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19号室



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【この小説が収録されている参考書籍】
19号室 (創元推理文庫)

19号室の評価: 4.71/5点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(5pt)

1作目『17の鍵』よりさらによかった

『17の鍵』は十分おもしろかったが、2作目である本作はもっとよかった。シリーズものはたいてい1作目が一番おもしろいのだが、この作者の実力と、それだけ物語の奥が深いということか。久々にかなり満足できた作品。
まず、トム、ジータ、ヨ―、ベネのオリジナルメンバーがいい。ヨーは前巻では微妙だったけど何だか好きになった。ジータの過去との決着は次巻以降もあるのか(あってほしい)。早く3作目、4作目が読みたい。
全般的にテンポよく進行し、ほどよくアクションがあって退屈しない展開。映画化できそうと思っていたら、あとがきによると作者は作家になる前は映像制作の仕事についていたとのこと。読みながらも視覚に訴える描写が見事で「どうりで」と納得できる。

ちなみに本年6月に読んだピーター・スワンソン著『9人はなぜ殺される』と犯人の動機面で若干重なるところがあったが、本作品の方が十分納得できるし数段上だと感じた。
19号室 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:19号室 (創元推理文庫)より
4488229050
No.6:
(4pt)

次作翻訳もたのしみ

多くの謎が一つに繋がっていく、偶然ではない何かに導かれている、トムの父ももしかして⁉︎
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4488229050
No.5:
(5pt)

17とセットでどうぞ!

冷戦時代の暗い部分を扱っているが、文章は疾走感あふれている。
一気に読み進められる。17の不明だった部分も明らかになる。
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4488229050
No.4:
(5pt)

緊迫感あふれるドイツ・ミステリー。

”地獄、それはわたしだ”から始まる「17の鍵」の続編576P。
ベルリン国際映画祭の開会式でおぞましい映像が流れた。
過去の事件と2019年の今、そして前作「17の鍵」の経緯とを結ぶ線上を追うミステリー。
そして、行方不明の妹は生きているのか。
真相はベールに包まれたままに、ハラハラドキドキは4巻まで続く。
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No.3:
(5pt)

(2025-37冊目) あまりの面白さに3日で読み切った

.
 2019年、ベルリン国際映画祭の銀幕にスナッフフィルムが上映される事件が起きる。しかも撮影されている犠牲者はベルリン市長の娘と見られる。ベルリン州刑事局のトム・バビロンと一緒に捜査に当たる臨床心理士のジータ・ヨハンスは、映像内に残された19という数字に衝撃を受ける……。
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 ドイツの作家マルク・ラーベによる4部作のうち『
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No.2:
(4pt)

