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迷路館の殺人
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迷路館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全129件 101~120 6/7ページ
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一体何度驚かせてくれるんだ!!?と推理ファンとして幸せになるぐらいの衝撃をこの一冊はく れますよ! もう読み始め迷路館の平面図を見ただけでウキウキ気分になるが、地下という設定上の息が 詰まりそうになるぐらいの緊迫感に後半のほどよい加速と頁を捲る手が止められないですね。 色々推理して最後はな〜んだ案外あっけないじゃんと思いきや...凄い構成力だ。。綾辻氏に 拍手パチパチ! 迷路のように入り組んでるのは惨劇の舞台だけじゃなく、本の中に本があり騙し騙され合うよ うな一種皮肉なストーリー展開の事。そして何よりも読み手自身の頭の中。おススメです。 | ||||
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できればこのシリーズは順番に読みたかったんだけど図書館で手に入らなかったので順番は違ってしまった。 でもでもでも いやぁ…順番なんてどうでもいいっっ! とにかくすごい作品でした。 実を言うと、ストーリー半ばぐらいでトリック(?)やら犯人やらは気付いてしまった。 な〜んだ、ちょっと物足りないなぁ…なんて思った私は最後で「おおおっっ!」と唸らされる。 なるほど、そこには気付かなかったなぁ…さすがだわ。 なんて思ったのも束の間最後の最後でまたまたやられてしまった。 一瞬「え?え?どういう意味?」と最後の数ページをもう一度読み直したぐらい。 「作中作」という言葉の意味をこの作品で嫌ってほど思い知らされます。 綾辻氏って本当にすごい☆ | ||||
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「館シリーズ」の第三作。密室化した迷路館に登場人物が集められ、館の亡き主人に操られるかのように、登場人物が現実を模したかのような作中作を書き、それを反映したかのような連続殺人事件も起こると趣向。見かけは立派なのだが、こうした舞台設定になっている場合は、着地点は一つと決まっており、本作もその例外ではなかった。つまり、作者のオリジナリティが全く感じられないのである。 特に酷いのは、作者が女性の「**」をトリックの一つとして扱っている点であり、この品性の下劣さには嫌悪感を覚えた。私はミステリは高等遊戯と考えているので、作中でバラバラ殺人が起ころうが、登場人物の一人が隠れサイコ・キラーであろうが一向に構わないと考えているが、遊戯であればこそ、作者の信条や"品格"が作品に出てしまうのである。トリックに拘る余り、自身の"品格"を貶めてしまっては作者として失格であろう。それでいて、ミステリとしての出来は大した事がないのである。 作者のミステリ作家のしての能力、人間としての品性に大いに疑問を抱かせる作品。 | ||||
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作中作、という試みが大変興味深かったです。 隠し部屋、隠し通路は館シリーズの定番だからよいとして、 ラストのオチ(犯人当て)は「うーん?」派でした。 たしかに盲点ではあるんでしたしラノベとかで使うにはいいんですが、 本格ミステリでやるにはどうかなあという感は正直ありました。 よく出来てるけどちょっと惜しかったので★4つで。 それでも十分に楽しませていただきました。名作だと思います。 | ||||
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良い意味で、裏切りに次ぐ裏切りが続き、 最後の最後まで「やられた!」と言わされる作品でした。 やはり、最終ポイントは、著者「鹿谷門美」は誰? というところですが、私はすっかり騙されてしまいました。 但し、「十角館・・・」から順番に読んでいない読者にとっては、 何の意味もないかもしれませんが。 劇中劇という手法といい、真犯人の意外性といい、 私にとってはシリーズ最高傑作です。 | ||||
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おもしろかったです。 読めばわかりますが本作は二重のどんでん返しがあります。島田探偵も活躍していますしね。 しかし、例の終盤のオチ・・・よっぽど注意してなきゃ絶対○○さんは○○だと解釈してしまうと思うのですが・・・。まあ作者は○○さんが○○だと断定するようなことは書いていないわけですからギリギリセーフなんでしょうがね。まあ○○さんを○○だと思い込んでしまった僕ら読者の負けでしょうかね。 | ||||
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趣向がものすっごく凝らされている本です。 本の中に本が入っており,推理の裏に誰にも気づかれない暴露があり,最後のページまでぎゃふんの仕掛けありで,読後感がとてもよかったです。 ただ,迷路がらみの謎解きには不満に感じるところもあり,途中,読むスピードが低下するのを感じてしまいましたが,お仕舞いまでの流れの中では小さなことです。 とにかく,本の中をさまよう快感のひと時をどうぞ。 | ||||
