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アノニム
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アノニムの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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香港を舞台に、オークションにかけられたジャクソン・ポロックの幻の作品をめぐる物語。 盗まれた絵画を救出し、持ち主への返却をミッションとするチーム「アノニム」。彼らはそれぞれの特技を活かし、ポロックの作品をブラックマーケットの顔役に高値で落札させようと画策していた。その真の目的とは…。 オークションのシーンは、なかなかアツい戦いを見せてくれるのだが、謀略小説を読んでいる読者にとっては、拍子抜けの作品だろう。もっとも見るべきは、著者のアート小説の真骨頂のはず!だが、どうにも薄っぺらさが否めない。 並行して語られる難読症の男子高校生との関わりも、疑問がちらほら湧いてきて目が滑りがちになってしまう。香港の学生運動が盛んな頃の、若者たちの生きる力を謳いあげているものの、その後のかの国の状況を見ると、現実とは冷酷なものだと嘆息してしまうのだった。 | ||||
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長編でもないのに、登場人物が多すぎ、その上、日本人は1人と来たら、名前や人となりを覚えるのにつかれる。その為か、着眼点はいいのに、原田マハワールドが出し切れてなく、面白みに欠けたように思う。 | ||||
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ボロックの絵画をテーマにオークションや香港デモなどをうまく織り交ぜ軽快に展開。話もわかりやすくすぐに読める。 | ||||
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登場人物が、本名と仮の名前があって、誰が誰だかわかりにくかった。ましてやカタカナ。歳をとって物覚えも悪いので、頭が混乱しながら読みました。マハさんの本はほとんど読んでいるけど、今まで読んだ本に比べると、今一歩でした。ストーリーはまずまずで、後半は一気読みしました。 | ||||
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ジャクソン・ポロックの幻の傑作と香港の民主化運動運動を舞台にしたアート小説。 『楽園のカンヴァス』など他のアート小説が素晴らしすぎるのもあるけど、本作はちょっと物足りない感じ。アーティストやその関係者達の人間的な物語が少ないのが残念。 | ||||
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原田マハさんの画家シリーズが、ほぼ読んでいます。 アノニムについては、始めの登場人物紹介のように、漫画調の運びです。 ジャクソンポロックの映画を思い出しながら、読んでいしたが、何故か結びつきません。 全てこじつけの感じがしました。マハさん、こんなこと書いてごめんなさい。 読後の感じが、物足りない...再読するか迷っています。(キザな人物描写をもう一度読むのが辛い・・・) | ||||
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原田マハさんのものを続けて読んでいます。 『ジヴェルニーの食卓』『たゆたえども沈まず』『楽園のカンヴァス』『サロメ』『リーチ先生』『暗幕のゲルニカ』などアートが絡むものは著者の独壇場とも言って良い世界だと思いますが、『翼をください』はまあまあ良かったですがそれ以外のものはうまく読ませるもののどうも何か重要なものが置き去りにされているという感じが残ります。 この作品はアートがらみで実在の本物のオークションの世界を垣間見せてくれるのは大変興味深いですが、登場人物が冒頭でイラスト付きで紹介されているのはいいものの、読み終わった印象では奥行きがあまりないなと思えてしまいます。 際立った能力を持った登場人物が集まってチームを構成するという設定はいいのですが、大富豪の世界も庶民にとっては絵空事と思える程ですが、ここで描かれるメンバーの仕事ぶりもどちらかと言えば空々しく感じられてしまいます。 やや厳しい言い方をするなら 'ご都合' で作られているという印象です。 舞台設定は悪くないですが、重要な役割を果たす人物が急に人並みの能力を獲得することやそのきっかけがポロックの作品であるという点もそんな印象です。 彼の作品がすり替え用に使われるという設定ですが、かなり無理があるのではないでしょうか? すぐバレそうでしょう。 なお、P22 に実在の香水が登場します。 「オールドパルファム」とあります。古い香水なのかなと最初は思いましたが、今身につける香水として古いものを選ぶというのはあり得ないでしょう。 「オードパルファム」の誤りです。 出版社にも確認しましたが、単行本の段階でどこからも指摘がなかったのでしょうか? | ||||
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アートがテーマでありながら『楽園のカンヴァス』や『たゆたえども沈まず』の様な緻密な話ではなく『本日はお日柄もよく』的な軽いタッチの小説。読み始めてあまりに都合の良すぎる展開に少し辟易するも「これをオーシャンズ11と思って読めばまぁこれもありか」と思ってからは素直に楽しめた。 しかしながらどこかでピンチに陥りハラハラさせるも最後は…みたいな展開がなく、ゼウスとの関係も曖昧な上、そもそも才能ともかく所詮素人の少年が描いた絵がポロックの贋作として通用するのか?などあまりにディテールが雑すぎるようにも感じた。 ところでこのフォーマットはシリーズ化も意図してるのかな?帯には2017年からエピソード2連載開始予定とあったけど。もしそうなら次作もとりあえず読んでみようとは思う。 | ||||
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久しぶりの美術をテーマにした原田マハさんの作品を読了。ジャクソンポロックという画家を初めての知りましたが、それの作品がオークションで競売にかけられ、それを芸術に情熱を燃やす高校生の贋作とすり替えて奪うというルパン三世みたいな話。どうも、エンターテイメント作品としては興味深く読めましたが、原田マハさん作品のうち美術系の作品と相性が合わないなぁ。 | ||||
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序盤がやけに読み難かった。 キャラを理解する前に「呼び名」が重なりすぎて。ある程度のキャラ掴んでからなら、本名と愛称と役職名と通称混じっても流れで分かるんだけど、人物紹介時点でやられると「めんどくさっ」と思ってしまう…。 …ふと、「いわゆる近代芸術という概念が出来上がった後、ダ・ヴィンチやミケランジェロを超えようとするタイプの人は出ないのかなあ…」と。 超えるのは「ピカソ」なんだなあ。みたいな ポロックも初見の時には「うあっ」と思ったが、後は「また?」みたいな感じが強い。 「あー、今時は『価値』ってのは『思惑』で形成されていくんだな~」とそう読むべきではない方向に読んでしまった感じだった ところで…ゼウスの方に持ってった絵はどうなった訳?と、美術関係者が自ら贋作造り始めたら、それは崩壊の第一歩だ。だった コミックの「ゼロ」みたいだ。が、読後の印象 | ||||
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ジャクソンポロックの未発見の画がオークションに掛けられる! 落札を狙うコレクターと、ひそかにすり替えを企てるアノニムの一味。 香港を舞台に繰り広げられる、虚々実々の駆け引き。 そして、画は誰の手に! ポロックはアートを変えたが、アートは世界を変えるのか !? 著者の思いが込められた一冊ではあるが、やや空回り感がある。 本書にも出てくるピカソの「ゲルニカ」の印象は強烈だが、 1937年の出来ごとだった。 世界を巻き込む戦争に拡大したわずか数年後、広島、長崎に 原爆が落とされた。 それをピカソが描いていたら、それこそ、世界を変えた画になった ことだろう。 | ||||
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