■スポンサードリンク


メビウス・レター



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
メビウス・レター
メビウス・レター (講談社文庫)

メビウス・レターの評価: 3.42/5点 レビュー 12件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.42pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(3pt)

意外な犯人にしたいがためのストーリー仕立てでは……

過去から届く手紙と級友の市の謎を探っていくというところから、夢中で読み進めたが、本当に最後の部分で、あまりにあっけないというか支離滅裂な展開にものすごく肩透かしをくらった気分だった。たぶん、この意外な犯人にしたいがためにこのようなストーリー設定になったように思えた。

ほかの方も書かれていたけれど、その殺し方とかなぜそうなったという部分が書き切れていないとおもう。また、普通の人が(普通ではなかったのかもしれないが)、お金のために人を現実に何人も殺すだろうか。一人はむごたらしい方法で。

途中までのキミへの問いかけをする手紙の作者と登場人物を混同して、犯人がわからなくなってしまう書き方に秀逸した部分はあると思うのだが、突き詰めて考えていくとこれは要らないのでは?とか、こんなことばれても問題ないのでは?などとつじつまのあわないことが出てきて、結末は正直つまらなかった。

切り口が斬新だけだけに少々残念。
メビウス・レターAmazon書評・レビュー:メビウス・レターより
4062089866
No.11:
(5pt)

叙述トリックに殉じた作品

鮎川賞作家の北森氏の異色の叙述トリック系ミステリー作品。
主人公の周囲での不可思議な出来事と謎の人物からの手紙が絡んだあっと驚く事件の真相が落ちとなるプロット重視の完全トリック先行型作品。
なので、本作のレビューにあるような、動機が不自然とかリアリティがないなどという意見を抱くのはそもそも叙述トリック系の作品を読む心構えとしておかしいのである。
描写が卑怯とか、そもそも叙述トリック作品で、読者を騙そうとするなんておかしいという感想を抱く方がおかしいのである。
レビューでは何故かあまり評価が高くないが、もちろん非常によく出来た作品であるのは保障する。
後半でなんとなく主人公の正体が予想着いたところでさらにひっくり返すのが見事である。
その結果現実味がなくなろうが、そんなことはどうでもいい。騙されたらそれでいいのである。
メビウス・レターAmazon書評・レビュー:メビウス・レターより
4062089866
No.10:
(3pt)

いまいち

どうも小手先の小ネタばかり先立っている印象を受けた
あれこれ仕掛けを作るのもいいが、本題とは無関係な隣家のキチガイ夫婦を中心に
空回りしていた
もう少し分量を減らしてすっきりした話ならば、個人的にはもっと楽しめたかもしれない
メビウス・レターAmazon書評・レビュー:メビウス・レターより
4062089866
No.9:
(4pt)

トリックに騙される快感。

北森さんの小説は登場人物が暖かいのと、トリッキーなところが大好きです。

この話は、

・過去に、ある高校で起きた焼身自殺と、男子高校生の殺害事件。

 それを解明しようとする≪僕≫。

・阿坂龍一郎という作家のまわりで起こる編集者の殺害、連続放火、近所の主婦によるストーカー行為。

という二つの事件を軸に物語は展開します。

いろいろな事件や人が複雑に絡み合って、最終的に予想も出来なかった結末。



でも犯人の動機、何故そこまでして彼に近づかなければならなかったのかが、

いまいち腑に落ちないので、ちょっとラストがすっきりとはいかない感じでした。
メビウス・レターAmazon書評・レビュー:メビウス・レターより
4062089866
No.8:
(4pt)

まあ普通に

読む人が限られるだろうなーという作品(・д・)

好き嫌いはっきり分かれそう…(・∀・)

ぼくはまあ普通におもしろく読めました(・ー・)

でも北森氏の作品だったら他のが好きかも(・ω・)
メビウス・レターAmazon書評・レビュー:メビウス・レターより
4062089866
No.7:
(3pt)

こりすぎ

プロットを懲りすぎていて、どうしてこの展開?と言う場面もある。
映像化には無理があるかもしれないけれども、おもしろさは認める作品だと思う。
メビウス・レターAmazon書評・レビュー:メビウス・レターより
4062089866
No.6:
(4pt)

上手い

映像化は不可能でしょう
話が複雑に絡み合ってるため、こんがらがってしまいそうになったが面白い。
「小説を読む楽しさ」を体現している作品。
メビウス・レターAmazon書評・レビュー:メビウス・レターより
4062089866
No.5:
(3pt)

誰?

