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まぐさ桶の犬



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【この小説が収録されている参考書籍】
まぐさ桶の犬 (文春文庫)

まぐさ桶の犬の評価: 4.45/5点 レビュー 11件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.45pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

「コップのなかの嵐」をここまで饒舌に描ききる筆力

名門私立学園の家族、親族による権力闘争に過ぎないのですが、作者は針小棒大、饒舌に書いて長編に仕上げました。完全なハードボイルド探偵小説としての出来は見事です。

1・独白、内省のほとんどすべてに皮肉交じりの毒が含まれています。
2・自分の趣味嗜好を優先する頑固な主人公。
3・とにかく相手には「わざと」嫌われる質問、疑問を投げかけます。
4・肉体的にも精神的にもタフです。
5・都合よく助けてくれる協力者、特にコンプライアンスとか守秘義務をまったく無視している警察官も複数人。
6・命の危険を感じるアクションシーンがあります。
7・対峙する相手は徹底的にわかりやすい悪役です。
8・かといって善人にも影があります。

といったある意味わかりやすい小説でした。この作家の作品は初読なので、多少読みにくさも感じましたが、ファンに愛されるシリーズものであることが実感できました。
まぐさ桶の犬 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:まぐさ桶の犬 (文春文庫)より
4167923416

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