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迷路館の殺人
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迷路館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全129件 121~129 7/7ページ
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~さすがは綾辻氏!館シリーズ3弾目ですが、あいかわらず本格派の王道をいってます。「これでどうだ!」という綾辻氏から読者への挑戦状のようなかんじです。これから買おうか迷ってる方!ぜひ、文庫版ではなくノベルズ版をおすすめします。なぜなら、作中作といった手法に、綾辻式遊び心を取り入れた作りになっているのでノベルズ版の方が著者の遊び心に~~付き合えて面白いかも!本格派といったジャンルの好きな方にはお薦めの1冊です。綾辻氏の館シリーズの中でも1番気に入ってます!最後のひとひねり、小さな伏線…最後まで読み終わって、おもわず最初の方を読み返してみる…。そして、「著者にしてやられたー」という感じと、爽快感がありました。(笑)~ | ||||
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作中作という小説作法を極限にまで使った小説。 ただ、その作法の使い方があまりにも極端な為、ミステリーファンはともかく、一般読者には「何だコリャ、これだからミステリーは低俗と言われるんだよ」と一蹴されそう。 トリックのてんこ盛りもどうかと思う。作中作のトリックを比較的小規模にし、読者に「何だ、この程度かよ」と油断させておいて最後のどんでん返しを披露する・・・。という風にしてあったら衝撃もより大きく、完成度も高くなっていただろうが、本作はどんでん返しが多すぎで訳が分からなくなり、衝撃を受けるより「いい加減にしろよ」と思ってしまう。 | ||||
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完全に、読者をそれこそ「迷路」に迷わせるために仕掛けられたプレイランド、という感じがします。劇中劇ならぬ本中本、ですが、これにはしっかり「理由」があるのも作者の技の見せ所。cluesはすべて手の中にありながら、最終的には「これだ」と決め付けられない楽しさ。本当にドバドバ血が流れたり、死人が出たりとちょっと辟易しますが、我々は「ホーンテッド・マンション」に乗り込んでいくかのごとく、作者のリードに快く身を任せるだけでいいのです。安全レバーも忘れずに。 | ||||
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名探偵・島田潔もの。この作品には、プロローグの後に、『迷路館の殺人』という小説が、「扉」「目次」「登場人物紹介」「あとがき」「奥付」まで、本物そっくりに作られて、丸ごと一つ入っている。「内側」の作品は、実際に「迷路館」で起こった殺人事件の「小説風再現」ということになっている。奇妙な形の迷路館に閉じ込められた状態で人がバタバタ死んでいくのは、とてもとても実体験したくはないシチュエーション。図面を見ながら読んでいると、いつしかその世界に夢中になって、「外側」との境を忘れてしまう。だがそこも作者の狙い目だろう。最後の最後まで読んで、「外側」のしょっぱな=冒頭のプロローグをを読み返して、そこでいきなり叙述的なトリックがしかけられていることに気づいて、「しまった!」と思った(”夏風邪”の使い方もうまかった!)。入れ子式という形を最大限に利用しきって、読者の「こんな書き方をしてあったらそう思い込んでしまう」という「思い込み」をとことんまでに利用しつくした作品!全編、叙述によるミスディレクションだらけで、犯人のトリックよりも叙述のトリック(だけ)に惑わされるのは、最後の方で「内側」の小説の読み手が疑問を呈している通り、フェアかどうかはわからないが・・・。読者への挑戦というと作者からの声明が載っているものだが、そういう形式がなくともこれほどまでに見事に読者一人一人と対決している、あるいは、読者自身に、自分の注意力・推理力と戦わせる作品はないのではないだろうか。途中でうすうす、何となくは、何かがおかしいと気づきながらも、それが具体的には難なのかわからず、心地よい自分自身との葛藤が楽しめた、ということで5つ星。 | ||||
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綾辻行人氏の館シリーズ第三弾。 相変わらずクラシカルな雰囲気で、いかにもといった舞台が整えられています。 この作品には全く同じタイトルの作中作があって、その中で殺人事件が起こっていきます。 シリーズ三作目ともなるともうおなじみの事柄が増えてきて、読者を驚かせるのも一苦労だと思うのですが、今回は逆にそれを上手く利用しています。最後の一ひねりには驚かされました。 この館シリーズはそれぞれ違ったタイプのトリックが使われていて、本格ミステリーを読む上でのお手本、教科書のようになっている感じがします。 | ||||
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本を開くと本が出てくるというネバーエンディングストーリーみたいな仕掛けの小説(たとえになっていないが)今回の建物はいくら何でもむちゃくちゃのような気がするが凝った仕掛けには凝った建物でという意気込みが伝わります | ||||
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氏の作品を読むのならこの作品は早めに読むのが良いでしょうベストは「時計館」でしょうがこの「迷路館」もそれに次ぐものがありますその大部分は作中作の仕掛けですがよくできています叙述のトリックに注意しながら読めばこの作品の良さが分かるでしょう | ||||
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作中作で2度おいしいです。一度目は「へー」とだまされ、2度目は「うそ!やっぱり?」と感心してしまう。良く出来ています。ただ、探偵の名前はいかがなものか。もう一ひねり欲しかった。キャラもイマイチ生き生きしていない。トリックはすばらしいが、キャラにもう一歩! | ||||
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十角館、水車館に続く館シリーズ第三作。迷路館に集まった作家たちを襲う悲劇。綾辻さんは館シリーズでは毎回あるモチーフを使っています。本作、迷路館では作中作という凝った仕掛けで読者を幻惑します。館地下におけるシーンを読んでいると、まるで実際に自分がダンジョンRPGゲームをしてそこを歩いているような感覚に襲われます。綾辻行人の力量をまざまざと世に知らしめた一作だといえるでしょう。 | ||||
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