1998年に出た単行本の文庫化。
 著者のデビュー第2作として刊行されるはずで、ゲラ刷りまで行ったところで発売中止になったといういわくつきの作品。北森ファンが固定化されてきたところで、なんとか陽の目を浴びることになった。
 幾層にも及ぶトリックが凄い。逆転の逆転で、結末にはあっと言わされる。人物や時間がバラバラに語られており、誰がどの人物に当たるのか、この事件はいつ起こったのかというのがポイントになっている。良く練り込まれた作品だ。
 しかし、一方で物足りない点が残るのも事実。ラストにがっかりするというか。悪い意味でだまされていたような気持ちになってしまう。
 北森作品に特有の緊張感、凄惨なストーリーは期待通り。
メビウス・レターAmazon書評・レビュー:メビウス・レターより
4062089866
No.4:
(1pt)

こんなのあり?

一人称で[僕」は男!
と、勘違いするのは読者の勝手です。
作者はいくらでもで誤魔化しがきるよね。
女性と思える名前の男性、男性と思える女性。
いくらでも読者を勘違いさせるように導ける。

私は、この作者の作品を二度と購入しないことを決めました。

評価にマイナスがないのが残念!。(あれば、マイナス5です)
自己評価では、過去最低、例え古本で10円でも買ったとしても無駄。
赤川次郎よりも、価値のない本です。



メビウス・レターAmazon書評・レビュー:メビウス・レターより
4062089866
No.3:
(5pt)

普通に面白かった。

面白かった。良く考えたら「在り得ないだろ」と思う点も多々あったが、文章構成も設定もしっかりしていて読んでて飽きなかった。
関係ないような事柄の糸が、絡まりあっていくような恐怖はゾクゾクした。
「必要ないだろ」と思える登場人物もいたが、案外あっさりしていて読み易いです。個人的にはかなりお気に入りなので星5つ。
メビウス・レターAmazon書評・レビュー:メビウス・レターより
4062089866
No.2:
(3pt)

驚きに至るミステリ。

作家のもとに届く、何通もの差出人のわからない手紙。手紙は、過去のある殺人事件の真相を追う過程を綴ったもの。手紙の送り主は誰か、そして意図は。過去の事件に、現在進行形の事件が絡み合い、驚くべき真相を作り出している。緻密に構成され、言葉を選んで描かれた物語は、真相に至ったときの驚きを生み出している。ほんとうに緻密な構成で、読み手側も丁寧に読み進みたいかも知れない。ただ、その構成の妙味などが先立ってしまい、物語性が乏しく感じてしまう感もある。確かに、驚愕のミステリ。記述にも、構成にもそつが無い。でもなぁ…
メビウス・レターAmazon書評・レビュー:メビウス・レターより
4062089866
No.1:
(3pt)

ちょっと不完全燃焼の結末

「すべてがひっくり返る驚愕の結末とは」という言葉に惹かれて買ったのですが、うーん、確かにひっくり返ってはいるんですけれど、犯人はどうしてその人を殺さなければならなかったのか、どのようにして殺したのか、というようなことが描ききれておらず、読んだあとに何の感情も湧いてこないというか、あまりにあっけない結末に「え、それで終わり!?」と少し物足りない気がしました。北森氏の作品の魅力は、その場の空気やにおいまで感じ取れるようなうまい文章、登場人物の魅力的なキャラクターにあると思っています。『花の下にて春死なむ』の工藤哲也とか『凶笑面』の蓮丈那智とか。今回のストーリーの性質上、あまり主人公について詳しく書くこともできなかったのでしょうが、なんだかぼやけたまま最後まで来てしまった、という感じが否めない。過去から届く手紙の主の意図は?なぜ阿坂龍一郎あてに届くのか?男子高校生は本当に自殺だったのか?などの謎は幾分おもしろかったものの、”傑作”というには程遠いできではないかなあと思います。
メビウス・レター (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:メビウス・レター (講談社文庫)より
4062730928

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!