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(短編集)

死体の冷めないうちに



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【この小説が収録されている参考書籍】
死体の冷めないうちに
死体の冷めないうちに (双葉文庫)

死体の冷めないうちにの評価: 3.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

政治的主張

 1998年に出た単行本の文庫化。
 「自治警」シリーズの第一冊である。7本を収める短編集。
 日本の警察というのは、警察庁によって国家の隅々まで統制された単一の組織である(基本的には)。それが、この本では大阪府が独自に立ち上げた警察組織が描かれているのだ。もちろん、組織力という点では劣るし、従来の警察との軋轢もある。しかし、行動の自由さ、市民との距離の近さ、汚職のなさでは優れているとされるのである。「新しい警察」の姿を描いたところが面白い。
 ただ、ちょっと政治的な描写が強すぎるかなとも思う。シリーズを通して暗躍する犯罪者がいるのだが、登場した当初は小物だった彼が、どんどん政治犯っぽくなっていってしまうし・・・。
死体の冷めないうちにAmazon書評・レビュー:死体の冷めないうちにより
4575233501
No.1:
(3pt)

新しいスタイルなのかもしれない

某県知事をモデルにしたとしか思えない知事が自治警察をつくっているパラレルワールドを舞台にした推理小説短編集。作者が現在の警察機構にあわない話をかきたかった、とあとがきに記しているがあまり効果があがっているようには思えない。既存の警察機構との摩擦などが十分に書きこまれていないことや、登場するメンバーの個性などが分かりにくい事を考えると長編向きなのかもしれない。ただ、メインにあげられている謎は新鮮なものが多く面白く読了できた。
死体の冷めないうちにAmazon書評・レビュー:死体の冷めないうちにより
4575233501

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