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死はすぐそばに
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死はすぐそばにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 21~21 2/2ページ
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このシリーズには、常に謎が2つある。それぞれの小説ごとの殺人事件の謎。それと探偵役ホーソーンの正体だ。 本作はまず、ワトスン役のホロヴィッツが最近ホーソーンとの事件が無く、ネタ切れになっているところからはじまる。そこでホロヴィッツは、ホーソーンの過去の事件をネタにして小説化することを思いつく。 もっとも、物語自体はミステリー小説としての書き出しから始まるのだが。 この時点で、★は4つにしようかと思った。 ホーソーンとは実に嫌な奴だ。この探偵役だけが登場する小説ならば、読むのが苦痛になるはず。しかしさにあらず。ワトスン役のホロヴィッツもしっかり小説内に登場する。それも重要な場面で。 シリーズ定番のホーソーン・ホロヴィッツの掛け合いは、この小説でもスリリングに展開されていく。さらにホーソーンの知られざる一面も、次第に明らかになる。 ホロヴィッツの構成力は、まったく天才的と言うしかない。 ・・・まあ、ネタばらしになるとつまらない。ここらへんにしておこう。 この小説を読むと、ミステリーにおける「ワトスン役」というのは、大切な役割を果たしているのだと実感する。奇人変人の探偵をサポートする、読者が感情移入できる常識人としてのワトスン役だ。 漫才のボケとツッコミみたいなものか。 最後に触れておきたいのが、作中でホロヴィッツが日本のミステリーについて言及する箇所がある。そこれでは島田荘司「斜め屋敷の犯罪」、横溝正史「本陣殺人事件」を密室ミステリーの傑作として評価している。自分は島田荘司のは読んだことが無い。 読んでみようかな。 | ||||
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