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乱歩と千畝 RAMPOとSEMPO
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乱歩と千畝 RAMPOとSEMPOの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.53pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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| 江戸川乱歩と杉原千畝が若い頃に出会って、お互いに成すべきことを成していく。史実として乱歩と千畝に交流があってのかどうかは知らない。お互いがお互いをきっかけにして偉大な功績を残すのは、とても良い巡り合わせたったのだろう。作品としては2人が事を成すサクセスストーリーだが、なぜこの2人なのだろうかというのがよく分からなかった。別の2人でもよかったように思えるが、接点がなさそうな2人だからこその意外性が面白いのかもしれない。個人的に江戸川乱歩や横溝正史の作品は読んだことがあるが、次は松本清張や鮎川哲也にも挑戦したい。 | ||||
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| 江戸川乱歩と杉原千畝の交流があったとしたら…と楽しんで拝読しました 杉原千畝は清廉で江戸川乱歩は憎めなくて…舞台となる時代は暗いですが、作家さんの人物の描き方にひねくれた嫌な感じがゼロです。 あとは鳩山郁子先生の表紙で買い! | ||||
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| 乱歩と千畝のエピソードはフィクションだが、ほぼ史実に基づいた物語。杉原千畝のことがもっと知りたくなって、色々調べながら読みました。 命のビザ発行、外務省職員としての葛藤。クビになっても外務省を悪く言わず、戦後かなり経ってからようやく功績が讃えられるようになっても、当たり前のことをしただけと静かに述べる。 どこまでも謙虚で真っ直ぐな人柄が滲み出る千畝が素晴らしい。乱歩は対照的な自由人で、おかしな言動に呆れたり笑えたり。 何より不穏な時代において妻たちの強さに頭が下がる。 2人の思わぬ出会いから、途中のエピソードまで、最後に感動的に全て回収されるのは流石のミステリ作家としての手腕です。 | ||||
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| この物語のような人生はステキです。相反する2人が深める話にに栄光を! | ||||
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| 江戸川乱歩と杉原千畝。怪奇探偵小説家とユダヤ人救済に尽力した外交官。実際には交流の無かった二人に、もしも交流があったら、という楽しい小説だ。交流場面だけが完全フィクションで、あとはそれぞれの物語が史実に基づいて描かれている。 作者がなぜこの二人を交流させたかと言えば、同時代に生きていたこと、そしてどちらも早稲田中退者だったということだ。早稲田出身の作者による早稲田賛歌物語であるという隠れテーマもあるのだ。 二人の生きざまが、それぞれに個性的で楽しい。そして、読後感が抜群に良い。本当に、二人にそんな交流があればよかったよね、と思える。いや、あったかもしれないよ、とにっこりして人に言いたくなる。 直木賞が一作だけなら難しいが、二作選ばれるなら、本書も受賞だ。 …受賞作なし!そりゃないよ 7/17付記 | ||||
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| 何故⁈乱歩と杉原千畝⁈と、思ったら、同じ高校、大学⁈ということから、膨らませた歴史ミステリです。2人の人生を通して、日本のミステリの歴史が楽しめる志向になっています。乱歩のことは大体わかっているつもりでしたが、この本を読むと、乱歩の戦後のミステリへの渇きが感じられました。今は殆ど簡単に手に入り、読める本ばかりですが… これを読むと、ミステリを通じて、わたしも乱歩先生と繋がっている気がしました。是非ご一読を! | ||||
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| 期待していたより面白い 意外な組み合わせな二人の人生の交差点 一読ください お勧めです | ||||
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| 直木賞ノミネートのニュースが入ったころはたまたま近所の本屋に入荷してなかったのでその前に図書館で乱歩の人生をちょっとだけ予習してから読んだ 杉原千畝のことは全く知らないままだが映画化してるし見てみるか 実際は一度同じ写真に写っただけの二人が親友になっているだけでなく某作のタイトルのつけ方とか某作の覆面のイメージもととか創作だからこその面白さがある | ||||
