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迷路館の殺人
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迷路館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全129件 1~20 1/7ページ
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「作中作」という枠組みが最後の最後に意味をもつ。館シリーズの中でも個人的に好みな一作です。 次に映像化されるのはこれがいいなと思っています。 | ||||
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まさに神か悪魔か綾辻行人かという作品でした。 | ||||
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綾辻氏の「嘘は言わないけど大事な点を上手く隠して描写する」効果がこの作品でもしっかり練り込まれており、最後の最後で「え~~…」と声が漏れてしまった(笑) ただ、ミステリ初心者の私でも、三作目ともなると「あれはこうではないか?」がたまに当たっていたりして嬉しくなる。 一つだけ。作中作、が大きなテーマになるが、章のタイトルが「○番目の作品」とあると、もうその瞬間から作中作が始まっているのかと錯覚してしまい途中でやっと気づくということがあった。読解下手な私だけかもしれないが、注意。次作も楽しみ。 | ||||
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トリック自体は別になんてことない。 前作前々作と館にギミックがあるのだから今回もあるんだろうなと思っていた。被害者もすぐにわかります。 とにかくシリーズを読んでいない方は1冊目から読んだ方がいいかもしれない。 何が良かったかといえば、読みやすかった所ですかね。 十角館も水車館も登場人物の人となりをすぐ覚えられて、没入しやすかった。 できればもう少し部屋の描写が詳細であればよかった。 真犯人の血に関してはちょっと無理があるかな? 一瞬体勢を崩した程度で絨毯に付着するのはさすがにありえないと思う。 ここまで3作読んで、ミステリというよりミスリードに力入れてるなと感じました。 | ||||
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閉じ込められた館で次々と起こる殺人、誰が犯人なのか、どうやって館から脱出するのか、想像を膨らましながら充分に楽しめました。館シリーズの時代ならではの描写も味わった感じでした。次に読みたいのは……!! | ||||
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この作者にはいつものことかもしれないが、最後のどんでん返しがある。 しかし悲劇的なことに、『あ、そうなの。』というか、『いや、それがどうかした?』といった程度であまり驚けない。というかどうでもいい。 どこかで見たことがあるかと思えば、映画の『名探偵登場』に似ているような気すらしてくる。 『十角館』で『いや、解決されない謎を提起するのはクリスティがもうやった。』と言わせ、『水車館』で『中盤ぐらいで犯人わかるよね。』と言わせた人が、この『迷路館』では『それは謎なの?っていうかわからなすぎてどうでもよすぎる。』という感想を言わしめるあたり。 五日前から手をつけた館シリーズだが、もう追うのをやめようかとも思ってしまう。 | ||||
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館シリーズ中盤までしか読んでないけど、今のところ迷路館が一番好き!犯人は多分この人なんだろうなーと思いつつ、それだと前作とオチが似てるんだよなーと思いつつ、謎解きパートでやっぱそうかーと思ってたら、最後に「え…?」。絶対に読者が驚くようになってるの本当すごい! ミステリのいろんな要素が盛りだくさんで、やり過ぎ感もあるけど、それが贅沢で超楽しかった! | ||||
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「十角館」やこのあとの「時計館」のような驚愕のトリックはないものの、しっかり作りこまれている。登場人物ひとりひとりのキャラがたっており、展開もスピーディーで読んでいて楽しい。大傑作とまではいえないかもしれないが、読んで損はない良作と思う。 | ||||
