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秋雨物語
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秋雨物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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貴志祐介を読むのは「罪人の選択」(2020/3月)以来になります。 「秋雨物語」(貴志祐介 角川書店)を読み終えました。2009年~2022年までに書かれた四つの短編が収録されています。 ①「餓鬼の田」・・・立山黒部アルペンルートへの社員旅行。早朝、遊歩道を歩く美晴と青田の二人。餓鬼道。いやー、凄まじい切れ味。 ②「フーグ」・・・・締切を過ぎても何も言ってこない作家・青山の仕事場を訪ねる編集者の松浪。待つは、青山の秘書のような恋人のような女・高木。一番新しい書きかけの原稿「フーグ」を巡って翻弄される松浪。イマジネイティヴで鮮やかな幕切れを持った遁走曲。 ③「白鳥の歌(スワンソング)」・・主役は「音響」か?私には伝わりませんでした。 ④「こっくりさん」・・この世に絶望した四人が行う「こっくりさん」闇ヴァージョン、別名ロシアン・ルーレット・ヴァージョン。ロジックはしっかりと収まっています。 さすが「悪の教典」の作者だけあってページを捲らせるパワーは凄まじい。①は絶品です。②もまたシュルレアリストが書いた絵画のようでした。 | ||||
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