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| この本にも登場する「平井隆太郎」さんは、のちに某私立大学の地学教授になります。一般教養科目で出席は取らず、試験問題も(地学、という変わりようがない学問だったからかもしれませんが)毎年同じで、学生は代々の先輩から受け継いだ活字のつぶれたコピーを全員が持参していました。そして大学の敷地内に「蔵」のあるご自宅がありました。そんなことを思い出しながら本作を読みました。 推理小説、ミステリと呼ばれる前の「探偵小説」は「不意にうごめく、夜の"夢”」でありその第一人者である江戸川乱歩とビザを発給することでたくさんのユダヤ人の命を救った外交官・杉原千畝がもし交わっていたら、という青春小説です。さらに彼らと取りまくひとびとも単発的ではありますが登場します。古関裕而、広田弘毅、川島芳子、松岡洋右、山田風太郎、松本清張、美空ひばりなどなどが彩りを添えてくれました。 さて「勝手に選考 直木賞」も今回はあと1作を残すところとなりました。全作読了したところであくまで個人的な予想を書きたいと思います。 | ||||
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| ●堅実で忍耐強い生真面目な千畝と、同じ仕事が長続きしない天真爛漫な乱歩が、生涯の友となる偶 然の出会い。真逆なパーソナリティだからこそ築かれた友情。自分にないものを有する友を知ること により、自分という人間を知るのかもしれない。 シリアスな千畝の章に比べ、好き放題にしながらも友の輪が広がってゆく乱歩の部分は、なぜか心 がほのぼのとしてくる。偉大な業績を残した千畝より、自由奔放な乱歩に人が集まってくるのが興味 深い。「・・・、仕事を遺すは中、人を遺すは上」ということか。 横溝正史をはじめ松本清張など多くの探偵小説作家や、おそらく幼少時代の美空ひばりと思われる 人物を登場させたり、乱歩を取り巻く人脈の広さに驚かされる。知恵の輪のように交わる二人の物語 に、より立体的な広がりを加えている。大正から昭和にわたる激動の時代を、二人分体験したような 感動を味わえた。 ともに素晴らしい女性に巡り合ったが、千畝のために身を引いたクラウディアが哀れでならなかっ た。 | ||||
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| 江戸川乱歩と杉原千畝がもう友人であったらという発想に寄りかかったアイデアだけの物語かと思いきや、探偵作家と外交官という対照的な二人の世界が横溝正史や広田弘毅など実在の人物を巻き込み、不思議な共鳴を遂げていき迎える結末は掛け値無しに清々しく感動的。ミステリ・ファンには細部に散りばめられたトリヴィア的なエピソードも愉しい。 | ||||
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| 江戸川乱歩と杉原千畝は愛知五中〜早稲田という経歴が共通しているところから構想・空想がはじまった物語。 千畝の最初の奥さんについてはほとんど語られていない、と作者がXのスペースで語っていました。ありえたかもしれないし、全てがなかったとも言いきれない物語。 断言できることは、グイグイ読めてしまうということ。ドラマ化の話はもう来てるでしょう、きっと。 主人公2人はもちろん、3人の妻も、関わる人も全員が魅力的だった。ハイライトはもちろん千畝のビザ発給だけれども、千畝だけのことではなく、それまでに関わった人たちとも繋がりがあったとは! 乱歩には人間的な魅力以上に不思議な影響力があった。 | ||||
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| 「命のビザ」の方向より うおぉおおー!という小説に 読み手としても書き手としても触発されて 新しい方が沸いてくる熱にわくわくした 密室はごくフツーの設定だと思ってたから 「日本家屋で、密室を?」という概念自体がなかったよ… 現代は容易に密室できるし ↑1点だけでも読んだ価値あった 楽しく読みました | ||||
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| 大正から昭和、戦後までの時代を、江戸川乱歩と杉原千畝という意外な組み合わせで、2人の視点を巧みに絡ませながら描いた力作。千畝の歴史的偉業に至るまでの葛藤とその後の人生。乱歩パートでは当時の出版事情なども描かれ、ミステリー・探偵小説好きな方は必読です!歴史小説風だけどファンタジーでも読んだかのようにじわじわくる不思議な読後感。面白かったです! | ||||
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| 面白かったです | ||||
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