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アノニム
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アノニムの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 21~33 2/2ページ
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いろいろ言いたいことを書いてしまいます。 小説というより、視覚的な何か。美術を目的とした義賊団ではあるが、オー〇ャンズ 8 あたりとかぶる。しかし、しいて言うなら、この小説は子供向けのToyだ。ラノベのような魅力も持っていない。 最初にアノ二ムのメンバーのイラストが描かれていて、読者が頭の中で登場人物を思い描く楽しみが奪われる。 小説としての展開の面白さがなく、登場人物に魅力、個性がない(私には、メンバー間の個性の書き分けにのみ腐心し、読者に分かりやすいステレオタイプとして描いたとし思えない)。 ストーリーは起承転結の転すらない。対立勢力がおどろおどろしく登場するが、その対立勢力にまったく妨害されることさえなく、簡単に目的を達成する。また、最初に登場する香港の高校生の小説内での「使われ方」も予想通りで、そのためラストもやや白けてしまった。 アノ二ムのメンバーの個性は概ね「説明」で済まされ、ストーリー内でなるほど、と納得したり、くすっと笑わせてくれるようなエピソードはない。例えば、美里がなぜ「ミリ」という愛称なのか、最初に説明で済ませてしまった後は、美里の「ミリ」たるエピソードが話の中に登場することはほぼない。 さらに、アノ二ムのメンバーの会話がとてもチープだ。メンバーはそれぞれが美術をはじめとする各界において、世界でもトップクラスの人物たちという設定。しかし、彼らの会話、振る舞いはあまりに貧弱かつ、これまたステレオタイプ。 筆者は本当にこの作品を書き終えて満足したのだろうか? できれば誤解をしていただきたくないのだが、私は少なくとも、何かと難癖をつけるレビュアーではないつもりだ。それは他の本のレビューを読んでいただければご理解いただけると思う。 最近、著者の作品を気に入って何冊も読んでいただけに、この作品はあまりにも残念だ。 | ||||
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アートサスペンス?すらすらと一気に読める。 | ||||
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楽園のカンバスや、MoMAシリーズ、ゲルニカなどに比べると… | ||||
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原田マハさんのものを続けて読んでいます。 『ジヴェルニーの食卓』『たゆたえども沈まず』『楽園のカンヴァス』『サロメ』『リーチ先生』『暗幕のゲルニカ』などアートが絡むものは著者の独壇場とも言って良い世界だと思いますが、『翼をください』はまあまあ良かったですがそれ以外のものはうまく読ませるもののどうも何か重要なものが置き去りにされているという感じが残ります。 この作品はアートがらみで実在の本物のオークションの世界を垣間見せてくれるのは大変興味深いですが、登場人物が冒頭でイラスト付きで紹介されているのはいいものの、読み終わった印象では奥行きがあまりないなと思えてしまいます。 際立った能力を持った登場人物が集まってチームを構成するという設定はいいのですが、大富豪の世界も庶民にとっては絵空事と思える程ですが、ここで描かれるメンバーの仕事ぶりもどちらかと言えば空々しく感じられてしまいます。 やや厳しい言い方をするなら 'ご都合' で作られているという印象です。 舞台設定は悪くないですが、重要な役割を果たす人物が急に人並みの能力を獲得することやそのきっかけがポロックの作品であるという点もそんな印象です。 彼の作品がすり替え用に使われるという設定ですが、かなり無理があるのではないでしょうか? すぐバレそうでしょう。 なお、P22 に実在の香水が登場します。 「オールドパルファム」とあります。古い香水なのかなと最初は思いましたが、今身につける香水として古いものを選ぶというのはあり得ないでしょう。 「オードパルファム」の誤りです。 出版社にも確認しましたが、単行本の段階でどこからも指摘がなかったのでしょうか? | ||||
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アートがテーマでありながら『楽園のカンヴァス』や『たゆたえども沈まず』の様な緻密な話ではなく『本日はお日柄もよく』的な軽いタッチの小説。読み始めてあまりに都合の良すぎる展開に少し辟易するも「これをオーシャンズ11と思って読めばまぁこれもありか」と思ってからは素直に楽しめた。 しかしながらどこかでピンチに陥りハラハラさせるも最後は…みたいな展開がなく、ゼウスとの関係も曖昧な上、そもそも才能ともかく所詮素人の少年が描いた絵がポロックの贋作として通用するのか?などあまりにディテールが雑すぎるようにも感じた。 ところでこのフォーマットはシリーズ化も意図してるのかな?帯には2017年からエピソード2連載開始予定とあったけど。もしそうなら次作もとりあえず読んでみようとは思う。 | ||||
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久しぶりの美術をテーマにした原田マハさんの作品を読了。ジャクソンポロックという画家を初めての知りましたが、それの作品がオークションで競売にかけられ、それを芸術に情熱を燃やす高校生の贋作とすり替えて奪うというルパン三世みたいな話。どうも、エンターテイメント作品としては興味深く読めましたが、原田マハさん作品のうち美術系の作品と相性が合わないなぁ。 | ||||
