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異邦の騎士



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異邦の騎士の評価: 4.24/5点 レビュー 95件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(2pt)

占星術師がウザイ

占星術師が出てくるまではとてもよかったのですが、彼が出てきて喫茶店でいきなり長広舌を始めた瞬間に読むのを辞めました。おそらくこれも作風なのかもしれませんが、正直ウンザリしました。
しかし他の方の口コミがなかなかよいようなので、時間をあけてまた読みたいと思います。
はぁ…
異邦の騎士 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:異邦の騎士 (講談社文庫)より
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No.8:
(1pt)

死んでしまったが

主人公、過失致死罪ではないのだろうか。
暴力死だと? 俺の読み方が不十分なのか。
分からない。
異邦の騎士 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:異邦の騎士 (講談社文庫)より
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No.7:
(2pt)

ファン向け

御手洗シリーズファンのための本
御手洗シリーズなんて知らない、読んだけど一冊だけ、というような方はわざわざ読む必要性はないと思う。
ミステリーでもなんでもない内容。
強引なプロット、無茶な動機。
そして何より長い。もう長い。しかも、無駄に長いのだ。

例えば、そう、
―私は石段をのぼった。
普通の小説ならこの一行で済むところを、この小説の場合には、
―私は石段を一段のぼった。足を止める。俯く。段差の境に生した苔を見る。空を仰ぐ・・・
といった具合に、もうとにかく、早く行けよ!と怒鳴りたくなる展開の連続なのだ。
遅々として進まず。引き返し、でもやっぱり進む。でも進んだところでなにも展開しない。

うんざり。そうして読み終えた最後に待っているのは、ファンに向けたオチ。
異邦の騎士 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:異邦の騎士 (講談社文庫)より
406185044X
No.6:
(2pt)

(ネタバレ)こんなトリックを使う人とは思ってなかった(ネタバレ)

本格トリックの大御所だと思ってたので、あまりのトリックの
強引さに驚きました。高評価なのでだいぶ期待していましたが
まさかこんな三流トリックを読まされるとは。作者じゃなきゃ
わかりっこない条件が多すぎる。このトリックでこれだけ評価が
高いなんて、本格トリックの作者として評価されてないんじゃないの。
やってることはほとんど超能力ですよ。

文章自体はそれほどではなく、事件外のパートは退屈だと
占星術の頃から思っていました。それを斜め屋敷の前中盤で
確信しましたが、今作は斜め屋敷に負けず退屈です。特に前半は
全く面白くないです。道中の手記も早くも占星術の二番煎じ感が
あるうえに長過ぎて退屈。間一作しか置かなかったら流石に
バレますよ。それらからやっと開放される終盤では例のトリック
なんで、分厚い本なのに楽しめるところが殆どなかったです。

あとは主人公に主体性がなさすぎて、読んでいてずっともやもや
してました。とにかく思慮が浅くて、外からの情報でばっかり自分の
行動を決めている印象が強く、手のひらの上で踊らされているような
不快感があり、自分の力で解決しようとする快活さがまったく感じ
られませんでした。

動機もいまいち納得できないし、評価が高いと思われる終盤も
トリックのせいで全然頭に入りませんでした。恋愛観も陳腐。
記憶喪失も陳腐。御手洗も前二作よりつまらない気がしました。
異邦の騎士 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:異邦の騎士 (講談社文庫)より
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No.5:
(2pt)

ミステリとして読むと少し・・・

(前書き)
・一般的なニワカ読書家の立場からのレビューになります。
・低評価レビューですので、本作品に思い入れのある方には不愉快な内容かもしれません。
 あらかじめご了承ください。

(未読の方向けレビュー:あからさまなネタバレなし)
 『占星術殺人事件』で有名な島田荘司氏の処女作(デビュー作ではないらしい)。著者の代表作である御手洗潔シリーズの、作中の時系列でいえば最初の事件であり、『占星術~』と『斜め屋敷の犯罪』に次いで人気がある作品ということで、私もこの流れで3番目に読みました。
未読向けのレビューでは、具体的な話の内容には触れませんが、差支えない程度で本書の特徴を抽出すると…

