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ミスティック・リバー
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ミスティック・リバーの評価: 4.07/5点 レビュー 30件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.07pt
Created with Highcharts 5.0.101件3.33%0件0.00%4件13.33%16件53.33%9件30.00%得点得点☆1☆2☆3☆4☆5


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全25件 1~20 1/2ページ
12>>
No.25:
(5pt)

複雑な人間関係を扱ったサスペンス

境遇の異なる少年3人が仲良くなり、歳を重ねて再会し・・・というお話。

一読、少年から大人になった3人の友情の話しに思えましたが、その3人の関係が微妙で、必ずしもビルドウィングスロマンとは言えない、複雑な関係を描いた小説に思えました。

そこに殺人事件を絡める事で、善悪二項対立で割り切れる事と割り切れない事が、人生には往々にしてある、と主張した作品に思えました。

生き生きとした登場人物、よくできた話し、文章のうまさ、等読み応えのある作品でした。

別に出ているパトリックとアンジーのシリーズも読みましたが、やはり同じ様な感じだったので、著者の方は相当な筆力の方らしいです。

映画にもなっているそうで、そちらも機会があったら観てみたいです。

複雑な人間関係を扱ったサスペンス。是非ご一読を。

蛇足ですが、ネットで検索しにくいので名前の表記は統一していただきたいです。
ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744010
No.24:
(5pt)

3人の人生が交わる瞬間

映画化もされている本作品を読了。物語の中心である3人の登場人物が交わるラスト付近の緊張感が最高の作品。長尺だけれども、このような物語を紬のには必要な分量です。デニス・ルヘインの技量が際立ちます。久しぶりの重厚な読み応えのある作品でした。
ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744010
No.23:
(4pt)

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず

海外小説は読まないのだが、イーストウッド監督の映画版を観て。
殺人事件は起きるし、犯人も最後までわからないのだが、少なくとも単なるミステリー小説ではない。
まさに題名の「ミスティック・リバー」が本作品の深遠なテーマを象徴している。
”清濁併せ呑む”と言い、「善・悪のわけへだてをせず、来るがままに受け容れること」(広辞苑)とある。人は大河の一滴。悠久の流れには善悪などなく、希望なく絶望なく、意味もなければ無意味さもない。
全体を通して所謂東洋的な世界観の様なものが強く感じられる。読後ふと蘇る幼少時の他愛ない記憶などとも相俟って、余韻の味わい深さが何ともいえず永く心に残る作品。
ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744010
No.22:
(4pt)

よかったのですが

「夜を生きる」のように何十人もが殺し殺されというストーリーではなく、わずかな件数の殺人事件をじっくりと掘り下げていく物語です。
 それぞれ、偶発のようで必然である因果の流れを丁寧に描き、ラスト5分の1くらいから相互の関係が明らかになってきます。
 デビュー作の私立探偵シリーズのような冗長で大げさな比喩も影を潜め、実に丁寧に構成を考えた作品であり、作者の力量には感服しました。
 ただ、一読者としては、もう少し救いのあるラストであって欲しかったです。
ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744010
No.21:
(4pt)

面白い!

アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。
ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744010
No.20:
(4pt)

出来過ぎの筋ながら、

映画で省かれた細部にこそ本質があり、影が薄かったショーンの闇も、世界の不条理を描く重要な部品と分かる。
ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744010
No.19:
(5pt)