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こういうミステリー小説には、出会い方(読む順番)があり、その幸不幸もある。 『迷路館の殺人』を読むためには、著者の第1作『十角館の殺人』と『水車館の殺人』は読んで おいた方がいい。読まなくても楽しくことはできるが、読んでおくと理解がスムース。それと著者の 師匠筋にあたる島田荘司の『占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社文庫)』も読んでおいた方がいい。 主人公の島田潔との指名の類似や、女性の怨念など、『占星術』の存在を想定して、これは書かれて いるように思えるから。それと東野圭吾の『ある閉ざされた雪の山荘で』も。建築図面に隠された トリックや、最後に二転三転していく構成は、この2つの小説の親近性を示している。 著者はデビュー作『十角館の殺人』で、日本ミステリー史上に残る傑作をものした。これはほぼ 完璧な作品で、そのトリックになんの予備知識もなくダイレクトにぶつかれた読者は幸福だ。 その後、『水車館』を書くが、これが江戸川乱歩的なダークファンタジー性はあるものの、 謎解き部分で破綻していた。 この手のミステリー小説は、謎解き部分も重要になるが、地の文章のテイスト、水準も気にかかる。 どうしても読む気にならない文章というものもある。その点、東野圭吾作品は、直木賞も受賞した だけあって、リーダビリティーが高い。綾辻作品もその点はクリアしている。 しかし『水車館』と『迷路館』には、トリック部分で納得できないところがあった(『十角館』と 『時計館』にその不満はなかった)。『占星術殺人事件』などはその最たるものだが、”トリックを 描くための小説”になっていて、ミステリーの「本格」ではあっても、「小説としての本格性」に乏しい。 それと犯人の”動機”が書き込まれていないので、事件に深みがなくなっている。 『迷路館』の内容は、「建築家・中村青司」設計の建物で、猟奇的な連続殺人が起きていくというもの。 だが、著者の意図は、むごたらしい殺人事件謎解きの先に、叙述トリックの嵐というような二重三重の 仕掛けを施すことにある(この辺の畳み掛けが、東野の『ある閉ざされた』に近い)。 読み終わった時点では、コミカルで明るい終わり方なので、よくできたエンターテイメント映画を 見終わった時のような爽快さ(騙された快感)があるが、時間経過とともに、これはどうもグレイで、 もしかするとブラックなダメ作品に近いのではないかと思えてくる。 ミステリー小説を書く上で守らなくてはならない基本として、「ヴァン・ダインの二十則」があるが、 それでは、”事件の謎を解く手がかりは、全て明白に記述されていなくてはならない”とあるし、それに 先立って書かれた「ノックスの十戒」では、”探偵は、読者に提示していない手がかりによって解決 してはならない”とされている。 *以下、内容や、ミステリーの核心部分に触れています。 著者は、冒頭から読者をミスリードする。この本の設定では、島田という人物が、自分に送られてきた 本『迷路館の殺人』を読む。そこから物語が始まる。読者は、この島田という人物が、後で出てくる 島田潔だと思って読み進めるが、実はその兄の方というのが、作品を形成する最も大きな枠になっている。 それを作者は、記述の表現上で「島田は」とすることで、苗字の後ろに2人の人物を重ね合わせ、 後にそのすり替えを行なっていく。 残念なのは、全体の鍵となる要素、真犯人の性別について。実際は女性なのに、その氏名を「鮫島智生」 とすることで、男性性を強めている。智実とかにしていれば、まだ灰色にはなったが、智生ではほぼ 完全に男性。 また『迷路館』では、各部屋に大きな鏡(姿見)があり、それが秘密の通路につながる扉になっている というのが最大の謎解きなのだが、部屋にそんなものがあるとは1行も書かれていない。”中村青司の 設計だから、どこかに秘密の通路があるかもしれない”というフレーズは何度か出てくるが、その ほのめかし程度にとどまっている。これではこの小説への信頼度は高くならないし、作家に対する 不信にもつながっていく。 | ||||
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推理小説ならではの隠し味が随所に利いていて、とても楽しめる作品でした。 作品の本線においては、文中の次の記述に代表される虚構感とでもいうか、一体どちらが表でどちらが裏なのか分からない二重構造にくらっと来ましたね。 《ぐらん、と強い眩暈(めまい)に襲われた。現実と虚構──その狭間に、みずからの存在がずるずると引き込まれていくような感覚とともに。》p.257 話の本線とは直接関係ないですが、推理小説マニアである島田 潔(きよし)の趣味や好みにも、「おっ!」と嬉しくなりましたね。 巻末、前川 淳氏の「解説」で紹介されている折り紙の〝悪魔〟であるとか、海外ミステリ作家では殊に〝ジョン・ディクスン・カー〟が好きだと言っているところとか。島田 潔のキャラと、ショーマンシップ精神にあふれたカーの雉気とは、共鳴し合うように感じます。 雉気と言えば、409頁の図に示された仕掛け、からくりには、本当に嬉しくなってしまった。綾辻氏の遊び心に⚪ならぬ二重丸を。 | ||||