・記憶喪失の男が主人公の1人称小説。
・設定が昭和53年であり、現代の感覚とはズレているところが多少ある(トリックの本質にはそこまで関係ないが)。
・終盤のどんでん返しはあるが、推理で見抜くのは難しい(というか主人公が記憶喪失の男なので証拠等があまり拾えない)ため、著者にうまいこと騙されたい人向け。見破ってやると思ってミステリを読む人には向かない。
・中盤でやや胸糞展開あり。ただ、最後まで読めば読後感は悪い小説ではない(これ以上言っちゃうとアレなので…)。

 総合的な私的評価としては、御手洗シリーズが好きなら押さえておくべき作品だが、そうでない人には、気が向いたら読んでみてはという程度ですかね(島田荘司ファンには申し訳ないですが)。低評価の理由の一つは、登場人物の考え方等も含めて、時代的な古さが拭えないということ。もう一つの理由は既読向けレビューにて触れます。

!注意!以下ネタバレ含みます。

(既読の方向けレビュー:ネタバレあり)
 記憶喪失が物語の重要なファクターであることは序盤で明らかなため、記憶絡みで何らかの大きな仕掛けがあることは覚悟して読みました。とすると、物語中盤で出てくる日記等のテキストは怪しいなと思って読むことになり、主人公の真性な記憶は別にあるという推定は割と簡単に思い浮かびます(この点は、同じように読まれた方も多いと思います)。ただ、物語の真の全体像までは推理しきれないので、割と最後まで飽きずに読むことはできました。
 ただ、個人的にはそこまで感動する内容ではなかったです。やはり記憶喪失という設定が作者に有利に作りこまれ過ぎていて、ミステリとして読むと微妙という感じが否めませんでした。なので、ミステリというジャンルで捉えるよりは、一つのロマンスとして読む方が適しているかもしれません。
 実際、物語中盤の主人公の過去(創作)は、読んでいてかなり胸糞悪くなったので(ということは「真犯人」の、そして著者の罠にまんまと嵌っている証拠ですが)、主人公の感情に共感して憤ったり、悲しんだりする読み方ができれば、そこそこに楽しめる小説であるとは思います。しかし、繰り返しになりますが、ミステリという枠で捉えると、記憶喪失という要素が、作品全体にとってご都合主義的に働きすぎているという印象は否めません。

 以上のように、物語全体のトリック、仕組みがあまり私個人の好みには合わなかったというのが、低評価のもう一つの理由となります。そのため、御手洗潔の最初の事件、そしてワトスン役である石岡との出会いという、本シリーズにおける重要な作品という事情を加味しなければ、作品としてのおすすめ度は低いという結論です。
異邦の騎士 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:異邦の騎士 (講談社文庫)より
406185044X
No.4:
(2pt)

無駄な描写が多い

とにかく導入部が長過ぎる。
私見だが、話の本筋や、引き込まれる部分だけ抜粋すれば100ページ程度で纏められると思われる。
ダラダラと長い導入部と、現実なのか人物の夢想なのか良く分からない取り留めのない描写を無駄に冗長しているので、漸く話の本題に入った時は「え?ここから始まりゃいいじゃん」という印象を持った。
ただ、話の着想としては面白いと思う。
他のレビュアーの方も書かれているが、記憶の改竄ってこんな事で出来るの?というぐらいだいぶ強引過ぎるきらいはあるけれど。
まぁ、良過ぎるぐらいに人が良い被害者の人格だからこそ為しえたトンデモストーリーに仕上がっています。
異邦の騎士 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:異邦の騎士 (講談社文庫)より
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No.3:
(1pt)