ジャンルを超えた傑作

少年は警官を装った2人の男に誘拐される。3人の少年のなかのデイヴを選ぶ経緯。3人の少年のだれが、どの地域に住んでいるか、デイヴが母子家庭である事などが、誘拐直前の誘拐犯により聞き出される。
この辺りの、用意周到な場面は、何気ない路上の少年という場面だけであるが、土地の根深さ、誘拐犯の狡猾さなどが寒気がするほどの臨場感を持って描かれる。
ボストンという町は、私はたった一度訪れただけだが、上品な学問の町という印象だった。しかし、ボストンという町の顔は、単純なものではないのだった。山の手の一戸建てに暮らす家々、集合住宅の家庭、それが川を挟んでどの辺にあるか、そして変わらないものであるかは、旅行者の目には映らない。
しかし、ボストンというところは、小学校から大人になってまでも、同じ仲間が一緒に暮らし続けるところなのだ、だれも外へ出て行かないし、外来者も入らない。そういう閉鎖社会なのだ。これは、そういう町、土地の物語でもある。
11才の3人の少年、その25年後の36才の彼らに何が起こったか。ページの各所に置かれている情景と心理は、緻密で鋭い。
これをミステリーのジャンルに置くことに反対はしないが、上質で高度に完成された文学作品だ。人間だけではない、地霊と言うべきか、恐ろしい土地の持つ呪縛力をも描きだしている。これは土地の犯罪か。それとも黙って呑み込む河のなせる罪か。各頁、各行、目が離せない、単にストーリーを追う作品ではない、ゆっくりと細部まで読み込むことをお勧めする。ジャンルを超えた傑作だ。
ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744010
No.18:
(4pt)

期待を裏切らず面白かった

発刊の順番とは逆ですが、『運命の日』があまりに面白かったので手にとって見ました。デニス・ルイヘンは最初に断片的に複数の主人公の話を描き、最後に向かいじわじわとまとめあげていくのが好きなのか、本作も最初は固有名詞と格闘しないといけないがそこはご愛嬌。ひとたび準備ができると、後はページをめくるのみ。やはり著者の特徴かな、と思うのはアメリカ風(?)の乾いた砂埃がかった荒々しい生身の感情が交錯することと、社会問題をうまく話しに織り込んでいる点かと感じました。個人的には歴史小説が好きなので、歴史がストーリーに埋め込まれていた『運命の日』のほうが読みこだえがありましたが、本書はその分ミステリーの要素を楽しめました。最後の展開は、確かに映画にしやすそうな感じであったが、やるせなさみたいな感情をうまく描いた良作と思います。
ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744010
No.17:
(4pt)

心に染み入る言葉が胸を撃つ。

11歳のショーン、ディブ、ジミーは遊び友達だが、その時、3人は路上で喧嘩をしていた。そして、ショーンと殴り合っていたディブが警官を装った2人組に車で連れ去られるのだが・・・。

本格推理小説としても読めるが、謎解きがメインではない。現代ミステリシーンで犯人は誰かと云われても、少なくとも私はあまり興味がない。やはり内容、それも言葉の一つ一つに心に染み入るものがなければならない。まさしく本書はその言葉に何度も立ち止まってしまった。
ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744010
No.16:
(4pt)

長い。書き込みすぎ。

スティーブン・キング風の、プロットはミステリーだけど文体は純文学、という奴ね。面白かったけれど、半分に圧縮できるんじゃないかな。イーストウッド映画を見たあとで読んだので、結末が分かっていて苛々しながら読んだ。イーストウッドの演出がウマいとは思わない。ただ、原作や台本を選ぶセンスがユニークだ。
ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744010
No.15:
(5pt)

魂の叫び

映画を先に見た。
後味の悪い映画だったし、自分がちゃんと答えを見つけられなかったような気がして、だいぶ時間が経ってから小説を読んでみた。
驚いたことに、小説の中には映画と同じ世界が広がっていた。
子供の頃に受けた傷が、その後の生き方を少しずつ変えていく、決して大声で語られることのない、やり切れない人生の不条理な真実。
この小説はとても痛い。
けれどもその痛みを受けとめるところから始めるしかないと思う。
ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744010
No.14:
(5pt)

まちがいなくデニス・ルヘインの代表作だ

 下町で少年時代を過ごしたショーン、ジミー、デイブ。デイブがニセ警官に誘拐された瞬間、3人の少年時代は終わりを告げた・・・。
 25年後。ショーンは州警察の刑事に、ジミーは冷酷冷徹な強盗団のボス的存在になっていた。そしてある日、ジミーの娘が惨殺される。その夜、血だらけで帰宅したデイブ、事件を担当することになったショーン。
 集合住宅が密集する下町の濃密な匂いを背景に、少年時代の苦い思い出、その後の25年間の人生を背負ってきた主人公たちを重厚で哀愁に満ちた筆致で描く傑作。
 どの作品にも定評のあるデニス・ルヘインだが、間違いなく本書が代表作だろう。
 クリント・イーストウッド監督で映画化された。
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4151744010
No.13:
(4pt)

