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グレイラットの殺人



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【この小説が収録されている参考書籍】
グレイラットの殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

グレイラットの殺人の評価: 4.33/5点 レビュー 18件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全16件 1~16 1/1ページ
No.16:
(5pt)

シリーズを未読の方は、まずは1~3作目を先に読む事をおススメ。そのうえでこのミステリーサスペンスの世界をじっくり堪能!

シリーズ4作目。
ポーシリーズは毎回水準が高く全くハズレがないのは驚異。
このレベルの作品シリーズは日本・海外を問わずごくごく少数。
今回もいきなりオープニングからのエッジとユーモアの効いた強奪シーン~そして事件の展開、とあっという間に物語に導かれていく。

700ページ超えなのに、テンションは全く落ちない。
無駄な文章は全くなく、全ての文章が状況を的確に表現し、話を進め、キャラを表し、ときおり強烈なユーモアがほとばしる。

今回はじっくり謎を解くというより、ポーらと一緒に全力疾走していくようで、次々に登場するキャスト、舞台転換の早さはシリーズ随一では?
ただし、過去作品のキャストも多少絡んでくるから、シリーズを順番に読んでいた方がこの緻密な物語をより一層楽しめる。
グレイラットの殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:グレイラットの殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.15:
(5pt)

ポーとティリーが好き

発売日に購入して厚さにビビり積読にしていたが、ふとポーとティリーの世界に浸りたくなり重い腰を上げて読み始めた。700ページほどあるけれど面白くて1日で読んだ。早く次の作品が読みたくてうずうずドキドキ、、、
『ボタニストの殺人』8/21発売らしい。楽しみだ♪
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No.14:
(5pt)

ひたすら難解

犯人が解き明かされる2ページ前ぐらいに解ったけど、とても難解。
ここから最後に向かっておとぎ話になって行くよ。
あーーー楽しい時間だったわ
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No.13:
(4pt)

況んやわが国をや

相変わらず二転三転して充分楽しめました。さらっと読めてこれでお終いかと思ったら、最終章のロックとの対話が「況やわが国をや」って感じでちょっとだけ心に残るものがあって、そこは良かったです。
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No.12:
(5pt)

読み応えのあるミステリー

本の分厚さもそうですが 中身が一度ではなかなかこなれてこないので
2~3回の読み直しを楽しみました
ポーの冴えが光る ティリーの解析力は本当にすさまじく
この二人のコンビは鉄板となりそう
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No.11:
(5pt)

謎解き以外の面白さ

ミステリー・ベスト10の常連のこのシリーズですが、推理小説というよりサスペンス小説だと思う。それでも深い満足感なのは、キャラクター含めてきっちり世界が構築されてるのと、シンプルにストーリーが面白いからだろう。もう新作が読みたい。
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No.10:
(5pt)

面白い!

長編ながらも読み進むのが惜しいぐらいに引き込まれた。
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No.9:
(5pt)

満足しています。

綺麗な状態でした、満足しています。
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No.8:
(4pt)

700頁を超える厚みを感じさせない最高の作品

最強のコンビと云うフレーズをよく目にするが、ポーとティリーこそ最強のコンビと云うに相応しい!謎の銀行強盗、ポーの居住権の裁判、英国諜報部MI5、首脳会議、そして売春宿で起こった殺人事件…MI5のからの依頼ながら、そのMI5の捜査妨害にも忖度なしに、ポーの捜査はアクセル全開!被害者の身元から判明した過去に繋がる手懸りを追って、事件はアフガニスタン紛争に遡って意外な真相を明らかにする。戦争の悲劇と人間の欲が繋がりを見せたとき、ポーは犯人を暴き出し対決する。700頁を超える厚みを感じさせない最高の作品。
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No.7:
(4pt)

長すぎるかも

約700ページ、事件の解明がゆっくりゆっくり行われます。内容は面白いが、いろいろな人の性格描写がなされ、ちょっとこのシリーズにあきてきます。次回はポーの父親の話、本テーマに入ってほしい。
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No.6:
(4pt)

期待を裏切らないシリーズ!

ブラッドショーとエドガーの魅力でついに最新作まで読み通してしまった。
今作は、より大きくなった組織を相手にポーが挑みながらも、事件を解決へと導いていく。
前作の終わり方も気になったが、今回の終わり方もまたどのシリーズとも違って面白い。
前作の後、どのようにして物語が進んでいくのかもポイントだと思う。
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No.5:
(4pt)

内容が多すぎるのかも

『ワシントン・ポー』シリーズ4作目。
前半の野球バットによる殺人事件は、記憶に残るほど残虐だ。
本作は登場人物が多く、内容がちょっとごちゃごちゃしていて、まとまりに欠ける感があった。
だが読み進めるうちに、被害者、加害者、善人、悪人の位置関係が入れ替わるような奥深い情緒がある。
終盤は反転また反転で、犯人のめぼしは早い段階でついたのだが、それでは済まなかった…。

本シリーズのサブテーマでもあるポーとブラッドショーの友情を超えた関係(恋愛ではない)の描写が、今回はほとんどなかったのが残念だったが、その分事件自体が先述したように奥深いものだったように感じる。

ここで述べられているアメリカとイギリスの関係性は真実に即しているものだと思うし、他国においても実際伏せられていることは多々あるだろう。わが国でも今春、どうあっても疑わしい事件があった(あえて具体的には述べないが)。
ちょっと違う方向に向かってしまった。本作はおそらく内容が多すぎてごちゃごちゃしていた印象があるのだろうけど、奥深さと情緒もかなり感じた。このあとの続きを楽しみにしている。
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No.4:
(5pt)