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本の中に、また本が入ってるという構成が気に入りました。 シシヤカドミの、実質のデビューです。 ここまでは、島田潔でしたけど、師と崇める島田荘司からなんか文句言われたんでしょうか? それとも、ようやくひとり立ちできる、と綾辻自身が思って仕切りなおししたんでしょうか?? 内容も良かったです。 地下にあるってのが、ほかの館と一風変わってるし 込み入ったまさにラビリンスな館というだけで、モルモルンでっす! これもシリーズでは上に来るほどのでした!! | ||||
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事件そのものはなかなかでした。ただ、作中作以外のアノ人物…館シリーズを読んだことのある人にはバレバレじゃないでしょうか?あの部分はいらなかったと思います。 | ||||
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凄い、としか言いようがないです。 作中作、という趣向自体が素晴らしい。 設定はよくあるパターンだけど、其処でひとつ光るものがあるのは、流石綾辻といった感じです。 読んでいくうちに、正に「迷路」に迷い込んだような錯覚を覚えます。 読みやすいし、分かりやすい。 是非読んでみて下さい。 | ||||
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とにかくトリックがすばらしい!! 正直、十角館の殺人をこえることはないだろうと思っていたのですが、 さすが綾辻先生。見事に私の予想を裏切ってくれました(笑) 毎度、絶対にトリックを見破ろうと頑張るのですが、やはり今回も惨敗でした('д`) いくら頭を真っ白にリセットして読み始めたつもりでも、人間はなかなか先入観を捨てられないもんだなぁと、これを読んでしみじみ感じました。 あまり書くとネタばれしそうなので、このくらいにしておきますが、 できれば、これを読む前に、これ以前の“館”シリーズを読んでからにすると さらの楽しめること間違いなしですo(^▽^)o | ||||
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作中作という、非常に凝った作品。 本の中に本があり、目次や登場人物紹介、あとがきまである。 出版社も良くやると言うか、逆に、ここまでやらないと、この作品の 雰囲気が出ないと言うべきかか。 作中作の中で、館に集合した作家達が、自分の書いた小説の通り に殺されていくという、小説自体が迷路のように入り組んだ作品 である。 ただ、作品の中で、作中作の作者がフェア・アンフェアに必要以上 に気を遣うと書いているが、ある人物の記述は、やはり卑怯だという 気がする。 大胆な構成で、最後の最後まで楽しめる、お勧めの作品です。 | ||||
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今回こそは、綾辻さんのトリックに騙されないぞと心に決めたにも関わらず、 あっさり敗退(笑)。 本当に、最初の一ページ目で既に騙されてたんですね…。 だって気付くわけ無いよあんなの(負け惜しみ)!! あの時点で気付く人なんているのかな?いたとしたら探偵の素質があるのではないかしら。 館シリーズの3作品目となる迷路館ですが、やはり「十角館」「水車館」の 順番で読む事をおススメします。その方が面白さ倍増。 もし余裕があれば、「水車館」の後、本作に入る前に、「霧越邸殺人事件」 も読んでみてくださいね。迷路館と密かにリンクしている箇所があるので、 ニヤッとすること間違い無し。 最後の最後まで油断は禁物ですよ!終わったと思っても、 まだまだ全然終わってないのが迷路館なんですからね……。 | ||||
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館シリーズ自体が、もろ本格で、非現実的な設定で謎解きやトリックを純粋に楽しむものだから、よくある舞台設定なのはまるで問題なし。 その手の事を気にするならば社会派ミステリイを読めばいいだけのこと。 作中作(作品の中で登場人物により作品が描かれる)自体はありふれているけれど、装丁にここまで徹底しているのには拍手。 しかも時代を考えると版元にも拍手を惜しまない。 後味の悪さは若干ある、そいつが星一つ分。 でも純粋に面白く楽しめました。 | ||||
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この本を100%楽しむためにはいくつかの条件があります。 1. 著者の作である「十角館の殺人」、「水車館の殺人」を先に読んでいること。 2. 著者の本作以降の「館シリーズ」は読んでいないこと。 3. ここのレビューを読んでいないこと(極めてきわどい内容のものが含まれています)。 1を満たされていない方は是非お読みになって下さい。 2,3については、これらを読むことによって、本作の核心部分ではないのですが、「知ってしまうこと」があります。 このことを「知ってしまう」と、本作の読み方にも少なからず影響が出ます。 (ただし、もし既にそのことを知ってしまったにしろ、おすすめできる作品です。) | ||||
