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占星術殺人事件
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【この小説が収録されている参考書籍】
占星術殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全156件 101~120 6/8ページ
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初めて読みましたがアタリでした。 驚天動地のトリック、破天荒なキャラクター、さすが絶賛されているだけあって面白いです。 ただやはり昔の本だからか、個人的にやや間延びしたシーンが多かったように思いますので、☆4で。 | ||||
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確かに冗漫で退屈な部分も…だけど読者が生涯忘れない大トリックを考えついた点に賞賛を惜しまない。この作品と、斜め屋敷の犯罪はその意味でやはり双璧だろう。探偵も魅力的だし、新本格の原点でもあるこの小説の功績は計り知れない! | ||||
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面白ろかったぁーでも若干冗長な部分も多く(筆者はフェアーを主張したいためか)、途中で辟易してしまった。 完全犯罪になりえたのは運とその物語時代であったからであろう。 死体の処理の手の込みようからすぐに犯人は特定できた。 やはり動機が薄いか…まぁ筆者は読者へと謎解きをしてもらいたいようであるからそこは、大きなポイントではなかろう。 今の若い人向け(リアルタイムの謎解きをしたい人)には『なく頃に』シリーズの『うみねこのなく頃に』を強くお勧めめしたい。 | ||||
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遅ればせながら、島田荘司デビュー作を読みました。私は吉敷シリーズのファン。御手洗シリーズには少し抵抗があったので今まで読まずにいましたがっ!トリックの面白さや犯人の意外性は思っていた通りで、かなり楽しめました。ただ吉敷シリーズよりは、やや時間をゆっくりかけて読まないと、頭に内容が入ってこず、前のページに戻って「なんだったっけ?」となることがありました。軽い小説を読み慣れている方に特にオススメしたいです。 | ||||
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猿丸幻視行を買ったときに、巻末の選考批評でトリックを知ってしまった。 で読むときは、努めてそれを知らないと言うことにして読んだけど、犯人は簡単だし、知らなかったとしてもトリックはすぐ分かったでしょう。中間もただ饒舌な部分が多い気がする。 乱歩賞の規定を考えれば、多分書き足しているのだと思うが、反対に削った方が良かったのでは? ただトリックはかなり独創的だし、推理小説に対する公私を越えた真摯な態度には敬服するが、物語としては、どこかの孤島で次々に殺されていく姉妹……とか言う方が、だれないし、トリックも見破られにくいと思う。 | ||||
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最初の40P程の事件についての概要を読んでいるうちは、本当にこの本皆さんが言う面白い本なのか?と不安になりながら読み進めた。そこを抜ければもう、うぉー、おもしれー!って一気に読めてしまいます。占星術に対しての知識も不要ですが、占星術に対しての知識が得られるわけでもありません。丁寧に作られた本格推理小説だとおもいました。 | ||||
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画家の梅沢平吉の手記には、六人の娘それぞれから身体の一部を切り取り、 完璧な肉体(「アゾート」)に合成しようというグロテスクな夢想が綴られていた。 六人の娘たちは、平吉の手記通り身体の一部分を切り取られた 状態で殺害され、日本各地てんでばらばらの場所で発見される。 しかし、当の平吉は、この連続殺人が起きる前、丁度二・二六事件の 当日に、自宅の密室状態のアトリエで、死体となって発見されていた。 果たして、犯人は誰なのか? 四十年間、誰も解けなかったこの謎に、御手洗潔が挑む!! 西洋占星術に基づく神秘主義的奇想と、日本全国に及ぶスケールの 大きな連続猟奇殺人という詩美性とインパクトを兼ね備えた本作の謎。 用いられているメイントリックは、人口に膾炙したミステリの警句を発展 させたもので、作中において、ある詐欺の手口と類比的に図解されます。 一週間というタイムリミットのなかで、御手洗は神秘と猟奇のヴェールに覆われたこの トリックをなかなか見抜けず、苦しみますが、タイムアップぎりぎりで直観するやいなや、 ものの数十分のうちに犯人の居場所までつきとめてしまうという離れ業をやってのける 展開が痛快です。 奇想溢れる大胆な犯行と、あまりに世俗的な動機の間に埋めがたいギャップが あるというのも、処女作にして著者の資質がよく表われており、味わい深いです。 | ||||
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本当に悔しい。僕は運が無かったのかもしれないけれど、金田一少年の事件簿の所為でこの作品を存分に十分に堪能できなかった。似たようなトリックが使われていたっていうかもろにそれだったような。できれば脳をいじってその部分を切り取ってもう一回読みたいけど続編を読んだ方が経済的にも肉体的にも安全かなと思ったのでそうします。 | ||||
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一度挫折していました。「電話帳」を読むかのよう、という冒頭の十数頁。 殺された平吉が残したという文章です。 しかしこれが終わってからが御手洗氏の登場。ホームズ批判と俄然面白くなります。 そして二人は、何と京都、大阪・上新庄などへ。 これは関西人にはたまりません。 それはともかく、「電話帳」の頁が終わると、めくるめく御手洗ワールドです。 犯人は・・・!まさに答えがちゃんと読者に示されています。 私はまったく分かりませんでしたが。 | ||||
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日本中が40年間解けなかった奇怪な謎を、奇人だけど実に人間臭くて魅力的な御手洗潔と そんな彼を支える誠実な石岡君が挑む。笑いあり、涙あり?の推理談、冒険談だ。 ラストで明かされる衝撃的なトリックのタネは確かに単純だが、だからこそお、余計びっくら 仰天になっちゃうんですよね。もうたまんない心情になっちゃうね。君もそうなるべきだ。 | ||||
