■スポンサードリンク
パーフェクト・プラン
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
パーフェクト・プランの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.06pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 41~49 3/3ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 本書は、第2回「このミステリーがすごい!」の大賞受賞作品『夜の河にすべてを流せ』を改名して発行したものである。ちなみに、著者の柳原慧は本書がデビュー作。 他人の子を産む代理母となった小田桐良江。良江は、かつて代理母として産んだ三輪俊英が母親から虐待を受けているのを見兼ね、連れて来てしまう。そして良江の昔の恋人の田代幸司、幸司の兄貴分の赤星サトル、さらに元株屋の張龍生がチームEnigmaを結成し、俊英の父親で世界的なトレーダーである俊成を焚きつけ、株価操作で大金を稼ぎ出すという空前絶後の誘拐事件をスタートさせる。チームEnigmaの目的は程なく達成したが、狂気にふれた俊英の母親咲子を見た良江が俊英を強奪し逃亡…。 一方、俊英への虐待に気付いた捜査一課特殊班の鈴村馨は三輪家に乗り込む。馨は、俊成のパソコンを介して悪意の第三者でハッカーであるJoshuaがこの誘拐事件を裏で操っていることを探り出す。そして俊英を連れ添った良江を追い求め、咲子、Enigma、Joshua、馨の一行が向かった場所は…? 俊英と良江は一体どうなってしまうのか!? そして、Joshuaの正体とは!? 著者が実体験したというハッキングと、一風変わった誘拐事件を絡み合わせ、最後には事件の首謀者であるハッカーが誰なのか解き明かす謎解き、さらに読みやすさをも併せ持った秀作中の秀作、そしてミステリーファン必読の推理小説。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 「誰も傷つけないノンストップ誘拐ミステリー」この帯にひかれて購入した。虐待・代理母・オンライントレード・ハッキング・題材満載で、ひきつけられ一気に読み進めることができたし、非常に面白かった。複雑に絡み合う人・金・そしてネット。ネットにあまり詳しくない自分にとってはへぇ~、ふ~んという程度であったのだが・・。残念なのはもうちょっと人に対して描いて欲しかった。ハッキングや株について少々割きすぎたためなのか・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 第2回このミス大賞受賞作ということで、損はしない内容。 登場人物が、皆、個性的で魅力的。 身代金ゼロ!せしめる金は5億円! いったい方法は… 読み進むうちに止められなくなる面白さ。 一度このスピード感をお試しあれ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| あらゆる最新の話題を織り交ぜているものの、薄っぺらくほとんどストーリーに絡んでいない。文章も粗悪で、まるで安物のシナリオを読んでいるよう。「このミステリーがすごい大賞」を受賞されたようですが、他の賞とは比べ物にならないほどレベルの低い作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 導入部分から物語に引き込まれ、それが最後まで持続する作品は滅多にありません。どうしてもどこかで中だるみしてしまうんです。この作品は、最初から最後までしっかり楽しめた貴重な一冊。大きな爆弾を1つ残した終わり方は賛否両論だと思いますが、大変面白かったです。難点は(多少スルーして読んでも支障はないものの)株やネットの話が難解なところ。面白い作品に違いないのに、難解すぎて気が削げてしまったのと、今日的アイテムの詰め込みすぎという点で星4つにさせて頂きます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| コレは面白かったなぁ。ホント。じわりじわりと、心にきます。 代理母の感情からの誘拐。仲間たちが仕組んだ巧妙な手口。誰も損をしない儲け。読み終わった後に考えれば、予想できる全体像ではあるけれど、小気味好い裏切りがちりばめられている。「なぁんだ、これで終わってしまうのか」と思いつつ、残りのページの多さに「そんなわけは無いか」と思い直すこと数回。「あれ? あれ?」と予想を裏切る展開が続く。 メールや携帯電話というアイテム、ネットトレーディング、不妊治療、コンピューターウィルスという現代的なキーワード。 登場人物それぞれに事情があり、また違った形の愛があり、また憎悪というカタチでしか感情を表現できない人間もいる。その人間の愛情と憎悪を軸に、ありとあらゆる感情がスパイスとなっている。 キャラクターもそれぞれ魅力的で、読み始めたら途中で止めることが出来ない、飽きさせない展開に正直ビックリする。それらが違和感無く結び付けられているテンポのよい展開は、見事と言わざるを得ない。この一冊で怒り、泣き、笑い、そして恐怖できる。ハラハラドキドキ、おまけに泣かせどころまである。 現代人は、例外なくみんな病んでいるのかもなぁ。 いい意味で期待を裏切る面白さである。 ただ、文章としては稚拙な部分も見られる。登場人物の生かし方も、もうひとつ頑張って欲しい気もする。そのぶん☆ひとつ減らしておきました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 日本での代理母はまだ認められていないと思うのだが、冒頭から登場する女性は代理母で生計を立てていた。そういう細かい疑問は横に置いとくとして、この女性が依頼を受けて産んだ言わば「他人の子」が家庭内で虐待を受けている事実に気付き、その少年を連れ去ってしまうところから話が転がりだす。ところが奇妙なのは、その誘拐がなんとなく受け入れられてしまったという点だ。誘拐犯グループはもちろん、少年自身、父親までも。ただ一人、虐待を繰り返していた育ての母親を除いて。子連れ誘拐犯一味とそれを追っかける母親や刑事たち。私が簡単にこう書いてしまうといかにも陳腐に聞こえてしまうが、株・ハッキング(クラック)・ソーシャルエンジニアリングなど、様々なおもしろ要素と個性派役者が絡まりあって絶妙な味を出している。しかしながら専門用語に疎い方もご安心を。これらに詳しいのは登場人物のごく一部で、周囲を取り巻く役者たちもたいしてよく分かっちゃいないのだ(笑)。「これが誘拐として成り立つのかどうか、私にも分からない」となどと担当刑事が言っているほど先の読めないユニークな誘拐劇。誰も殺さない。身代金も要求しない。でもせしめる金は5億円!愉快な誘拐(言っておくが駄洒落ではない)の虜になること間違いなしだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 3時間ぶっ通しで読んでしまいました。なかなか驚きの誘拐モノ。ネット・トレーディング、ハッカー、代理母など題材豊富です。選考委員の評を読むと、応募当時はこの題材を活かしきれていなかったようですが、出来上がった作品は面白い!悪意のある第三者の正体に、え?行動に落とし穴があり、苦笑。伊坂幸太郎氏の「陽気なギャングが地球を回す」のような、スピード感あふれる展開と登場人物のキャラが魅力です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ミステリーファンとしては見逃すことができない「このミス大賞」受賞作が今年も出ましたので、速攻で読みました。誘拐ミステリーに新機軸を打ち出したという評判どおり、奇想天外で先が読めないストーリー展開にもう夢中で読破。こんな誘拐があったなんて完全に意表をつかれました。これは絶対におもしろい。読まなきゃ大損しますよ | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!







