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迷路館の殺人
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迷路館の殺人の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全131件 81~100 5/7ページ
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| 「迷路館」というだけあって、建物内の迷路の複雑さが想像を掻き立てられ楽しく読ませて頂きました。 例の名前にはやられたという感じです。 ただ、その分「え〜…そーゆー手でくるの〜…(-3-)」 と少し拍子抜けしたというか、その手は簡単に使えるからこそ使っちゃいけないんじゃあ…と思ったりもして(--;) | ||||
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| "新本格"ファンを自認する人ではなく、これより前の作品を読んでいない人は、やめておいた方が良い気がする。ま、たとえ読んでいたとしても「そこまで求めるか?」と言いたくなる作品だと思う。 まず、この小説に関する感想は書きづらい。何かを書けば、即ネタバレにつながりかねないからだ。 しかし一番に思ったのは「叙述トリックも、やりすぎるとペテンになる」という事。 叙述トリックは元々読者を騙すペテンの要素を持っていると思う。しかしここ一番で効かせれば、心地よい騙しとして響くものだ。しかしこの作品には、その心地よさがない。嫌な言い方をすれば、詐欺が後で被害者や捜査当局に追求されないよう、巧みに作成した契約書のようなイメージを持ってしまう。 特にプロローグとエピローグに関しては、読者、特に前シリーズを読んでいない読者に十分な情報を与えない前提で書かれていて、とても納得が出来るものではない。 たとえば、シマウマしか縞のある動物を知らない者に「体に縞のある動物は何だ?」とクイズを出し、答えは虎と言うようなものに近いと思う。 読者が十分に気づく余地があるのに、気づかせない所が叙述トリックの「腕前」なのではないか。ショートショートならば、それでもいいのかもしれないが、延々と読まされた挙げ句にこれでは爽快感のかけらもない。 では以下、具体的に。 ○ 館シリーズおなじみとはいえ、「"アレ"と"アレ"があれば、何でもアリか?」と思わせる。 ○ 十角館、水車館に続き、真犯人が大量殺人をする動機が弱い。 ○ 犯人と思われていた人物が、なぜ真犯人の思惑通りに動いたのか、起きている事を理解しなかったのかが明確には描かれていない。確かに一連の流れや設定からすると、そうならなかった事も理解出来なくはないのだが、ある意味一番の肝なので、しっかり描いて欲しかった。その犯人と思われていた人物の性格からすると、途中で気づくチャンスはあったと思われるのだから。 ○ ラストは精神的に納得のいく人といかない人が出ると思う。十角館では、真の解決を示唆するような最後であったが、こちらはそれすら無いに等しい。別にメデタシ、メデタシで終わる必要はないのだけれど、真犯人の動機、被害者達の殺された理由などを考えると、私としては疑問符がつく。 以上、前述したようにあまり書くとネタバレになってしまうので、ここら辺でやめておく。最後まで読ませる文章力は流石なので、☆三つ。 | ||||
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| まんまと、そして気持ちよく嵌められた。 エピローグまで、終始「こんなに簡単でいいのかなぁ」 と不安になるくらい予想通りに進んでた。 そこで、「笑わない数学者」で最終的にまんまと騙されたことを思い出して、 きっと何かあるはず…と。 そしたら、エピローグでやられました。 あんなラストまでは思い当たりません。 あの人に関する記述がやけにボンヤリしてるなぁとは感じたけども。 とにかく脱帽です。 | ||||