自閉症の意味

間違っています。
部屋にこもりっきり=自閉症 違います。
改訂完全版ならば直してください。
出版社も気づかないのでしょうか。
知らないくせに表現として使わないでください。
自閉症と関わる身として腹がたちました。
異邦の騎士 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:異邦の騎士 (講談社文庫)より
406185044X
No.2:
(2pt)

ミステリ的にはお粗末〜石岡と良子の愛の物語として読むしかあるまい

一時的記憶障害に陥って窮地に立った石岡が偶然に御手洗と邂逅すると言う、二人の出会いのエピソードを描いた作品。石岡ファンには嬉しい企画だろう。
ミステリ的ポイントは、石岡の記憶障害の原因解明と、石岡の覚醒時から石岡に寄り添い、同棲までする様になった良子と言う女の素性だろう。素直に読めば、良子は石岡の記憶障害に係わっている様に見える。そんな事は夢にも思わず、良子との生活を心から楽しむ石岡。石岡は御手洗同様、自分以外の世界を「異邦」と感じている。石岡は良子が提示する石岡の免許書にある住所を訪ねるが、その場所には妻千賀子と幼子の思い出があった。そして、自殺した妻が残した無残な日記とそれに続く自身の日記に依って石岡の記憶が甦る...。
ここまでが導入部だが、既に全体の2/3を過ぎている。日記や甦ったと感じる石岡の記憶は偽であろうから、ここからどのような論理の飛躍があるか見ものである。日記は兎も角、記憶の改竄と言うものは可能なのだろうか ?
結末を読んで、記憶の改竄の部分は相変わらず強引だなぁ、と感じた。この程度の仕掛けで人間が記憶の錯誤を起こすものだろうか ? また、犯人側も人間の記憶の錯誤と言う全く信頼性を欠くものに望みを託し、このような仕掛けを施すとは余りに現実味に欠ける。徒労に終る可能性が強く、それなら自分達で直接手を下した方が手っ取り早い。ミステリ的にはお粗末で、石岡と御手洗の出会い、そして石岡と良子の愛の物語として読むしかあるまい。
異邦の騎士 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:異邦の騎士 (講談社文庫)より
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No.1:
(2pt)

御手洗潔の憂鬱

原因不明の完全な記憶喪失で狼狽する主人公の青年は、目の前に突如表れた少女と恋仲になり同棲生活を始める。彼女との新天地での細やかな幸福に、次第に打ち解けて希望を見いだしていく男。しかし、次第に失われた過去への恐怖で彼は煩悶し、遂にノートに封印されていた己の禁断の過去を知ってしまうに至る。 著者はミステリではないと語っているが、額面通りに受けとるべきか否か躊躇してしまう。というのは、本作がれっきとしたミステリの体裁であり、かつミステリと呼ぶにはあまりに著者の辻褄合わせに過ぎる事の運びに落胆して、である。 主人公の前に次々と都合よく現れる味方達、わざわざ敵の術中に嵌まるような事を繰り返す魯鈍な主人公、そして、明かされる陰謀の偶然の産物としか言い様のない全容。何から何までが不自然過ぎて、文章を追い、新たな展開に遭遇するたび、気落ちするの繰り返しだ。 指摘すべきはやはりセンスの問題ではないか。厳密には、センスの良さを活かせないセンスの悪さ、とすべきか。安アパートやジャズ喫茶など、風景描写は快調だ。颯爽と騎士のように現れ石岡を救う御手洗潔も粋なことこの上ない。だが、高い頭脳を持つという犯人が、わざわざあんな凝った仕掛けを仕組まなければいけなかった必要性が皆目わからない。大体がたったの三人であんな大芝居をうつのは不可能というものだろう。 石岡と御手洗の出逢いを描いた青春小説としてみれば上出来だろうが、ミステリとしては甚だ弱い。興味深いシチュエーションとミステリ史に名を残すであろう名探偵が拙速なストーリーテリングで無駄死にを余儀なくされたのは、何とも惜しい限りだ。
異邦の騎士 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:異邦の騎士 (講談社文庫)より
406185044X

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