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最後まで読んでないのかな?と思われるレビューがあって気になりました。あそこが最後ではないですよ、私もここで終わり!?と思って一瞬本を閉じてしまいそうになりましたが、あとがきにしては残りのページ数が多いし、小説の中の小説を読んでいたことを思い出して残りのページを読みました。 この作品は数十年前のものなので、真新しさを感じない人もいるかもしれませんが、今でも十二分に楽しめる作品だと私は思います。 登場人物が多いけれど、登場人物紹介ページがありますのでなんとかなります。 十角館の次にこちらを読んでしまったので、水車館をこれから読もうと思います。 こういう映像化は難しい作品は、本を開かないと出会えませんね。推理小説好きは押さえておきたいシリーズです。 グロテスクな描写は一部ありますが、さほど酷くはありません。 綾辻行人初心者さんは「十角館の殺人」から読むのをおすすめいたします。おもしろいですよ♪ | ||||
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最後まで犯人が特定出来ないミステリー、読書することに夢中になる小説、を求めていましたが、綾辻先生の「館シリーズ」で、解決しました。 この作品は中でも完璧と言える(最後まで犯人が判らない、ページをめくるのに夢中になる)傑作だと思いました。犯人の動機も理解できます。最後に明かされる、誰が鹿谷門実かは他のシリーズ本によって既に知っていましたので、あまり重要な情報では無かったです。綾辻先生、読書という行動を至福の時間にして頂いて、誠にありがとうございます。 | ||||
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『Yの悲劇』に関係していて、しかも、探偵島田が、それに類した取り計らいを「しなかった」パターンではないか、と思います。そこが、比較してみて微妙な味わいですね。 | ||||
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18きっぷで長旅をしているので、暇つぶしで3冊目まで読みました。 どの作品もトリックはわかりやすく、犯人も大体わかりましたが、今作が1番ひどかった。 これを使ったトリックだろうな、この人が犯人だろうな…は想像のまんまだし、この程度の見立てのトリックにミスリードされること自体、意味がわかんない。二重オチのどんでん返しは「知るわけないだろ」の後出しオンパレード。 そんな理由で人を殺します? 殺さないと思います。 まあそれは十角館?の時も「そんな理由で人を殺すはずないよね?」だったからそういう作者なのかも知れませんが。 一作目はそれでも構成の斬新さなどハッと驚く要素がありましたが、二作目は設定は怪奇なんだけど、最後ちょっとオカルトオチ… で三作目はいよいよ「はい?」って感じになってきました。 するするとすぐ読めるのでそこは良いところだと思うのですが、前作もでしたが謎解き部分が本当につまらない。というか実質存在しない。 あと島田さん? 好きになれないですね。人物の描き方が本当にめんどくさい野次馬。 などなどがやや残念です。 | ||||
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考察したものの、思わぬ角度から騙される爽快さが心地よい読了感。 | ||||
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綾辻行人の館シリーズはどれも面白く今回の迷路館の殺人も期待しています。 じっくり読んでみようと思います。 | ||||
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この作品含め推理が二転三転するパターンがちょっとあからさまだなと 感じることが推理小説読んでて多い印象。 あ、この推理では終わらないなと誰もが思ってしまうあっさりさというか。 トリックは無理があるというか理解はできるが頷けない。 性別に関してどちらでもとれる内容みたいだけど 自分はそんな1文1文に気を遣って読めないんでまあ気付けない笑 小さな小さな点を見つけろっていうトリックより ちゃんと目には見えてるんだけど、錯覚して見逃してしまってるようなトリックが好きですね でも文章も構造も綺麗に纏まってスラスラ読めるし展開も飽きさせないのは流石だなと思います | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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推理小説の大家の私邸で起こる事件にふさわしく、小説の中に複数の小説が現れて複雑に交錯し趣向の面白い作品でした。まずはこれを体験してほしい一作です。そして、展開が読めるようにヒントが散りばめられながら物語が進んでいきますが、実は読者は最終的には衝撃の展開を迎えると思います。この展開は読めない。最後まで読んで衝撃を味わってほしい。こういう映像化の難しい作品は是非普段読書をしない方におすすめしたい一冊です。 メモ 館シリーズ第三作 オススメの方 1.推理小説が好きな方。 2.展開を予想するのが好きな方。 3.謎解きが好きな方。 | ||||
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