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| もう、完璧にやられました。めちゃめちゃ楽しかったです。 私は今、順番に綾辻先生の館シリーズを読み始めたばかりですが、読み終わってからのやられた感は十角館、水車館の中では一番だと言っても過言ではないと思います。 では、この作品を楽しむにはどうすれば良いのかと言えば、ほかの方が書かれているようにまずは「十角館の殺人」→「水車館」を読む必要があると思います。 私はこの2つの作品は本作を読むにあたってのヒントとなっているせいなのか、この2つの作品の関係からいろいろと考えながら本作を読むのは楽しかったです。 この2作品を読まずに初見で本作を読んでも面白いだろうとは思いますが、本作で出てくる事件の背景やらがまったくわからないので、置いてけぼりをくらうかもしれません。 本当はもっと内容部分に触れてレビューをしたいのですが、いろいろと書いてしまうとボロが出て面白くなくなると思いますので、内容については差し控えます。それに、何も先入観なしで読むと本当に面白い作品だと思いますし。 この今の私の「やられたぁ〜。でも、この感じが楽しい」という気持ちを体験してもらいたいなと思います。 | ||||
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| トリックについては、色々なアイデアがてんこ盛りです。 とはいえ、密室トリックについては「これがありなら、何でもありでしょ」という解明なので、いささかがっかりです。 また、時代の流れで古びてしまった(今の人には分かりにくい)トリックもあり、分かりやすさを損ねてしまっている点も残念です。 また物語を通してのメインの仕掛けも、(裏づけは取っていませんが)本書より後から出版された作品で似たような手を使われていたので、出版当時ならいざ知らず、今読むと残念ながら衝撃度が下がってしまいます。 枚数や締め切りの制限からか、全体を通して一つ一つのアイデアを生かす叙述が表層的で、1.5倍くらいのボリュームで時間をかけて書いたらもっと良くなったのでは?という気がします。 とはいえ、サービス精神に富んだ作品で、新本格といわれる作家の特長が出ている読みやすい本を探している人にはお勧めできるでしょう。 | ||||
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| この人は『騙し』のテクニックがとにかくうまい。今回も根底から覆された。頭の中の既成概念が崩壊する。文章的な面での『騙し』のみならず、心理的な盲点も突いた『騙し』に脱帽。まあズルいっちゃズルいんだけど(笑)、無理矢理ではないし、矛盾もないから私は反則とは思わない。私は血痕の件では『あれの可能性が残ってるじゃないか』と思ったんだが、触れられず話は進み、最後の最後でその線が出てきてニヤリ、しかし該当者がいない…と思いきや!?やられたぁ…。最後の最後、もう一つの『騙し』もユーモアがあって読後感を爽やかにしている。 読みやすくてお勧めの作品。 | ||||
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| 読んでいて半ばには だいたい犯人と言うかからくりが わかってきます。 しかし一筋縄ではいかない綾辻さんですから エピローグで騙されいてしまいました。 この作品の後の著作を先に読んでしまっていたにも かかわらずです! さすがです。 | ||||
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| 綾辻作品「館シリーズ」1作目から読み始め、今作の迷路館まで読み終えました。 この作品は、小説の中に小説が書かれています。 推理小説界の老大家の還暦のパーティに招待された8人が、そこで奇妙な連続殺人に遭遇します。 そして、そこから生き残った「ある人物」により推理小説的再現として作中で その事件の顛末が書かれる事になります。 プロローグにてその小説を読み始める場面から始まるのですが、その構成が実にワクワクさせられます。 終盤まで読み終え、なんとなく内容的に期待を裏切られたかな..と思った矢先、見事に驚かされます! 確かに前情報など仕入れない方が素直に驚けるかもしれません。私は素直に驚けました。 | ||||
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| 完全看破とまではいかないものの大まかなトリックの全体像や犯人の想像がついてしまい、「あれ?なんか拍子抜け…」と思っていたら最後のどんでん返しにやられた。落とし穴の底にまた落とし穴、という感じ。 綾辻行人の本を読むのは『十角館の殺人』『水車館の殺人』『フリークス』に続いてこれが4冊目。最初は叙述トリックがちょっとくどいかも…と感じたけど、読めば読むほど癖になる。もう綾辻行人ワールドから抜け出せない。 ただ一般受けするか、と言われると難しい気がする。どれも後味は良いとは言いにくいラストだし、前述の叙述トリックの重ね技を面白いと取るかしつこいと取るかでも判断が分かれると思う。 そんな部分を含めて個人的には星5つだけど、万人には勧められないという点で1つマイナス。 | ||||
