるいは映画を想像させるような、1つの館で3日間に起きた心理劇である。知的な女性達の自我とプライドと知性がバチバチするのである。そう、面白い。ストーリーではなく、描写で読ませる作品だと思った。
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No.11:
(5pt)

一転また一転

4年前、女性作家が薬物死。その時、館に居合わせた関係する女性5人が、同じ木曜日に、同じ館に集まる。そこに、女性作家が、他殺であったことを暗示するメッセージが。果たして、女性作家の死は、他殺だったのか、誰がどうやって殺したのか。なぜ、殺したのか・・・。集まった女性5人の会話を、中心に話が進んで行きます。次々暴かれる一人一人の秘密、一転また一転。うーん、最後まで息が抜けません。話自体も面白いですが、5人の女性が、個性豊かに描かれています。1人1人の考え方、見方が違って、その面も楽しむことができます。しかし、女性が5人も集まると、こうも「飲むわ」「食うわ」「しゃべるわ」なのか!・・・勉強になりました。
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4198610932
No.10:
(4pt)

王道かな。

恩田陸作品独特の曇り空を歩いているような質感はやはりイイ。5人の女たちの心理戦を描いた良質ミステリー。恩田陸のスキルのみで書いたような作品。非常に良く練られてよくできている。心理戦の舞台になる夜と心理戦のネタを仕入れる昼が交互に出てくるように構成されていて、心理戦部はとてもテンポよくよめた。また洋館の独特の雰囲気からかもしだされる空気は、どこかホラーチックで、手紙を発見したときなどは背筋がゾクゾクした。また、登場人物がみな物書きであるため、彼女たちの文章に対する考えや思いについてのセリフの一つ一つが、恩田陸自身のセリフであるようにもとれ、恩田陸という人を知る意味でも楽しめた。恩田陸作品の中でもかなり好きなほうの部類に入るが、私の中の恩田陸ランキングは「麦の海に沈む果実」がダントツ首位を独走中であり、それと差をつけるため、4つ星という評価を取らせてもらった。
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