濃厚なミステリーは人を掘り下げる

それぞれのキャラクターがすばらしく掘り下げられている。そもそも日常的に私たちは自分や相手をこのように掘り下げてみているだろうか。この深さがこの作品の魅力だと感じる。映画でも本作でも、一番哀しい存在はデイブの妻のシレスト。<自分の夫を一瞬たりとも疑うなんて>。それをこともあろうに、被害者の父親に訴えるなんて。反面として登場するジムの妻であるアナベス。彼女は強い。信じるものを守るためなら、世の中で犯罪とされるものも凌駕してしまう。女性として、それぞれの生き様も考えさせられる作品であった。
ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744010
No.12:
(5pt)

子供の頃の共通の傷を抱えた3人が大人になって繰り広げる愛憎劇

作者は今まで上梓してきたいくつかの物語で暴力と犯罪の街で育ちその中で生きることを宿命とする人々の愛憎劇を描いてきた。今回も同じ愛憎劇であればいなずまは昼間より闇での方が輝くとでも言わんばかりに日向水みたいな山の手よりなにごとも振幅の激しいスラムを物語の舞台に選んでいる。犯罪と暴力の宿命が通奏低音のごとく低く流れその上を愛憎のメロディがきらびやかに踊るがごとく描きだされる。標題となった河はその中を何もかも飲み込み映しながら流れていく。哀切さとカタルシスが相まって最後まで飽きさせない。同じお金と時間を費やすのであればできるだけ上質のお酒を飲みたい貴方にお勧めの一編である。普通では成り立たない組み合わせの幼なじみの3人。山の手育ちのショーンとスラム街育ちのジミーとデイブ。3人が11才の頃、些細なことで喧嘩を始める。喧嘩の仲裁にニセ警官が現れ、3人のなかで1番気の弱そうなデイブを連れ去ってしまう。デイブはまもなく帰ってくるが心身に深い傷を負っている。無事に残された2人もなぜデイブを連れ去られるに任せたのかと自責の念が心の傷となる。それから25年のち犯罪者を経てかたぎに戻ったジミー。そのジミーの19才の娘が殺される。デイブは安給料の勤め人で鬱靴とした毎日を送っている。刑事になったショーンは、デイブの不振な行動と11才の時の傷を手がかりにデイブが殺人を犯したのではないかと疑う。しかし真相はもっと根深く幼なじみ3人の生い立ちと育った環境から立ち現れる。
ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744010
No.11:
(4pt)

アカデミー賞に隠れて

アンジー&ケンジーのシリーズからレヘイン(だから『ルヘイン』って違和感がある)を読み始めた僕は、絶望とか悲しみとか人間の暗黒を描きながらも、ちょっとしたユーモアとかエンタテイメント性を忘れない彼の作品が好きでした。だから「ミスティック・リバー」が映画の成功とも相まって、かなり暗くシリアスな捉えられかたをしている(それも大絶賛!)のに少し懐疑的でした。そうーこの作品は、アンジー&ケンジーシリーズのように、もうちょっとエンタテイメントに振られた小説なんじゃないの?と。どうしてもショーン・ペンやベン・アフレックが沈痛な顔をしているのがオーバーラップしてしまいがちですけれど、この作品からグロテスクなユーモアを感じたのは僕だけでしょうか?もちろん「因果応報」なんていうコトバでひと括りにしてはいけない、幼児虐待や貧困や暴力など、現代のアメリカが抱える問題点も包括していることは理解しての話しですけれど。なにはともあれ楽しめたことに変わりはありませんでした。
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4151744010
No.10:
(4pt)