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占星術や人形偏愛という意匠はこらしているも、猟奇殺人としては その特有のオドロンパな感じや、殺された被害者のフェチ志向的な 描写がなんとなくあっさりしてんなーと、読んでる途中は思った。 が、読み終えて納得。なるほど・・・猟奇殺人のある意味パロディ ですらあったんだなーって。そういう意味では、とてもリアリティ に富んだ作品だと思います。こまごました部分を全て最後に回収す るわけでもなく、こまごました中に事件と関係ない部分もあったり なかったりと混迷しているあたりが、実際の事件の様相を感じさせ て、不思議なリアル感を出している。 「京都の寄道」シーンの冗長性は意識したものだと思います。 最後の動機解明のくだりに不満を述べてるレビューもありますが、 私はOK。事件後に経過した「時のフィルター」が動機自体をろ過 している感じがしてとても良かった。 映像化を固辞されているそうだが、これらの繊細なニュアンスを 表現するのは難しいでしょうね。唯の猟奇殺人事件になりそうだし。 猟奇的な意匠が読者(特に女性)の好みを分かつ作品だとは思うが 著者が思わず2度までも読者に挑戦状を出したくなるほどの傑作 であることは間違いなし!但し挑戦状はウザかったので、☆1減。 | ||||
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素晴らしいトリックとは、それを知った時それまで事件にかかっていた謎が一瞬で消え、しかもそのトリックを必ず使わなければいけなかった、というものだと思います。 その点この作品のトリックは最高です。ちまちま糸使ったり時刻表の穴探ししたりする小説にうんざりしていた自分にとって久しぶりにスカッと気分よく騙される本でした。知った後、嬉しくて笑ってしまうぐらいの豪快なトリックを求めている方は是非どうぞ。 | ||||
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名作は名作であらゆるバージョンを購入してしまいますが、まだ未読のかたが羨ましい!といいつつまた購入してしまいますが(笑) | ||||
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本作を書店で見つけ、新本格推理小説という帯に目が行き、パラパラっとページをめくると犯行現場の見取り図が、、、 ワクワク購入後、読み始めてみると、、、 これは、20世紀の横浜、日本人のホームズとワトソンではないか!、しかも読者への挑戦状まで!と感激し夜明かしで読んだものです。 内容についての言及は避けます。 参考になりましたか? | ||||
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御大・島田荘司氏のデビュー作にして、ミステリー界に燦然と輝く大傑作。四の五の御託を並べてもこの作品の真価は伝わりません。とにかく読め、そして驚愕せよ。これ以上書く必要はないと思います。 | ||||
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島田氏の基本とも言える突拍子も無い謎と強引な解決法、 デビュー作にて既にその手法は確立されています。 冒頭文長い・京都観光案内・閃きすぎの御手洗潔など、 文句をつけたい点は結構あるのですが何故かスーっと読めてしまう。 しかし、二度にわたって読者への挑戦状ページを作らなくてもいいとは思いますが (笑) | ||||
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ミステリー史に残る名作と聞いていたので、手に取りました。期待を裏切らない面白さで一気に通読。最初は猟奇的な内容なので若干引き気味で読んでいたのですが、読み進むうちに止まらなくなり、トリックの面白さもさることながら、御手洗潔の人物像に大きな魅力を感じてしまいました。ところどころに、歴史ファン、文学ファン、旅行好きを喜ばせるような箇所も満載で、ミステリーとしてだけでななく読み物としても楽しめます。 敢えて難を言わせていただくならば、1犯人の動機が弱い、2平助のある遺留品(内容とかかわるので書けない)について最後の手紙で明かされる部分には大変な無理がある(私は思わず、それは禁じ手でしょう!と叫びたくなりました)点を挙げておきます。でも、これらを差し引いても十分に楽しめること請け合いです。これから御手洗シリーズを読んでいこうと思いました。 | ||||
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異邦の騎士をもらって読んで、御手洗シリーズにはまってます。 ミステリー初心者なのでなんでしょうが、 奇想天外のトリックにただびっくりするだけでした。 占星術は本作構成上不可欠なんでしょうが、多少難解。 後半の京都の雰囲気はいきたくなってしまいました。 すごい作品なんでしょうが、自分としては異邦の騎士のほうが スピード感があって好きです。 | ||||
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御手洗シリーズの記念すべき第一弾。小説内の時系列としては、異邦の騎士とかのほうが先に来ますが、今から御手洗シリーズを読み始める人なら、発刊順、つまりこれか入るのがおすすめです。 私の場合は、たまたま実家にあった「ハリウッドサーティフィケイト」を読んで、御手洗シリーズにはまったんですが(^^;) 賛否両論あるみたいですが、私はとても楽しめましたし、ミステリー好きな人でまだ未読の方がいればおすすめします。雰囲気も展開も◎。リアリティがないという指摘はありますが、この手の本格物は少々リアリティがなくても、トリックや伏線がフェアであれば楽しめます。まぁ、リアリティとかいいだすと、行く先々で殺人事件(しかもトリックが凝っている)が起こるシリーズものは全部有り得ないですしね :-P | ||||
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ミステリーファンにとって必読の作品であると共に、心ない人間の悪魔的行為によってトリックを知ってしまった人(特に若い世代に多いようである)がいるというある意味悲しい作品。 しかし、トリックを知ってしまったからといって読まないというにはあまりに惜しい作品である。 謎の提示、情景描写、探偵・登場人物の魅力、人間ドラマ等、全て「レベル」が違う。 冒頭の文章が読みにくいのは確かで、そこでつまずく人も少なくないときくが、あれはあくまで作中の手記であって、以降の文章はむしろ読みやすい部類に入る。 トリック知らない人はもちろん、知ってしまった人にも是非読んで欲しい。 そこには”ニセモノ”とは次元の違う”本物”が待っている。 | ||||
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