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綾辻さんの『館』シリーズの第3作目。名探偵・島田潔と推理小説の大御所・宮垣葉太郎を始め、推理小説の新人作家さんや評論家さんが、あの狂気の天才『中村青司』の建てた『迷路館』での殺戮の怪事件に巻き込まれる。島田の元に届いた『鹿谷門実』から『迷路館の殺人』と言う名の小説。それは過去に実際に起こった不可解な事件を再現した小説だった。閉じ込められた『迷路館』ではその場に居合わせた人物が1人、2人と何者かによって殺害されていく。今回の殺人犯は一体誰なのか・・・・・・・?『鹿谷門実』とは誰なのか・・・・・・?『綾辻行人』の『迷路館の殺人』の中にある『鹿谷門実』の『迷路館の殺人』『迷路館の殺人』の裏に隠された真実とは一体何なのか?『迷路館の殺人』内にある謎とは一体何なのか?本格的なトリックや推理に、読者自身を騙す叙述トリック・・・・・・・・。最後には逆転に次ぐ逆転の真実。1ページ目を捲った時点で、もしかしたらあなたはその時点で騙されているかの知れません。あなたは『迷路館の殺人』を読み終わったとき、『そうだったのか?』と思わず驚嘆してしまうことでしょう。今、これを読んで『そんな馬鹿な』と思ったそこのあなた・・・・・・・、そんなあなたはもしかしたら、既に騙されているかも・・・・・・・・。まあ、人によって好き嫌いはあるでしょうが、読んで後悔は絶対しません。あなたもゆっくり『綾辻行人』ワールドを楽しんでみてはいかがでしょうか? | ||||
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綾辻さんの「館シリーズ」3作目。本書は、1,2作目で登場したある人物が遭遇した事件を、出版するという形で書かれています。これは、その後の館シリーズでも引っ張られるので、順番に読んでくださいね。ミステリー度は、そこそこ。「十角館」や「水車館」ほどの驚きは無いかもしれません。いや、ありませんでした。ただ、館シリーズを制覇したい方(または結構読みたい方)は外せない一冊であることは確実です。 | ||||
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綾辻行人の3作目。館シリーズの中では、いちばんの面白さだと思います。ワクワクしてページをめくるのももどかしいほどでした。作中作という構成をとっていて、綾辻行人の「迷路館の殺人」の中にもうひとつ、鹿谷門実なる人物の「迷路館の殺人」が存在します。この鹿谷門実とはいったい誰なのか・・・・・・、これも本編のひとつの大きな謎ですが、それにばかり気をとられていては、作者の仕掛けたもうひとつの罠にまんまとひっかかってしまいます。また、その罠のための伏線も随所にちりばめられていて、綾辻さんの本格ミステリーにかける意気込みが伝わってきます。必要以上にフェア・アンフェアにこだわる彼の文章を、じっくりと堪能してほしいです。また、作中作である鹿谷門実の「迷路館の殺人」が最高に面白い。迷路館に集まった推理作家たちと編集者、評論家、そしてなぜか島田潔。館の主は、推理小説界の老大家・宮垣葉太郎。彼の遺言をきっかけに4人の若き推理作家たちがそれぞれ迷路館を舞台にミステリーを書き始めます。そして惨劇が・・・・・・。メインのトリックは、綾辻行人としてはそれほど大きくはありませんが、作品として非常にまとまっているし、途中飽きさせないし、文章もデビューの頃に比べれば格段にこなれてきています。綾辻さんのひとつのエポックメーキングとなった作品であることは間違いなく、人から「綾辻行人の小説を読みたいんだけど、どれを読んだらいい?」と尋ねられたら、私は自信をもって本編をすすめます。 | ||||
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この話に関する予備知識を持たずに読み始めたら、衝撃度はけっこうなものだと思います。ただ、あの名探偵が今回も登場し、これまで同様曰く付きの館が舞台となるので、前作まで読んでおく事を強くおすすめします。内容はといえば、作中作である事が今回の大きな特徴となっています。かなり凝ってます。読後は、いささか食傷気味になってしまう程の凝り様です。でも内容が濃いので、久しぶりに読み返してみても楽しめました。そして問題のどんでん返し。確かにウソは書かれていません。・・・いませんが、どうもスッキリしない印象を持ちました。言ってしまえば「ずるい」というか。けれどこれは、人によるかもしれません。まんまと罠にはまり、真相が示された時には嬉しい衝撃を食らう人もいると思います。何にせよ、綾辻さんの筆致にはいつも感嘆させられます。読み始めて数行で、重厚かつミステリアスな世界へするりと引き込まれていきます。 | ||||
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館シリーズはこの3作目で大きな飛躍を遂げたようです。本作はすごいです。空いた口がふさがらないとはこのことです。この凝りまくった設定。本格が相当好きでなければもちろん書けないし、読む方も本格に対する相当の愛情を要求されます。叙述トリックが苦手な人は本作を決して受け付けないでしょう。本の中に作中作として別の本が入っているという手法は決して今作が初めてではありませんが、ここまで徹底したものは今までになかったと思います。なにしろ目次や奥付までもちゃんと用意されているのですから。さらに、作中作の登場人物たちが推理作家であり、その中で小説を書いたりもするのだからもうわけがわかりません(笑)。そして、彼らの書く小説のストーリー通りに殺人が起きるという、本格ファンなら涎ものの設定です。トリック自体には『十角館』ほどの衝撃はありませんでしたが、話が進んでいく最中のドキドキ感が最高です。読者を驚かせる為の仕掛けの中には殺人事件そのものとは別に関係ないものもあったりするので、そこにがっかりする人もいるかも知れませんが、本格ファンならそれが自分たちに向けられたファン・サービスだと感じられると思います。 | ||||
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