犯行のパターン。エネルギー?次第に右傾化するこの世界

前作「17の鍵」(2025/1月)から時を置かずに〈刑事トム・バビロン〉シリーズの新作が翻訳されました。
 今回の舞台はまず2019/2月、「ベルリン国際映画祭」の開会式場にて凄惨な"スナッフフィルム"が上映され、そこには若い女性が襲われ、釘によって心臓を一突きされる映像が映し出されていました。果たしてそれは実際の映像なのか?それともフェイク?被害者と思われる女性は映画学校の生徒で、市長の娘だと判明します。怪しい「19」という数字。それを見たアルコール依存症歴のある女性臨床心理士のジータ・ヨハンスは恐れ慄きます。
 主人公はベルリン州刑事局の刑事、トム・バビロンですが、相変わらず失った妹、ヴィオーラの幻影を追いながら、警察捜査の枠を外れてこの事件を追って、追って追いまくります。その源は、彼に纏わる<過去>にあるわけですが、加えて今回は2001年、16歳の頃のジータの忌まわしい<過去>が時折インサートされ2019年のアクチュアルな事件、ジータの過去、そして前作から継続するようにトムの過去がそれぞれローリングしながら絡まり合い、現在の事件が加速度を加えつつよりアグレッシヴな物語へと進展していきます。スリラーですから、これ以上細かく書くことができません。
 マレーネ・ディートリッヒ広場、ポツダム広場、ブランデンブルク門。「ベルリンの壁崩壊」後のベルリン。
 トレーラー風に短いカットを積み重ねれば、「犯行のパターン。エネルギー?」。心理学と物理学。とんでもない情報。破壊される金庫。スナイパーは?失踪する娘たち。暴力的で、個人的な犯行パターン。
 そしてそのストーリー・テリングの肝には、東西ドイツ統一という現代史が横たわっています。遠い極東にいる私たちが知っていることよりも知らなかったことがはるかに多いわけですが、それでも尚幾つかのシーンでは歯を食いしばって彼ら(トムとジータ、ベルリン州刑事局の面々)の道行を見守り続けました。
 前回のレビューで私はいくつかの謎が残されたまま終わりを迎えたと書いたわけですが、本作を読了しても尚全てが解明されたわけではありません。よって、シリーズ残りの2作が速やかに翻訳されますようお祈りしています。
 今を大切に。でも、次第に右傾化するこの世界。百年後の未来もまた世界に「微笑」が残っていますように。
 □「19号室 〈刑事トム・バビロン〉シリーズ」(マルク・ラーベ 創元推理文庫) 2025/3/7。
19号室 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:19号室 (創元推理文庫)より
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No.1:
(5pt)

疾走するベルリンミステリー第二作。

ベルリン州刑事局上級警部トム・バビロンを主人公とする現代ベルリンミステリーの第二作で、1月刊行の第一作『17の鍵』に続く、2ヶ月連続翻訳刊行である。
一、私的感想
◯ベルリン映画祭で、市長の娘の映画学校生徒が刺し殺されるフィルムが上映されるというど派手な事件に始まるのは前作同様、すぐに約20年前の過去に戻るのも前作同様。
◯その後、過去編の激しさに比して、現代編はややゆったり進むが、前作同様に4分の1を過ぎたあたりでエンジンがかかり出す。
◯3分の1を過ぎると、次々と事件が起き、アクション、サスペンスは満開で、バイオレンスもあり、東ドイツ時代からの過去と現在が共鳴し、まさに、「圧倒的面白さ」に読む手が止まらない状態となってくる。
◯前作と違うのは、約20年前の事件が、トム・バイロンの実質的相棒の女性臨床心理士ジータ・ヨハンスが受けた激しい暴行事件で、その過去が現在と共鳴するため、ジータの出番が多く、主役並みの扱いとなっていることである。
◯ジータが過去に再会してメンタル多忙で、トムはアンナと結婚して子持ちのパパ刑事になっているため、本作ではトムの女性関係はほとんど盛り上がらない。その分、トムの友人(?)のベネが頑張ってくれる。
◯本書の特徴はシリーズものであり、かつ続編でもあることで、前作でも出てきた東ドイツ保安省による強制✕✕が本書でも出てくる。東ドイツファンとしては、前作以上に、東ドイツの暗黒面ばかりが出てくるのがちょっとつらいが・・しかたないな。
◯で、ジータとアンナ以外の女性たちは、
☆トムの妹のヴィー(の幽霊??)は、トムが結婚したためか、ちょっと遠慮がちの出演となっているが、重要な局面では出現し、トムに貴重な示唆を与えてくれる。慣れてしまったので、出てこないと淋しい。
☆トムの同僚で、自転車で通勤しているらしい(前作316頁)若手女性刑事ニコレ・ヴァイアータールは、前作での登場は少なかったが、今回では出番が多く、感受性、観察力、咄嗟の場合の判断力の鋭さを見せてくれる。次作ではどうなるか、楽しみ。
☆中盤で性シーンとともに登場する女性DJジゼルと、おとなしい(?)妹のビーネも魅力的。次作では出てくれるだろうか?
二、私的結論
◯第三作も、ぜひぜひ読みたい。
19号室 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:19号室 (創元推理文庫)より
4488229050

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