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熟柿



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【この小説が収録されている参考書籍】
熟柿

熟柿の評価: 4.31/5点 レビュー 55件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全44件 41~44 3/3ページ
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No.4:
(5pt)

価値ある一冊

さすがです、正午。
また一つ代表作が加わったと思います。
書くべきことはこれでもかというくらい徹底的に書く、読者に任せるところは必要な分だけ書く。今回も巧みな筆致で引きつけられます。文章のうまさはこれまでどおりです。
内容、構成は「鳩撃」「満欠」とは異なり、「ジャンプ」「身の上話」に近いと感じました。私はこちらの方が好みです。
一読あれ、楽しめます。
熟柿Amazon書評・レビュー:熟柿より
4041146593
No.3:
(5pt)

「熟柿」という言葉そのものの小説

主人公の「かおり」は、大雨の中、泥酔した夫を助手席に乗せて運転し、ふらりと道路に飛び出した老女をはねてしまい、そのまま逃げてしまう。結果、罪を償うこととなり、獄中で夫との子供を出産する。自分の知らないところで大きくなっていく子供の成長をひとめ見たいと思う主人公の、長い流転の物語。
圧倒的で、筆力すごく、うまくいかない不幸のときも、少しばかりの幸運を得るときも、共感満載で読み進めました。
そしてラストの映画のような細かい描写で進む、やりとりがまたすごくて。ここで号泣。
いい作品です。むつかしいストリーの技巧もなく、直球でどんどん読み進められます。
熟柿Amazon書評・レビュー:熟柿より
4041146593
No.2:
(5pt)

会えない我が子に語りかけ、そして罪を背負って生きて。

贖罪の旅路なのか。
当然の報いなのか。
それにしても惨い。
心の声は「我が子に会いたい」と、心苦しく悲しみの物語が続く。
27歳だったあの晩の事件で人の道を踏み外した。
会うことも叶わぬ息子のことを思いつつ仕事に精を出す日々、”熟柿”に至る十数年。
読者の感情が高ぶる時。
熟柿Amazon書評・レビュー:熟柿より
4041146593
No.1:
(5pt)

令和版「『逆』瞼の母」

最近は「輪廻」「転生」をテーマにしたヒンドゥー的な傾向の作品が多かったのですが、さすがにヴェテラン作家だけあって「母と子の情」という直球勝負に徹しました。

葬儀の帰りに警察官の夫が泥酔して助手席で眠る車を運転する身重の母は人を轢いてしまいますが、その場から逃げてしまいます。いつもの「故人」入れ替えか、と思わせておいて、そこから剛速球が投げ込まれていきます。

刑務所で出産した子の将来を思え、という夫の説得で離婚届に判を押し、出所後の流れ旅が始まります。千葉、東京、石和温泉、岐阜、大阪、福岡と前科を知られないように細心の注意を払いながらも子を思う気持ちは日に日に強くなり、唯一の慰めは子どもへの思いをノートに手紙形式で綴ることだけです。

元夫は再婚していますので母子の再会はかないません。おせっかいで気のいい友達親子がはたしてアレンジしてくれて願いが叶うのか、というまっすぐな物語です。もちろんラストは極上でした。
熟柿Amazon書評・レビュー:熟柿より
4041146593

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