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存在のすべてを
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存在のすべてをの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 41~59 3/3ページ
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読みながら、松本清張の「砂の器(以下、すべて映画を参考にしています)」を思い出しました。 あれに出てくる育ての親と生みの親はどちらも善人でした。 育ての親は確か警察官で、いなくなった時探し回った様子が印象的でした。 そして、生みの親は、あのシーンです。息子じゃないと嗚咽するシーン。 松本清張が生前、このようにいっていたのを思い出します。 正確ではありませんが、主旨はこうだったと思います。 「自分の多くの作品が映像化されたが、原作よりも良いと思ったのはこの砂の器だけである」と。 育ての親がくいなくなった息子に会えた時は、本当に懐かしく嬉しかったと思います。 さて、本作も読み進めるうちに、最後のシーンはおそらく、上記のような再会となるものと思っていました。が、少し違う展開となっていました。ここをどう評価するのか、、、。 おそらく「砂の器」も改めて本を読み返してみると、都合の良い展開、不自然な偶然があったのではないかと思います。したがって、本書だけを一方的に責めることはできないと思います。 ストーリー展開が思わぬ方向となった時に、それを支えるのは登場人物の描写、人物描写にかかつていると思います。その点、本書では、多くの記者や刑事に支えられました。「砂の器」でも刑事たちでした。そして、前者では写実絵画と後者では映画という別の大きなモチーフもあったわけです。 自分は読みながら引き込まれました。 行こう行こうと思っていた、千葉のホキ美術館にもぜひ行きたいと思いっています。 | ||||
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絵の事はわかりませんが、面白かった。 映画化されそうな気がします。 派手さはないけど、しっかりと最後まで読ませてくれた良作です。 | ||||
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素晴らしい写実画を観ると「まるで写真のよう」と感じ 素晴らしい写真を観ると「まるで絵画のよう」と 感じる いったい 求める存在って何なんだろう? 金銭欲・名誉欲 それを否定する芸術観 でも 結局は 支援者なしには成り立たない現実 不安な時代は 写実画が受けるそうだ でもやっぱり 電動イーゼルのほうがいい絵が描けるのかなぁ? | ||||
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最初描写や情報が多すぎて読みづらく感じました。でも、すご〜く良かったです。ネタバレになるといけないのでこれ以上は書きません!! | ||||
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存在のすべてを。 このタイトルでしか、本作品は受け止めきれないだろう。 美しくて、美しくて、美しい作品。 | ||||
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母が欲しがっていたので購入しました。 母の喫茶店友達で回し読みしているらしく、面白い!と喜んでもらってます | ||||
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同い年、大学同窓の贔屓目を差し引いても、心に沁みた。プロットや人物像がよく練られていて、写実絵画という題材も本質を見失いがちな現代へのあえての楔として効果的。 あとは大家の様に文章や展開にもう少し重みが出てくると…等というのは同世代故の生意気な注文です。 | ||||
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心揺さぶられる本に出合いました、ラストは思わず落涙しました。 | ||||
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罪の声以上の作品だと思いました。人物や出来事に深みがあり、じっくり描かれているので色んな偶然の重なりも全て運命と捉えられました。 読み耽りながら、最後が終わってしまうのが残念に成りました。写実絵も鑑賞してみたいと思います。 映像化されそうな作品ですが、じっくり描いて欲しいなあ。Netflixとかで。人気俳優とかに拘らず、いい映像化になりますように。 | ||||
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いろいろな人の愛に溢れていました。 静かに、圧倒的に、真っ直ぐに伝わりました。 | ||||
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1991年12月11日、神奈川県で発生した二児同時誘拐事件。 一方の人質は解放されたが、もう一方の4歳の男児の内藤亮くんは行方不明のまま。人質の安全を最優先にした結果、身代金を受け取りに来た犯人を見失ってしまった警察の失態。 ところが、三年後の1994年12月14日、人質だった男児が7歳になって突然帰ってくる。 誘拐事件の真相と、空白の三年間の秘密、それを追い続けてきた刑事と記者の執念、そして誘拐事件の被害者となった亮の葛藤、亮の同級生の想いなど、読み応えが満載で最後まで目が離せなかった。 「今、何が知りたくて取材しているのか?」 先輩記者から聞かれた門田自身にも答えが見つけられない中、お世話になった刑事や事件関係者たちの力を借りながら懸命に真実に迫っていく。 「情熱と非効率は親和性が高い」という自身の言葉はその通りで、大事にしたいことこそ、非効率でも手間と時間をかけて見つけ出していく取材は見事だった。 他者のさじ加減で翻弄される世の中で、本当に信じられるものは何か。 たんに「犯罪者」「誘拐犯」という先入観だけではなく、空白の三年にあった事情、そして、目の前の実在を大事にしてきた画家の野本とその妻の優美の想いに胸が熱くなった。 | ||||
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この本を読み自分の中に湧いていた感情を言葉にするとこうだった。 心の奥底に「ある」、確かに「存在」する何かが溢れ出てくることを抑えることが出来なかった。 | ||||
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神奈川県で発生した、二児同時誘拐事件。最初の被害児童は、無事に保護されるが、2人目の子供は、身代金が落とし物として届けられるという幕切れののちも、安否がわからぬままとなっていた。それから3年後、祖父母の家に、誘拐された子供が帰ってきた… 当時捜査を担当した刑事と、ひょんなことで信頼を得た新聞記者が、その刑事の葬儀をきっかけに、3年間の空白を探し始める。 単なる誘拐事件の犯人探しより、3年間に何があったのか。 いやはや。おそれいりました。 まさかの真相でした。 ひさしぶりに、一気によんでしまいたいような、読み終わるのが寂しくなるような、そんな作品でした。 | ||||
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これほど詳細に、しかし全く過度さや意味無い言葉は無く読ませる本に久しぶりに出会いました。罪の声で凄い作家と思いつつ、その後イマイチの作品もありましたが、これは傑作です。星1つのレビューの方が偶然ばかりと書いてますが、偶然の無い小説を教えてください。 | ||||
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新聞記者の門田と、亮の同級生里穂の視線で交差しながら書かれている。まるで写真のように生々しい写実画を通し、亮が誘拐された3年間の空白を追跡するやり方が特別だ。 門田記者のパートはルポライターのようにかたく、里穂のパートでは初恋が切実に描かれ、感性を補充する。 人間の存在とは、家族とは何かを考えられる大切な時間になった。 | ||||
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写実は存在を語る。 誘拐事件は緊迫極まる。 それから事件の真相を追い続けること30年余り。 春霞の情景。 ジョージ・ウィンストン「Longing/Love」の旋律は奏でる。 真の愛を求めて。 | ||||
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久米宏さんが帯にコメントをされていたのがとてもホッとした。表舞台から去って2年ほど。どうされてるのかなあと思っていたので。良かった。ラジオで「罪の声」を絶賛されていたことを思い出します。 | ||||
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絵にしても文学にしても、膨大な情報収集や構想を練るエネルギーなどが必要なんだなと感じました。 緻密で丁寧な描写はまるで写実の絵画のようです。 映像化されるなら映画には収まらないのでドラマでしょうか。薄っぺらい役者では務まりません。あの男の子を演じたら令和男子版芦田愛菜さん爆誕のはず | ||||
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素晴らしい作品でした。是枝監督に映画化して 欲しい。 | ||||
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