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異邦の騎士
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異邦の騎士の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 81~95 5/5ページ
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記憶を失った一人の男…そのなぞに包まれた過去、裏に隠された恐るべき陰謀、そして良子との愛。私は、こんなに素晴らしい作品に出会ったことはありません。御手洗シリーズの中で、一番好きな作品です。読み進むにつれて、だんだんと止まらなくなりついに二日という自己最高記録(自分の中では)で読み終わりました。そして、驚愕のラストにとにかく涙が止まりませんでした。これは、御手洗を知らないという人にも是非是非読んでいただきたい一冊です。 | ||||
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最後の結末が分からなかった。読めませんでした。あー、そうだったんだーって素直に感心できました。ただ、現代社会と比較すると、時代設定が古いので、やや違和感はあります。でも、結構面白いと思います。タイトルから想像する内容ではありません。いい意味で、期待を裏切ります。騎士ではないよ。 | ||||
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『御手洗潔のメロディ』収録の「さらば遠い輝き」を読み、非常にいやな予感がしたので、長年積読状態だった本書を手にした。あぁ、やっぱり(溜息)。『異邦の騎士』のラストで明かされるある趣向が、「さらば~」におもいっきり書かれてた...。 「さらば~」の初出はアンソロジーだから、『異邦の騎士』未読の人が読むことはまずなかったんだろうなぁ、講談社のバカヤロー。閑話休題私がこれまで読んできた『斜め屋敷の犯罪』や『奇想、天を動かす』、『北の夕鶴2/3の殺人』といった島荘長編は、正直大技(物理トリック)以外、ほとんど記憶に残っていない。今年『ネジ式ザゼツキー』を読み、大技なしでも魅力的な話を書ける人なんだなぁ、と認識を改めたが、本書を読んで脱帽、すいませんでした。 こんな切ない話を初期に書いていたとは...。 近年の島荘を彷彿とさせる、脳関係(記憶)の話題も出てはくるが、本筋からおもいっきり浮いているし、御手洗は終盤大活躍するものの、あくまでもサブ的扱い。 文庫裏表紙の粗筋を読んで、大技炸裂サスペンス物だと長年思っていたが、サスペンスというより恋愛小説ですね、これ。 | ||||
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まさかいい年こいて本読んで泣くとは思わなかった。自分の昔の貧乏時代を思い出してしまった・・・正直ミステリーのプロットには無理があるような感じもしたが、そんなものはどうでもよくなる”何か”に感動した。うまく表現できないけどこれが島田氏の筆力なんでしょう。 | ||||
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「騎士」という題名から推察される通り、これは一人の男の戦いの物語である。誰に対する戦いか?それは妻を陵辱した憎き輩に対してのものだ。その陵辱の描写は生々しいが、かといってその部分がこの「ミステリー小説」の要点では無い。では、ミステリーとしての要点はどこにあるか?それを読み解く言葉が「異邦」である。著者島田氏は、あとがきの中で題名をつけるのに相当な苦労をしたと述懐しているが、この「異邦」という言葉を導き出した彼のセンスの良さに感嘆する。 | ||||
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あまり本を読んで感動することなど無い私なのですが、この本に関しては別でした。私が思うこの本の見所は、島田氏特有の筆力も大トリックもそうなのですがやはり何より、普段は人に無感心な御手洗潔がこの本で見せる優しさに他ならないとおもいます。友人を助けるために必死になった彼の姿は、読みおえた時の私の心をとても暖かくしてくれました。彼のような友人がいたらどんなにすばらしいだろうとも切に思いました。今からこの本を読もうとしている人へ。必ず御手洗シリーズを二、三冊読んだあとで読むことをお勧めします。そうすることで感動の度合いが変わることは間違いありません。そして御手洗潔のシリーズから目が離せなることも。本当にすばらしい、心に残る作品です。 | ||||
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かなりいいです | ||||
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改訂完全版となった本作は島田氏の作品の中で、氏が最も愛してやまない作品であるがゆえに改訂完全版となったのだということが読了した読者なら分かると思う。厳密には推理小説にはあたらないが本作は島田氏の作品の中で飛び抜けたオーラを放っている。そして氏の生み出した愛すべき主人公『御手洗潔』とその相棒石岡君こそ、日本が誇るべきNo.1のミステリー・キャラクターだと断言したい。特筆すべきはプロットもだが、そのプロットを構成する圧倒的な『筆力』が氏の特徴だ。そしてこれは氏の全作品を通して言えることだが女性心理の描写が飛び抜けてうまい。これから読む方は、まず是非ともチック・コリアというジャズ・プレイヤーを検索し、ゲーリー・バートンとの『DUET』等の傑作のその前にリターン・トゥ・フォーエバーというバンドで出した『浪漫の騎士』というCDを用意してから読むことをお勧めする。僕はiPodにこの曲とウェス・モンゴメリーの『The Incredible Jazz Guitar』を入れて聴きながら読破した。この意味はきっと読んでいく内に理解できると思う。(●^o^●)ある時は占星術師、ある時はギブソンJ200をThe Incredible Jazz Guitarするギタリスト。御手洗潔は君のココロを捕らえて離さないだろう。 | ||||
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御手洗シリーズを、出版された順に読むという企画を立てた自分ですが、なかなか本が届かないので、これを読みました。一日で読んでしまいました。「占星術」もよかったけど、これは心に響く作品でした。謎の主人公と一緒になって謎を探索していった後に辿りついたのは「石岡クンと御手洗の出会い」!ああ、そういうことだったのか!「占星術」を読んだだけの私でも感慨深いものだったのですから、何冊か御手洗シリーズを読んで、これが出版された時のファンの感動はもっとすごかったのではないかと思います。ある意味、もっと後のほうで読めばよかったなあと少し後悔したりもしていますが、「改訂完全版」もあるので、こちらを後のお楽しみにとっておきます。島田氏が書いたはじめての小説ということで、未熟さはあるかもしれませんが、それを補ってあまりある魅力があります。御手洗もカッコいい。感動の一冊でした。 | ||||
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名探偵・御手洗さんの永遠のワトソン、石岡和己の物語。石岡くんを心から愛するカズミストたちのバイブル!!!!島田氏の魅力が、はじめからおわりまで満載されてます。読むしかない!! | ||||
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かなり大がかりで無理目の内容を筆力と壮大な設定で、リアルに読ませる作家島田荘司の作どちらかと言えば、仕掛けの効いた家・屋敷等の物質系がトリックの主体になることの多い彼には珍しいトリックが使われてます | ||||
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作者が初めて書いた小説ということで、改訂版とはいえ、つたない感触は拒みきれない。トリックにはうならされたし、不思議にさわやかな読後感は悪くない。ノスタルジックに切ない。 | ||||
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全く違う人生を送っていた二人の人間の出会い。経過云々は抜きにして生きている内に一度でもこのような出会いが出来る人間は本当に幸せだ。たまたまだが、個人的に「御手洗&石岡」作品を4、5冊程読んだ後にこの作品を読んだ為、驚きと感動の一言。島田作品の御手洗シリーズには絶対に欠かせない一冊です。 | ||||
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推理小説というよりは、ラブストーリーみたいだったのに、無理やり推理小説的にしてしまった終わり方に矛盾を感じた。 綾辻行人が、この人に大きな影響を受けているのではないかと思った。 | ||||
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兎に角読んで損は在りません。痛々しいほど登場人物全てが直向きな躍動感のあるお話です。島田作品に触れるならこれが一番のお勧めです。 | ||||
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