残酷なできごと

桐野夏生「残虐記」を読んだすぐあとにこの作品を読んだためか、この二作品が不思議な関連性をもってわたしの気持ちに強い印象を残した。子どもにとっては事件そのものよりもそのあとの「周囲の目」のなかで成長することが残酷なのだ。この作品をお読みになったら、ぜひ「残虐記」もお読みになることをおすすめする。
ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744010
No.9:
(5pt)

海外ミステリー、ここにあり。

 この物語全体を通しての基調となっている悄愴というものが、読者の心を掴んで離さない。同時に、全ての謎が解けたとき、振り向きざまに後ろから刺された様な感覚に陥る。あるいは、体中の力が抜けていくような。 「パトリック&アンジー」で、その軽快で、知的且つウィットに富んだ“ハードボイルド”を披露してくれたレヘインが、一人一人の心理描写をより細かく描いたこの作品は、一読の価値ありである。 読んだあとに、独特の余韻が残るのは、寓意小説には無いリアリティーと、心の奥底にだれでももっている、闇とか、過去の亡霊とかいったものを、克明に描き出すレヘインの技術の賜に他ならない。 ただ残念なのは、「パトリック&アンジー」ほど、邦訳が巧みではないことである。「Fuckin'」を、「くそったれ」と、そのまま訳すのはどうかと思う。 映画のほうは未見だが、素晴らしい作品に仕上がっていることと思う。
ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744010
No.8:
(4pt)

ちくしょう。こんな人生なんてクソだ。

複雑な幾何学模様を組み合わせていくような、いわゆる謎解きものではない。
事件を捜査するというよりはむしろ、人間の心の闇を手探りでかたどっていくような小説だ。
人間は所詮自分の「分」という枠からははみ出しては、生きていけないものなのか。
悪党なのに、娘がいたことで堅気になるジミー。
少年時代の虐待体験に、人生を支配されているかのようなデイブ。
二人のことを気にかけながらも、ホワイトカラーの道を歩んでゆくショーン。
真実が語られないために「クソみたいに」命を落としてゆく登場人物たち。
こんな、イースト・バッキンガムのような町が、アメリカ中に散らばっているのだろうか。
脳みそではなく、胃が捩れる思いがした本だった。
映画もきっと訴えてくるに違いない。
観よう。
ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744010
No.7:
(4pt)

映画化は難しい

昨年末試写会でこの映画を観て、なんとも後味が悪いというか、しっくりとこない映画だった。理解しがたかった点は、最も重要な主軸となる3人の男(少年)の心情、心の深奥に澱む苦しみだった。でも、その疑問はこの原作を読むことで、難なくではないが、解決された。海外作であるから、英語から日本語への翻訳という、ある人間の変換作用を経ての作品であるから、文体から登場人物たちの心情が「原作」から忠実に再現できているかは不明だが、少なくとも映画よりは数十倍も正確に表れている。たった一つの出来事、「点」であるその出来事が、大海に打ち寄せる波のように、ひたひたと3人の男の運命にのりあげ、神のみぞ知る抗うことのできない絶対的な力に牽引されていく。そのたった一つの「点」がなければ、その波は別の方向の引力となっていたかもしれないのに。「ミステリー」に分類されているが、これはミステリーではなく、やるせない運命に苦しみながらそれでも生き続けなければならない人間の永遠の哀しみを描く心の叫びの物語である。先に映画を観てしまってがっくりしてしまった人は、絶対にお勧め。もちろん、原作を読んでから映画を観て比較するのもおもしろい。1.主軸となる3人の男(少年)の誘拐される1人のトラウマ。 このトラウマが後の彼の運命を翻弄するまで深く、強烈な ものだったのか?
ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744010
No.6:
(4pt)

映画も見たい!!

映画の宣伝から原作を知って先に読んでしまいました。配役は知っていたのでイメージしながら頭の中でストーリが組立たれていったらあっという間に読めてしまいました。とても現実の生活・人生に近く、描写も細かいので搭乗人物を等して物語を体験できました。
ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744010

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