■スポンサードリンク
世界でいちばん透きとおった物語
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
世界でいちばん透きとおった物語の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全199件 21~40 2/10ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ラストに従ってわかる仕掛けに脱帽。 本当に世界でいちばん透きとおった物語。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 途中から何となく、想像ついたけど、最後には主人公が精神的に一山越える事が出来、よかったと思う。 そして最後の『あとがきにかえて』を読んでようやく、この本の、物語を越えるほどの凄さに気付いた。 この本は、読み終わった後、実際に本を手に取り、ある一点を見ながらパラパラ漫画のように見てほしい。感動するか驚愕するか。 この本の作家さんと、この小説を支えられた方々に敬意をこめて★5つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| コーヒーこぼしたら完全にアウトwww | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 物語の終盤で編集者が数々の複線を回収し真実を解き明かしますが、残りの数ページで畳みかけるような2段落ちが待ち受けており、「おおっ」と唸りました。 「本」というメディアに仕掛けを施す小説として、アプローチが全く異なる深水某の「読者全員が犯人」なるテーマの作品を思い出しましたが、壮大にすべり倒しました。対して本書は物理的にキチンと成立して いるので遥かに評価できます。 文章はやや稚拙で、記述として腑に落ちない箇所があったので☆ひとつマイナスとしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 読み進めると、ふっと気づいた理由が主人公と繋がっているなんて。 どうして読みやすいのか。どうして紙媒体でなければならないのか。 その答えがタイトルになっていて、徐々に加わる滲む愛情と生の儚さと尊さ… すっきりとした文章もとても良かったです。 これは、本当に…紙媒体でしか出来ないことだと感動しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| この本を完成させるまでの労力は、想像を絶するものだと思います。他の作家さんが同じアイディアを思いついても、すぐに断念するでしょう。 ストーリーは、つまらなくはないけれど・・・という感じで、星4つとさせていただきました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 読み始めた頃は、普通の小説かと思い、物語の内容的にはまぁまぁだと思いましたが、ラストを迎えてその発想と構成(作者の努力)に仰天し感動しました。一冊の本そのものが芸術作品です。デジタル書籍では絶対に体感できない一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 読んでいて思わず声が出る、驚きと納得がある小説でした。 最近は電子書籍で読むことばかりでしたが、紙の本での読書の良さも改めて実感しました。 いい作品に触れられてよかった…… 読了後再度読み直して、こんな小説が書けるのか…と改めてしみじみ驚きました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 読み始め、中盤から終盤に差し掛かるあたりで、結末は何となく予想できましたが内容そのものはしっかりと楽しめました それに加えて“紙媒体の書籍”で有ることに意味があり、“その部分”にはすぐに気がついたのですが、感動が乗っかってきました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| もともと、小説内小説の話や主人公に小説を書くことを勧める様な話は、稚拙さを感じてしまい興ざめしてしまう達です。 全編通しても特に面白いと感じる事もなかったのですが、 最後、鳥肌立ってしまいました。 これだけで星4はいけてると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| . 藤阪燈真(とうま)はミステリ作家の宮内彰吾の非嫡出子として生まれ、母の恵美(めぐみ)に女手ひとつで育てられた。母が事故で、そして一度も会ったことのない父が癌で、相次いで亡くなってしばらく経った頃、宮内の嫡出子である松方朋晃(ともあき)から突然連絡が入る。宮内彰吾が生前、ミステリ小説を書いていた形跡があるが、未発表のまま亡くなってしまった。その原稿が見つからないが、心当たりはないか、と言うのだ。燈真は父の愛人たちや文壇関係者を訪ね歩き、『世界でいちばん透きとおった物語』と名付けられていた遺稿を捜すことにするのだが……。 ------------------ 2024年『このミステリーがすごい!』の国内編第8位の作品です。文庫本ならではの仕掛けがされた小説と耳にし、興味を惹かれて手にしました。電子書籍では味わえない企みとはいかなるものなのか。読んでいるうちに、各章の最終行が必ず頁の端いっぱいに来ていることには気づいていましたが、それ以外に特段おかしなところが見当たらないまま頁をくりました。物語そのものが、謎の原稿を追うというサスペンスに満ちた展開を見せていて、リーダビリティが非常に高い日本語の文章に引っ張られるように読み進めることが出来たのです。 そして終盤、この文庫本に仕組まれた奇略が種明かしされた時、思わず唸ってしまいました。そんなことがそもそも可能なのかと思いながら、頁を遡って思わず確かめ、作者である杉井光氏の巧みな計算とそれを実現するための労力を思い知り、嘆息が漏れました。 