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| 私は探偵小説のファンというわけではない。偶然に著者の処女作「十角館の殺人」を 手にとる機会があっただけである。そしてハマってしまっただけだし、あまりに面白い ものだからとうとう三作目の本作品も読んでしまっただけである。そしてやっぱりこれも 大変に面白かったのである。ハズレのない作家さんに出会えるのは実に幸運である。 読み終わって感じたのは、凝りに凝った作品という印象。建築界の狂気の奇才・中村 青司の用意した今回の舞台は「迷路館」。探偵小説界の大御所作家が弟子の四人を 含んだ八人をパーティに招く。そこで彼らを待っていたのはホストの自裁の事実と驚く べき遺言。封鎖された異空間で見えない犯人による残忍な凶行が次々と彼らを襲う。 "見立て"のトリックと犯人については想像していた通りだったので、満足しつつ読了と なるところだったのに、綾辻センセイは簡単には問屋を下ろしてくれなかった。最後の 最後に痛烈な叙述トリックを用意していたとは。「そんなのアリ?」とあわててさかのぼ ってページを繰ったのは私だけではあるまい。騙される快感を味わいたい向きには是非。 | ||||
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| 私は探偵小説のファンというわけではない。偶然に著者の処女作「十角館の殺人」を 手にとる機会があっただけである。そしてハマってしまっただけだし、あまりに面白い ものだからとうとう三作目の本作品も読んでしまっただけである。そしてやっぱりこれも 大変に面白かったのである。ハズレのない作家さんに出会えるのは実に幸運である。 読み終わって感じたのは、凝りに凝った作品という印象。建築界の狂気の奇才・中村 青司の用意した今回の舞台は「迷路館」。探偵小説界の大御所作家が弟子の四人を 含んだ八人をパーティに招く。そこで彼らを待っていたのはホストの自裁の事実と驚く べき遺言。封鎖された異空間で見えない犯人による残忍な凶行が次々と彼らを襲う。 "見立て"のトリックと犯人については想像していた通りだったので、満足しつつ読了と なるところだったのに、綾辻センセイは簡単には問屋を下ろしてくれなかった。最後の 最後に痛烈な叙述トリックを用意していたとは。「そんなのアリ?」とあわててさかのぼ ってページを繰ったのは私だけではあるまい。騙される快感を味わいたい向きには是非。 | ||||
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| 前作が謎解きという点で比較的にシンプルで簡易な内容だった反動からか、今回は至るところに謎が転がっておりそれを解いてはどんでん返しの繰り返しで、筆者の本気度が伺えます。ミステリとしては前作、前々作を凌いでいます。 ラストの綾辻らしさも見事です。 反面ストーリーがやや強引で置き去りにされた感はあります。そういう意味で「水車館」と対象的な作品です。 | ||||
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| 十角水車と読んできて迷路 なんかどんどん質が落ちてきていると思う | ||||
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| いつも綾辻さんに騙されてしまいますが、珍しく今回は、途中で犯人分かった!と思いました。ですが、その後にどんでん返しで待っていて・・・(それだけで十分)そして、また更にどんでん返しが!「えっ?」って思って、もう一度読み返したら、確かにそうなっていました。まさに言葉のトリックですね。始めの方の幾つかの言葉で、その人がどういう人間なのか自分の中で作り上げていましたから。まさか根本的に覆させられるとは・・・いつも綾辻さんのトリックに気付こうと思って、自分なりに考えますが、毎回性質の違うトリックなので、全然わかりません。でも、全然わからなくても面白いのです。綾辻さんの作品は! | ||||
