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鑢の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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本作が発表された1924年は、本格推理作品がようやく続出してきた時代で、この頃はクリスティーとクロフツ、ドロシー・セイヤーズ以外で本格推理作家と呼べる作家はおらず(イーデン・フィルポッツもいるが、本格推理作家と呼べるかどうかは疑問)、クイーンやカー、ヴァン・ダインなどはまだ登場していない。 本作は非常に緻密な論理構成が展開される本格推理作品のお手本のような作品である。ただ、あまりにも緻密すぎて、解決編の説明についていくのに一苦労する。それまではなかなか楽しめたのだが...。 なお、冒頭に「誰が殺したコックロビン(駒鳥)を」のマザーグースが掲げられているが、ストーリーとの関係は薄く、探偵役のゲスリンが心の中で勝手に被害者をコックロビン(駒鳥)、犯人をスパロウ(雀)に例えているだけである。 それと、作品中に「花粉症」が出てくるのに(そんな昔からあった病気なのかと)ちょっと驚いたが、どうも作品中の「花粉症」は一般的によく知られているくしゃみ・鼻水のそれではなく、花粉アレルギーによる喘息のようである。 | ||||
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