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方舟



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【この小説が収録されている参考書籍】
方舟
方舟 (講談社文庫)

方舟の評価: 3.62/5点 レビュー 540件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全140件 101~120 6/7ページ
No.40:
(2pt)

(2023-103冊目)胃の腑に落ちない点が多すぎるミステリー小説。

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 「僕」こと越野柊一は学生時代の友人を中心とした7人で集まって山へ遊びに行く。湖で遊んだ後、面白い地下建築があると言う裕哉の誘いにしたがって山奥へと向かい、その地下建築施設で一晩明かすことになるが、突然の地震で地下に閉じ込められてしまう。なおかつ地下水が浸水してきて、脱出策を考えないと数日後には全員が施設内で水死してしまう。そんな状況下で第一の殺人事件が発生して……。
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 2023年の「本屋大賞」7位受賞作であること、そして2019年に第60回メフィスト賞受賞作家であると聞き、興味をもって手に取りました。
 地下施設内での密室殺人、タイムリミット脱出劇、第2第3の猟奇的殺人と盛りだくさんの内容です。
 しかも真犯人が判明した後も、エピローグでさらなる驚愕の事実が明かされる、といった具合にエンタメ要素は満載です。

 とはいえ、私は全く楽しめませんでした。
 エピローグで提示されるどんでん返しを最初に考案して、そこに向けてなんとかお話を組み立てていったというのが執筆プロセスなのでしょうが、成功しているとは思えません。それほどまでに、終幕へ向けた物語の展開に、奇妙な点、理屈に合わない点が多すぎるのです。
 これからこの小説を読もうという読者の興を削ぎたくはありませんので、少しぼかした書きかたをしますが、私には以下の点が気になって仕方がありませんでした。

【犯行手口が不明瞭】
 第2の被害者は首なしの切断遺体で発見されます。人ひとりの首を切り取る犯行手口が納得できる形で提示されません。物語の早い段階で登場人物全員の職業が紹介されていて、真犯人が判明したあとに改めてそれを眺めてみると、この犯人がこれほどの凶行をやり遂げられた手順が理解できませんでした。
 ちなみに、登場人物の職業は以下のとおりです。「僕」こと越野柊一(システムエンジニア)、野内さやか(ヨガ教室受付)、高津花(事務の仕事)、西村裕哉(アパレル会社勤務)、絲山隆平(ジムインストラクター)、絲山麻衣(幼稚園の先生)、篠田龍太郎(柊一の従兄で職業不詳)、山崎幸太郎(電気工事士)、山崎弘子(妻)、山崎隼斗(高一)。

【動機が腑に落ちない】
 犯人の真の動機はかなり利己的なものです。予期せぬ地震によって閉じ込められたあとに短時間で犯意に至ります。しかし、大災害に見舞われた直後に、連続殺人を選択した判断があまりに短絡的(で身の程知らず)です。これだけ災害の多い国に暮らす私たち読者は、危難においては見知らぬ他者とですら手を携えて打開策を練る道を選ぶほうがむしろ自然です。

【一人称小説として読者の了解は得られるか】
 この小説は越野柊一が一人称で語っていくスタイルをとっています。重大事件について一人称で語る登場人物が、事件決着後に事の次第を一記録者として第三者に語っているのだろう――そんな暗黙の了解を読者から事前に得たスタイルだと私は思うのです。しかしこの小説の結末では、柊一の記録が部外者の目に触れることは永遠になさそうです。この一人称スタイル自体が、悪い意味で読者の目を眩ましていることになり、クールではありません。あざとい手口だと感じました。

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方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.39:
(2pt)

どんでん返しはあるが、肩透かし

最後にひっくり返されるどんでん返しを期待して読む読者が大半だと思うが、そこまで面白かったかという塗装ではない。なんとなく、文章に入り込めないのは、割と最初の方に稚拙な表現が頻出するからだと思う。