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アノニムとは匿名、仮名、といった意味でアートの解説プレートにアノニム、とある場合には作者不詳を示す (ちなみにアノニマスとすると匿名のハッカー集団になってしまうので注意) で、この原田さんの新作ではアノニムとは7人の知力、財力、才能あふれる特殊技能を持ったアート窃盗チームの 名称です 窃盗チームといっても盗難や裏ルートで奪われたアートを奪い返し、しかるべき修復(クリーニングという)を施し 鑑定書をつけて元の持ち主に届けるというキャッツアイとかルパン三世みたいな正義のヒーローなのです というわけで原田さんの今回(今シリーズ?)のコンセプトはズバリ原田版ライトノベル、 アートアクションエンターテイメント!だそうです ここまで書いて、或いは読んで、「これはムムッ?例のカドカワスリップか?嫌なニオイがする」と思った読書家の方、 あなたは鋭いですね(笑) それは確かに天才ハッカー少年とかクールな女性建築家とか遣り手のオークショニアとかのクセのある 美男美女が近代アートのJポロックの未発表作品を巡って活躍するっていうのは アート好きにとってもラノベからアートの楽しさに目覚める若い読者にとっても、まさにツボな選曲、 ナイスなコンセプト、・・・なわけですが 今ひとつ服に身体が馴染んでいない、というか出版側の戦略がミエミエの気がします 特に楽園のカンヴァスやゲルニカでアート心を萌えあがらせてしまった純正原田ファン達には、 こんなの原田さんじゃないッ!って反抗してしまうかも知れません 確かに僕もアートっていうのはもっとその存在自体がエキサイティングでスリリングなものであって、 無理にミッションインポッシブルっぽく煽らなくても映画じゃないのだから本の世界ではじっくりと 丹念にいじって欲しいと思ってしまったのですが しばらくして落ち着くと、この原田さんの試みを無為にディスるのではなく、この本の価値とか意義を 認めてあげたいと思う気になってきました そりゃあ現時点では多少年齢不相応にエンタメしたりアクションする無理感はプンプンするものの、 この方向性で原田さんがもっともっとアートとノベルをコテコテに煮詰めてダヴィンチコードっぽい 大傑作をモノにしたら、こりゃ楽しいんじゃない?読んでみたいっ!って思うでしょ? そんな意味で前向きに多少毛色の変わったマハさんを読みたいって人にはおススメできる本でございました | ||||
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現代アートの素晴らしさを分かりやすく伝えてくれた。 ポロックの絵のために、話の筋が書かれていました。 映画化を希望します。 雨傘革命について書かれていて、当時の雰囲気を感じれます。 | ||||
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人物設定が頭に入りにくい。序盤三分の一がその人たちの説明みたいだし、カタカナが多くて読みづらい。 誰ターゲットなんだろう。 文芸を装ったラノベでした。 | ||||
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この作者独特の美術に対する深い造詣や思い入れが感じられず、若い読者を意識して、いや、し過ぎて、たいへんポップな印象。いままでの読者がこれで納得できる訳もなく、登場人物の紹介もコミック風イラストなので、キャラ立ちもまさに漫画。 あっ!と驚くドンデン返しもなく、読者の想像と1ミリも違わない結末を迎えるので、緊張感もゼロ。唯一、オークションのシーンだけは手に汗を握るが、見せ場はそこだけ。映画化しても90分以上持たせられそうもなく、せいぜいCMが場面転換を果たしてくれる2時間ドラマ向きの原作か? 直木賞候補から受賞作家に近い将来なれると、前作までは確信していたが、本作ではノミネートもムリだろう。新書のエッセイも含めて、ちょっと多作すぎるのかもしれない。シリーズ化されても続作を手に取ることはないでしょう。 | ||||
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今までの作風とは変わった. でも,気軽な感じで楽しめました. シリーズ化するのかもしれない. | ||||
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序盤がやけに読み難かった。 キャラを理解する前に「呼び名」が重なりすぎて。ある程度のキャラ掴んでからなら、本名と愛称と役職名と通称混じっても流れで分かるんだけど、人物紹介時点でやられると「めんどくさっ」と思ってしまう…。 …ふと、「いわゆる近代芸術という概念が出来上がった後、ダ・ヴィンチやミケランジェロを超えようとするタイプの人は出ないのかなあ…」と。 超えるのは「ピカソ」なんだなあ。みたいな ポロックも初見の時には「うあっ」と思ったが、後は「また?」みたいな感じが強い。 「あー、今時は『価値』ってのは『思惑』で形成されていくんだな~」とそう読むべきではない方向に読んでしまった感じだった ところで…ゼウスの方に持ってった絵はどうなった訳?と、美術関係者が自ら贋作造り始めたら、それは崩壊の第一歩だ。だった コミックの「ゼロ」みたいだ。が、読後の印象 | ||||
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ジャクソンポロックの未発見の画がオークションに掛けられる! 落札を狙うコレクターと、ひそかにすり替えを企てるアノニムの一味。 香港を舞台に繰り広げられる、虚々実々の駆け引き。 そして、画は誰の手に! ポロックはアートを変えたが、アートは世界を変えるのか !? 著者の思いが込められた一冊ではあるが、やや空回り感がある。 本書にも出てくるピカソの「ゲルニカ」の印象は強烈だが、 1937年の出来ごとだった。 世界を巻き込む戦争に拡大したわずか数年後、広島、長崎に 原爆が落とされた。 それをピカソが描いていたら、それこそ、世界を変えた画になった ことだろう。 | ||||
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