最終頁の鍵括弧を空欄にし、そして「あとがきにかえて」までをも使った心憎い演出を施すなど、作者の知略は果てしないほどです。電子書籍化が絶対に不可能であることの意味がよくわかりました。 もちろんこうした巧緻な計略に満ちた〈結構〉を味わうだけで終わってしまってはもったいない小説です。主人公の燈真青年が、出自を今一度見つめ直し、親の愛情を改めて知り、そして人生における次の一歩をしっかりと踏み出す実に魅力的な成長譚となっているのですから。 -------------- これに関連して以下の書籍を紹介しておきます。 ◆泡坂妻夫『 しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 』(新潮文庫) :謎のヨガ師ヨギガンジーは、新興宗教団体「惟霊講会」を揺るがす教祖継承問題に首をつっこむ羽目になる。そこで手にした布教用の小冊子「しあわせの書」。なんの変哲もないこの本には、深慮遠謀が隠されていた…。 230頁もの間、とてつもない――『世界でいちばん透きとおった物語』とは別種の――企みが目の前で常に展開されていながら、私自身、全く気がつかなかったことに大きな驚きを味わいました。 . | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ひさびさに紙の本も良いと思った。 このごろは専らディスプレイのほうが眼が楽と思ってきたけれど、すらすら読める本もあるんだ あと、本書核心の謎解き部分を除いても、作中人物にそれぞれ魅力もリアル感もあって、けっこう素敵な物語です。作者の尽力に、感謝。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| わかりやすい言葉選びで、一気に読み進めるにはちょうど良いページ数。登場人物の個性に感情が揺さぶられながらもイメージしやすく入り込みやすいが、展開が想像できて物足りないなぁと感じながらも、最後にそうきたか!と迂闊にも鳥肌が立ちました。普段本を読まない方ににも、デジタルではなく、本を手に取り小説が好きになるきっかけとなりそうな、人に勧めたい一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 読んでいて、途中で「アレ」が謎に関係すると気づく人もいると思います。 ただ私の場合、もう一つ踏み込みが足りなかったようで、謎解きの後、戻って確認して「ヤラレタ」と感心してしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 小説家の父が遺した未発表の小説を、愛人の子である主人公が探す話 ストーリーは主人公に目的があって分かりやすいし、テンポがいいので読みやすい。 ただ主人公の言動に違和感。 会ったこともない、むしろ下半身のだらしなさから「人でなし」とまで言う他人以下の父、主人公がその遺作である小説を探す動機が薄い。 実子に依頼されたからしぶしぶ承諾するといった流れであるが、そんななんの得にもならないこと断れよって思ってしまった。 主人公が「父」と呼び、妙にこだわるのも違和感がある。会ったことのない人なのだから「あの人」ぐらいの距離感が適切なのではないかと思ってしまう。 あと霧子さんのことを謎に好きすぎる。何かあるのかと思ったら何もない。 父親はだらしなくもあるが最後は善人のように表現されているが、愛人の子どものために金を工面しただけのプレイボーイ小説家である。そんなことするよりも一目だけでも息子とか母親のために何かもっとすることあるだろって思ってしまう。 トリックも最初は「すごい!」って思ったが後々冷静になるとだからなんだ?って思ってしまう。トリックが作られる理由も少し無理があってかなり都合がいい(特に眼の病気やその後遺症らへん) 散々述べたがこれらを差し置いても、トリックを使用して一つの物語にまとめるのは素晴らしい。 ミステリー調に進む物語に少しずつ謎が溶ける鍵を散りばめて、最後は一気に回収していくというストーリーは圧巻だし、改めて読み返してみても不自然な文章は見当たらず、多大な時間と労力をかけて作られたのが分かる。 京極夏彦先生を始め、様々な実在する小説家の方々が登場するのである程度小説を読んできた人ならもっと楽しめるかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 普段、感想を言わないのですが「中盤がなかなか…」良かったようです(^o^) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 本を手に取り物語りという虚構の中を愉しんでいるはずが、突然、あるページで、ある1行で虚構が現実を呑み込んでしまうという体験。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 歳を重ねてこれまでの感動や推理本の結末に斜に構えて読書をやめていたが、この本にはハッとさせられ子どもの頃の飛び出す絵本の感覚を味わえた | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 今までの読書人生で全く経験したことのない一冊でした。この様な経験ができる本は他にないと思います!とても読みやすく、最後まで読むとスッキリしますし、他の人に勧めたくなります! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 単行本から文庫にする際に、文字数を調整して次の頁に驚きや事実が来るように編集する作業って、あまり意識してなかったが思うと大変な作業である事がわかった。 この本は電子書籍はまず持って無理だ。 このタイトルの意味こそ謎だけど、そこにいたる過程はどちらかというと対して盛り上がりにかけるライトな内容だから、サクッと読めます | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!