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| 斬新です!!この手のミステリーは私は初めてです。最後の最後の最後まで完全に騙されましたorz綾辻さんの作品は読んでて本当に楽しいです!!! | ||||
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| 十角館、水車館、そしてこの迷路館を読みました。次に待ち構える人形館も読むつもりです。 三作品を読み終えて感じたことは、”綾辻さんのエネルギー”。 本格ミステリーを愛してやまない綾辻さんのエネルギー・執念・完全性をひしひしと感じてしまいました。 特に本作品。 クライマックスでは、一度右肩をどんと押され、さらにその後両肩をどん!!!と押されて、逆でんぐり返しをさせられてしまった感があります。 すごい。 まず、最初の設定でわくわくします。作中作(本の中に本がある)。迷路館の地図。……絶対大どんでん返しが来る。 ちなみに、まだ前ニ作品を読んでない方は、そちらをまず読むことをお勧めします。 島田潔を知ってください。 私は今までの作品の中では、一番好きかも。 人形館は本当賛否両論ですね。どうなんでしょう。 | ||||
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| 引退した推理作家の大御所の遺産をめぐり、四人の若手作家が地下の館〈迷路館〉に 缶詰めにされ、推理小説の競作をさせられるという稚気溢れる設定。そして、鹿谷門実 なる推理作家の小説を作中作として組みこむという企みに満ちた構成と作者十八番の 叙述トリックによって演出されるどんでん返しなど、本作では、のちの「新本格」作品に 多大な影響を与えた手法の組み合わせが、先駆的に用いられています。 そのため、本作を読めば、「新本格」の騙しのイロハがわかるという教科書的な作品 ともなっています(その他にも、チェスタトンの「折れた剣」を援用した“首切りの論理” や時代を感じさせるワープロによるダイイング・メッセージなどが啓蒙的かつ印象的)。 悪ズレしないうちに本作を読んで、素直に驚けた人は、幸いです。 | ||||
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| 作者も気にしているあの一言で、自分は警戒を解いた。一般的にあの言葉は作中のような場合にほとんど使わないことからすると、ペテン以外の何物でもない。 もし作者が、読者に参ったと言わせたいなら、あんなペテンを使わずに、ストーリーで何かミスリードするような仕掛けを設けるべきだと思う。第一、あそこまで疑われたという時点で、作者は潔く負けを認めるべきだろう。 この作者は読者を騙す=喜ぶと勘違いしてやしないか?程度の悪い「騙し」はペテンでしかなく、読者を憤慨させるだけである。自分が相当なボンクラなのは自覚しているので、騙されるなら気持ち良く騙されたいが、あんなペテンで喜べと言われてもね……。 それでも作者がペテンでない、と言い張るのなら、例えば女に対して「彼」という言葉を使い、彼は明治時代までは女にも使っていた、すなわち女に使っても問題ない、とか言ったら納得するのかね? | ||||
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| かなり衝撃を喰らいました。なんてったって本の中に本。それに事件以外でも綾辻さんはサプライズを用意してくれています。 本格ミステリファンとしては、やはり本格ミステリを読みあさるにあたって必ず読みたいのがこの館シリーズ。とにかく本格ミステリファンにはオススメ。この後の「人形館」「時計館」「黒猫館」「暗黒館」「びっくり館」も楽しみにしていますが、やっぱ次作はハードル上がっちゃいますよね。この衝撃を超えられるか!!こういうので綾辻さんのファンになるかどうかが割れちゃうんだと思っています。 とにかく、まだ読んでいない「人形館」に期待!!です。 | ||||
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| 館シリーズ3作目。 作中作という試みは、面白かったと思います。 でも、「鹿屋 門美」が誰かというトリックは・・・ う〜ん。あまり好きではありません。そこまでして騙す必要があるのかと。 犯人について、大きなどんでん返しがあるのだから、そこまでやるとちょっとくどいのでは?と感じてしまいました。 | ||||
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