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梅雨物語
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梅雨物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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読みやすく、世界に入って行きやすい、さすが貴志先生の作品。 どれも大変面白く読んだのですが特に最後の「くさびら」が好きでした。 背中にあたたかな余韻を残す、残心、そんな終わり方。 さかさ星の登場人物にまた出会えたのも嬉しかったです! | ||||
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一話目と三話目に引っかかりを感じた。 一話目については、俳句の知識はなかったのでその部分は楽しめたが、 また視点人物の歪みみたいなものはホラー的に楽しめた。 ただ、メインの仕掛けは中盤で推測できるのは想定内として、 どうにも全体的に作為的すぎる感じがしてしまった。 三話目 この作者は蘊蓄ネタというか知識ネタが売りの作風と思うが 正直、知らない人は楽しめるだろうが自分のある程度知ってるジャンルだと……という感じ 作者がわざと「分かってない人」を書いたのか悩んでしまう雑さがある。 キノコにある程度詳しければすぐツッコミを入れられてしまう部分がいくつかある。 自分も専門家ではないが、ツイッターや自然科学系の読み物で見たことのあるトピックばかり。 | ||||
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自分が持った感想はほぼ他のレビュワーさんが描いてくれているため、気になった点のみ書きます。 皐月闇 ものすごく真剣な話をしているのに、登場人物の口から「厨二」「無理筋」「スルー」といった単語が飛び出すことに違和感が拭えない。貴志さん、無理に若い世代に合わせないでいいですから。 くさびら 鶴田っていう精神科医がパニック障害という精神疾患のことをまったく理解していなくて医者というキャラにリアリティを感じられなかった。パニック障害の人奇声なんかあげないよ。貴志さん勉強不足です。 あと、寛子が大のダジャレ嫌いという描写があるのに、何故「リカンベントはご勘弁」というゴミみたいなダジャレが家族の合言葉になったのか謎。 冒頭の自転車蘊蓄も冗長で読むのがつらかった。 秋雨物語が秀作揃いだっただけにこちらは残念でした。星3つは皐月闇と、くさびらのラストに。 | ||||
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途中からオチがわかります。わかった上で読み進めるという構成なのかもしれません。ホラーとしては怖くはなかったです。 性犯罪を悪戯と書かないで欲しい。 性犯罪はそんなかわいいものではないです。3篇中2篇でそのような表現がされていて、時代に合っていないし、嫌でした。 | ||||
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3話の短編が載ってます。 1話めからかなりダルくなり、楽しく本を読めなかったです。最初から俳句とかに興味ない人は凄いだるいページが続きます。オチもビミョーです。 評価が高いのにびっくり。 | ||||
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俳句、虫、キノコと、どの作品も細部に渡って詳細に描かれており、そのリアリティやマニアックな部分へのこだわりが随所に感じられた。 3つの短編はどれも落としどころはなんとなく分かるが、いかにそこまでたどり着くか、それまでにどんな経緯が隠されていたのか、といった終盤までの経過に読み応えがあった。 どの話も自業自得といった要素がありつつも切ない終わり方だった。個人的には「くさびら」が好きだった。 突然庭にキノコが大量に出てきたと思ったら、それは実態がなく触れず、写真にも写らない。キノコの種類や色はバラバラで家の中にもどんどん増えていくが、そこにはどんな意図があるのか。キノコに込められたメッセージを巡って、探偵や霊能者も巻き込んだ結末がどうなるのか、最後まで楽しめた。 | ||||
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傑作。三作品とも物語半ばで作品の構造が透けて見えるが、それは貴志先生も承知の上。もはや、年齢的に、新しいシチュエーションもトリックもキャラクターも思いつかなくとも、たとえ使い古しのプロットであっても、文章の上手さ、語りの巧みさ、テンポの良さで、最後まで読ませ切ってしまう。ここ数年の悪戦苦闘ぶりが嘘のような、ある意味開き直ったかのような潔さ。そう、年寄りには年寄りの良さがある。無理に若手中堅作家と同じ土俵で競う必要はないのだ。これぞ熟年の極み。できればこの熟練の技を長編作品でも”魅せて”ほしい。貴志先生ならできるはず。大いに期待しています。 なお、三作品の中であえて一つ上げるなら「皐月闇」。主要人物 (出てこない人物も含めて/一人ではない) の気持ち悪さと自分勝手さが最高に良い。 | ||||
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皐月闇凄い面白かったです。伏線の張り方が上手いと思いました。二作品目は微妙、三作品目は普通でした。 | ||||
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予想したオチと微妙に違っていて、とても面白かったです。次作が楽しみです。 | ||||
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星3つは最後のキノコのお話分 その前の二作はふっつーという感じ、すみません正直つまらない。 貴志さん、天使の囀りやクリムゾンとか奇をてらってなお実感があるように肉付けするの上手いのに、淡々と普通のホラーや推理、サスペンス系だと途端にその尖った部分が平坦になり何の面白みもなくなる感じがしました。 最後のは、ちょっと大人向けのミステリーを含んだ児童書を読んでいるかのようだったしキノコの話が興味深かったので、この評価です。 | ||||
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「秋雨物語」が好みだったので、こちらの作品も期待に胸をふくらませながら、発売日にキンドルで購入。1日で読み終えました。以下ネタバレあります。①皐月闇 作田慮男は元教師。妻に出ていかれ部屋の中は散らかっている。痴呆の症状が出ている自覚がある。ある日教え子が句集を持って訪ねてくる。萩原菜央、25歳の美女である。かつて作田が顧問をしていた俳句部の部員だった。萩原は双子の兄の詠んだ俳句の解釈を作田にお願いする。作田は得意の解釈を萩原に聞かせるのだが…作者が俳句について相当勉強していることが良くわかる。後味は悪く、ヒト怖に入るミステリーである。②ぼくとう奇譚 永井荷風はワンシーンだけのサービス登場。昭和11年の銀座のバーからはじまる。木下美武は最近黒い蝶の夢をよくみる。銀座で偶然出会った修験者に、「呪いがかけられている。このままだと死ぬ」と告げられる。修験者に御札を貼ってもらって暮らし始めるが…3話の中で最もホラー色が強い。作者お得意の虫も数多く登場。自業自得で地獄におちる。 ③くさびら 1話と同様の「信用できない語り手」登場。杉平進也は妻子にでていかれた。芝生の庭にある日突然キノコが生える。またたくまに増えていき、色もカラフル。従弟の精神科医の鶴田が心配して訪ねてくるが、キノコは杉平にしか見えていなかった。キノコの蘊蓄一杯。どんでん返しありのミステリー。作者の駄洒落好きに失笑。 | ||||
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