ITスキルという武器を携えたティリー・ブラッドショーの力を借りて

取り掛かるのが遅くなりましたが、「キュレーターの殺人」(2022/9月)に続くワシントン・ポー・シリーズ第四作を読み終えました。本作はCWAのイアン・フレミング・スティール・ダガーの受賞作だそうですが、さもありなん。のっけから金庫室に強盗たちが押し入りますが、彼らはジェームズ・ボンドを演じた俳優たちの顔のお面を被って金庫破りに挑みます。キャッチーだ(笑)。
 余談ですが、ダニエル・クレイグが最後にボンドを演じた"No Time to Die"のラスト、サッチモが歌う"We Have All The Time in the World"が流れた瞬間、私は涙が止めど無く流れて往生しました(笑)。
 そして、ワシントン・ポーの私的な法廷シーンがインサートされ(それは何らかの形で物語に膨らみを持たせていきますが(笑))、いよいよ事件が発生します。
 カンブリアのスカーネス・ホールにて世界のリーダーたちによる首脳会議が開催されようとしている中、売春宿で男が野球のバットで撲殺されるという事件が発生します。殺害された男はヘリコプター会社の社長であり、会議参加者の輸送に関わり合いがありました。国際犯罪対策庁(NCA)がその事件を担当することになり、ワシントン・ポーと愛しの(本当に愛おしい(笑))ティリー・ブラッドショーが深く、より深く巻き込まれていくことになります。
 スリラーの詳細を語るのはいつものようにこの辺りまでですね。
 その物語は果たしてどこへ辿り着くのか?どんなスリラーなのか?パズラーなのか?エスピオナージュなのか?エンディングの見当がつかないまま本当にうねるように物語は進行していきます。シンボルは"グレイラット"の置物。
 FBI、MI5がワシントン・ポーの協力者のように、或いは監査人のように付き従いますが、そこには国家間の思惑が潜んでいるようにも思えます。明らかに世界が悪くなっていっているように思える2020年代(思えるだけで示せるエヴィデンスがあるわけではありません(笑))。せめて<エンタメ>の世界においてはワシントン・ポーのように(あらゆる法を超えても戦おうと)振舞うプロフェッショナルが存在していてもいいのではないでしょうか?優れたITスキルという武器を携えたティリー・ブラッドショーの力を借りて。
 最後にM・W・クレイヴンの作法の要が明かされているように思えたのは、「優れたオーケストラは、指揮者のタクトより遅れて演奏する」という一文(概念)に出会ったことにあります。そこに米国と英国の関係性、優れたスリラーの書き手と読者の関係性、サスペンスを生み出すためのテクニックの秘密などが垣間見れました。
 文句なしの一作だと思います。 
 □「グレイラットの殺人 ワシントン・ポー "Dead Ground"」(M・W・クレイヴン 早川書房) 2023/9/25。
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No.3:
(5pt)

やっぱり今回もとても面白い

待ちに待った新作!一気に読みました。
今回も、ポーは徹底的に謎を追いかけて解明してくれ、読了後に違和感が残りません。ストーリーは複雑ながら最後の最後にジーンとくるシーンがあってとても良い。ポー&ティリーのコンビ最高!次もはやく読みたい!!
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No.2:
(5pt)

素晴らしい❗

何気なく買ったストーンサークルの殺人が、著者との出会いでした。かなり面白かったのでシリーズの続刊を全て読みました。本作は間違いなくシリーズ最高傑作です。
殺人事件の背後にある陰謀が、国際的かつ大がかりで、当初、どのように話をまとめるのか、心配しましたが杞憂に終わりました。
惹句にある通り、ストーリーは二転三転しますが、最後は、爽快感さえ溢れるフィニッシュにみごと着地。実に後味が良かったです。
年末恒例のミステリーベストテンにシリーズの作品は、選ばれてないと記憶しますが、
登場人物のキャラクター造形も素晴らしく、ミステリーという範疇を超え、本好きには
是非、お薦めしたい逸品です。
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No.1:
(5pt)

シリーズ第4作。前作より約100頁多い。登場人物も約6人多い。

M・W・クレイヴンのワシントン・ポー&ティリー・ブラッドショーシリーズ第4作である。原書は2021年刊で、原題はDead Ground。
第1作は英国推理作家協会賞の最優秀長篇賞を受賞しているが、本書は英国推理作家協会賞のうち、イアン・フレミング・スティール・ダガーのほうを受賞している。
外観がかなり厚い本で、実際、前作の『キュレーターの殺人』より約100頁多い。登場人物も25人で、前作より6人多い。あとまわしにしていると、積ん読本になりそうで、届いてすぐに読みはじめた。
私的感想
◯『キュレーターの殺人』のように、面白くて止められなくて徹夜で読了とはならなかった。読了まで数日かかってしまった。
◯国際陰謀的要素がからんで、捜査側も、悪の側も、話の流れも複雑で、ちょっと読みにくい。
◯前作に比べると、中盤のテンポがやや悪い。後半になるとエンジンがかかってくるが・・。
◯個人的には、ティリーが分析官、優秀な頭脳として、事件の解明に貢献する展開はたくさんあっても、前作のように、体を張ってポーを支える(泳げないのに、車で海を越えるような)展開がないのが物足りない。また、前作のように、ティリーがポーの家に泊まり、シャワーを浴びて、ドレッシングガウンで出てくるというウキウキ展開もない・・すみません。これは無理な願望でした。
◯複雑な真相とその暴露をめぐる駆け引きはよく考えられていて、終盤の逆転また逆転は、十分楽しめた。ティリーさん大好きです。評価は★★★★★しかない。
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