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倒立する塔の殺人
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倒立する塔の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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この作者さんの書かれる作品は、いつも、舞台・世界・雰囲気の表現に優れていると感じています。 本作も、戦時の女学校(女学院)における「ふつうの女の子たちと、きれいな憧れのお姉さまたち」の細やかな描写から、独特の雰囲気が醸し出されており、謎解きよりもその雰囲気を楽しみながら読了しました。 謎解きの部分も、きちんと構築されています。ただ、トリック重視の人にとっては少し地味かしら?と思うのと、逆にストーリーや世界観重視の人にとっては、人物をしっかり整理しながら読まないと謎解きで混乱しそう?と思うので、意外と人には薦めにくい本のように感じました。この薦めにくさが気になって、星は3としました。 | ||||
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これは時間をかけてじっくり情景を想像しながら味わう作品だと思います。 私は駆け足で読むようなもったいない読み方をしてしまったので、文章の醍醐味を感じ取れませんでした。 ミステリですが、日記文学といって言いぐらいに描写が細かいです。 著者の実体験か原風景を元にしたのでしょうか、人物だけでなく世界観もリアルでした。 ……戦後生まれの私としては、戦中の生活の厳しさは刺激が強すぎて、受け入れにくかったです。 女学院での人物関係も、特殊さは感じても美しいと思う感性は私にはありませんでした。 ミステリとしては普通? トリックは別として、話のオチはびっくりするような凝ったものだとは思いませんでした。 | ||||
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戦時中の女学生(たぶんわりあい裕福なインテリ家庭の子供だとは思うけど)はこんな感じだったのか……とか 昔の女子校生活を知ることができて楽しい。絵画とか小説とか詩とか 随所に散りばめられたプロップも好き。全体的に漂っている雰囲気はすごく素敵。だから、それだけでよかったのでは?と自分は思う。正直、予定調和的につくったようなプロット?ストーリー?はつまらない。終盤にいくにつれて、つじつまを合わせるためか、話がバタバタ、バタバタ展開する。それがそれまでの優雅な流れを断ち切ってしまっている。……とエラそうなことを書いたけど、珍しいタイプの小説なので、一読の価値はあると思う。 | ||||
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