また、登場人物たちが真犯人にここでひっかけられていた、という時点まで遡っても、そういうことを感じさせる描写や雰囲気がないので、フェアさに欠けるような気がしてしまった。動悸も納得がいかないし、作中の地震発生は偶然なのだが、その割に犯人の犯罪にいたる思考の理路が整然としていて、それも興ざめ。

レビュの評価は高いが、楽しめなかった。

ただ、探偵役が単なるモブだったというのは面白いかも知れない。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.38:
(1pt)

評価に疑問

サクサク読めた。良かった点はそれだけでした。
設定生かしきれてないし探偵役も微妙だし最後は胸糞。なんていうか全体的に薄っぺらい…
早々に犯人が予想できるので、何か深い動機や背景があるのかと思って最後まで諦めずに読んだけど…残念です。もう一度読もうとか人におすすめしようとは思いません。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.37:
(1pt)

ライトノベル?

全てがご都合主義。
最後が思いついて、そこから逆算したんだとは思うけど、ありえない地下建造物、タイミング良く起こる地震、都合よく迫る水位。
この強引な設定を文字のみで理解させようという努力は凄い。
そして、読者も労力を強いられる。
意欲作なのは分かるけど、中高生向きだよね。
多分、映像化はするでしょう。
主演はまた橋本環奈かな。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.36:
(1pt)

時間の無駄

登場人物に魅力なし。動機、トリックも平板。読みやすいだけだった。
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4065292689
No.35:
(2pt)

ラストが評価されてるのは分かる

ラストのネタでみんなが惹き込まれるのは分かるけど、全体的に文章構成やキャラクターたちがチープ。カクヨムとかに落ちてる特に秀でた文才のない素人の小説って感じ
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.34:
(2pt)

もう少し作り込みがあればなあ(少しネタバレあり)

レビューを見るととても評価が高い本作だが、個人的にはイマイチ面白いと思わなかった。
なぜ面白く感じないのか考えてみると、私の場合は登場人物や舞台の設定にシンパシーを感じれるかどうかが重要な要素だと実感した。
本作の登場人物はかなり絶望的な状況にも関わらず、大学のサークル内の揉め事くらいの捉えで不満を言っているくらいの態度。主人公のモノローグもあまりに無気力というかマイペースというか…。探偵役の主人公の従兄弟も、常人離れした推理力を発揮するのだが、なんでその様な能力を持っているのか全く背景が語られないので深みが出ない。謎解き役が必要だから作っただけの人物に感じてしまう。犯人もその行為に至る動機はあっても、実行できるのはかなり不自然。
その他の人物達も個性も魅力もなく、最後まで人物像がイメージ出来なかった。
舞台設定も極めて特殊な建物で、それがミステリーの中心なのだが、その謎も完全に放置。
ラストのインパクトはあるのでそうきたか!となり読後感は悪くなかったが、舞台や人物のの作り込みがあまりにもアッサリし過ぎてて、消化不良だった。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.33:
(2pt)

秀作ではない

星3つ以下の方のレビュー通りです
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.32:
(2pt)

どんでん返ししたかったんだろうなぁ

山奥、スマホの電波が通じない、数人だけのクローズド環境という、殺人事件にはもってこいの状況を作り出して、事件は続く。都合よく地震が起きたり、水嵩がましたり、タイムリミットがどんどん近づく状況も作り、連続殺人はつづく。圧倒的に残念だったのは、動機が弱すぎた点につきます。そこまで殺すほどに生きたいという背景がないから、共感できずに読了。素人探偵みたいな主役を生み出し、トリックをいろいろ考えて、どんでん返しを表現したかっただけなんだろうなぁ。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.31:
(2pt)

ちょっとがっかり

ミニマムな論理構造が荒く、文章もうまくない。
物理的な状況も説明できていないか、さもなくば突き詰められていないため、この状況に陥らざるを得ない、というのが納得しきれない。読んでいて、この場合はどうか、という疑問がいくらも湧くが、読み進めても解消はされない。
特に、外の状況、これは助けを呼ぶのが絶対に間に合わないと明言しないと、話の根本がグラつくだろうに。
著者と編集者とで、もっと時間をかけて完成度を上げるべきだったと思える。
お金を出して習作を読まされた気分である。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.30:
(1pt)

