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秘密組織



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秘密組織の評価: 4.00/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

クリスティも楽しんで書いたと思える本

クリスティはたいがい好きですが、トミーとタッペンスはほぼ初めて。
お気楽で楽しい本。好きです。
秘密組織 (1971年) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:秘密組織 (1971年) (創元推理文庫)より
B000J91F38
No.1:
(5pt)

とにかく面白い!!

連続活劇といった感じで、実に面白い。スピーディな展開に次はどうなるのだろう?という興味に引っぱられて、読む手がとまらない。映画ファンだったら、ヒッチコックの英国時代のスパイ諜報もの、ユーモアをまじえたサスペンススリラーを思い浮かべると雰囲気が伝わるのではないかと思う。この小説が書かれた時期と、ヒッチコックの英国時代は同じころだと思うので、当時の英国での流行だったのか、それとも英国伝統のサスペンスタッチなのか。その両方なのかもしれませんね。解説によると、トミー&タペンスものは、シリーズになっていて、この後に新訳で短篇集がでるとのことで楽しみ。そして長編の2作目は、19年後に書かれていてトミー&タペンスも中年になっているらしい。3作目ではさらに27年後に初老、その5年後の4作目では老人として登場するらしい。本作で若々しくフレッシュな二人を読んだあとでは、にわかに想像がつかないが、そちらも読んでみたい。魅力的なトミー&タペンスです。クリスティにとっては、ポワロものデビュー作「スタイルズ荘」に次ぐ2作目とのことだが、自分には、この「秘密組織」の方が面白かったし、大いに楽しめた(作品の傾向は全然違うのですが・・・)。クリスティのことをミステリーの女王としてしか知らない人に、是非読んでほしい快作です。否、クリスティという名前を離れても、大いに楽しめるエンタテインメント小説です。翻訳は、トミーとタペンスの若々しさをそのまま伝えてくるようで、とてもいい。ただ、「お茶する」っていう若者言葉はどうなんだろう?と思ってしまった。わたしが古いだけなのかもしれないが・・・。

追記)確認したところ、ヒッチコックの英国でのスパイ諜報もの映画(「暗殺者の家」「間諜最後の日」など)の公開は、1930年代でした。「秘密組織」は、1922年に書かれている。クリスティの方が、10年くらい早い。これ、100年前の小説なんですね!!
秘密組織【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:秘密組織【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488105513

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