Really bad

Very disappointing read. Stale characters, contrived plot, and underwhelming twist ending.
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4065292689
No.29:
(1pt)

ちょっと無理がある

舞台環境やペルソナ設定に難あり。オチから考えたのだろうなという作品。なぜ評価が高いのか分からなかった。
ドヤ顔で推理展開してラスト絶叫してる探偵役の不様さよ…笑
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4065292689
No.28:
(2pt)

ネタバレ感想

【ネタバレ注意!】

1週間あるならさっさと脱出して救助に向かえば全然間に合いそうな距離感(レジャー施設から半日歩けば着くレベル)なのに、なぜか残る人が1名でかつ救助できないと決めつけているのかがずっと腑に落ちない設定だった。
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4065292689
No.27:
(2pt)

突っ込みどころ多すぎでは。。。

YouTube, SNSで「どんでん返しが凄いんです」って評価が高かったので 読んでみました。
展開も早いし、文章も読ませるのですが、そもそもの動機が判らないし、それぞれの犯行も突っ込みどころ多すぎだし。。。 「どんでん返し」も途中でオチがよめちゃいます。

まぁ いやミスとしては面白かった方かな
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.26:
(1pt)
※削除申請(3件)

始めから無理

40ページ位まで読んで辞めました。物語の設定と人物の発言に違和感があり過ぎて無理でした。家族を招き入れたところと自己紹介の辺りまで。こんな序盤でこんな違和感あるなら、この先どんどん違和感出てきそう、みたいな感じ。
スマホの脱出ゲーム見てるみたい。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.25:
(2pt)

小どんでん返し

叙述トリックやどんでん返しモノが好きで良く読んできましたが、最期のオチは「小」どんでん返しって感じでした。(講談社のネタバレサイトも読みました
トリックはシンプルで別にケチつけるようなものではないんですが、登場人物(犯人)の深掘りが無いので、動機が不明瞭のまま終わってしまったように感じました。
クローズドサークルで異常状態なのはわかるけど、にしても真犯人は優秀かつサイコすぎないか?
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.24:
(1pt)
※削除申請(1件)

ぜんぜんおもしろくなかった

ネタバレ!

ご都合主義的な無理やり感。そもそも殺人犯に自己犠牲を担わせる設定があり得ない。そんなに上手く事が運ぶワケがないのに、それが大前提になってるために、読み進めるのに読者が自己犠牲を強いられるという...。どうしてこんなに評価が高いのか解せない。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.23:
(2pt)

突然のオチ

ネタバレ含みます。

ラストは奇を衒っていて正にイヤミス、で良かったです。
イヤミスだなと感じる他は、環境下登場人物に感情移入できなく終始文字を目で追っているだけの感覚に陥った。
自分の中のリアリティとかけ離れていたので退屈でした。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.22:
(2pt)

ラストで全て解明するが、それまでのプロセスがいまいち。

みなさんが既にお書きされているように、最後の最後で全ての謎が解明され、一気にクライマックスを迎えます。そのクライマックスがまさに「イヤミス」です。
ただ…このクライマックスを迎えるまでの序章や中盤の盛り上がりに欠けるかと。人物描写も煩雑、人間の心理も本当にこんな行動をとるのか?こんな発言するか?の様な疑問が拭えず感情移入もできないまま終盤を迎えました。
最後のクライマックスを迎えるために序盤から急ぎすぎた感覚が否めません。もう少し丁寧に、人間模様を生々しく表現してほしかった。比喩表現も無理に言葉を外から持ってきている様で、主人公(筆者)の心は反映されていないように思えた。
物語の序盤-中盤-終盤という流れる様なプロセスが大切だと思い知らされました。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.21:
(1pt)

死刑反対派には都合が良さそう

もし犯人が助かっても、事情聴取されたり遺体捜索して遺体が見つかったら結局容疑かけられそうやな。

小説の内容としては間延びしててオチありきって感じ。寒い小説や。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689

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