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ロンドン・アイの謎
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ロンドン・アイの謎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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本の帯の絶賛コメント、紹介文のコメント。多大な期待を抱きすぎて購入。読んでみるとトリックも直ぐに分かるし、途中の展開もドキドキしないし、まあこんなものかな?という感じ。 | ||||
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綺麗な状態で届いたので満足です。配送も迅速でした。 | ||||
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本著者の作品を読むのも児童向けミステリを読むのも初めてだった。本の帯の文句も期待を最大限にした要因の1つ。あまり期待しすぎてはいけない・・・と自分を抑えながら読もうとしたがそんな心配は杞憂であった。主人公の人物設定を考えるとただただ理屈っぽい内容になっても全然おかしくない状況なのに、何度も何度も声を出して笑ってしまった。ミステリなのに!!それでいて謎解きの自然さ、スリル、先を読みたくて手が止まらなくなった。それを支えているのは自然な日本語であり、翻訳であることを全く意識しないで読めるとはこのことだ。著者がこの世を去ってしまったことは残念だ。でもまた『グッゲンハイムの謎』で「彼ら」に会いに行こうと思う。 | ||||
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児童物の方が世の中を映し取っていると感じるときありませんか?細部まできちんと造りこまれていて、何度も読みたい面白さです。読後感もスッキリしています。続編も読みたいです。 | ||||
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ハッとするような謎解き!ジュヴナイル小説とあるが大人でも十分すぎるほど楽しめる。グッゲンハイムに謎も買ってしまった。おすすめです。 | ||||
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市の図書の司書さんから勧められて購入しました。ミステリー好きな小6息子もハマって一気に読んでしまいました。大人も楽しめます。 | ||||
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今年の英国は、嬉しい事、悲しい事が続いた大変な年だったのでは。 このミステリーも、驚きと嬉しさに溢れている。ロンドンの観光名所でもあるロンドン・アイでひとりの少年が行方不明に。いとこである主人公のテッドの賢さ、姉のカッツの行動力で見事に解決。それぞれの家族の心情も丁寧に描かれ、論理的な謎解きの面白さと物語的な膨らみもあり、子供達の成長していく姿も爽やか。今年一推しのミステリーは、軌跡も大きく正統派だね。 | ||||
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日本のティーン向けの小説・コミック・アニメ等が海外に紹介され、メディアに取り上げられる際、必ず出てくる批判に「幼少期に見せるにはあまりに暴力的である」とか「子供に人間の負の部分を見せるべきではない」というものがある。日本のジュブナイル作品の多くは人間につきまとう暴力や暗い側面は好むと好まざるに関わらず存在するものとして描き、ただしどう否定されるべきかを読む子供たち自身に考えさせるように語りかけていたと思う。 もちろん中には行き過ぎなものもあるだろうが、小説で言うと乱歩の「少年探偵団」シリーズ、眉村卓や筒井康隆などのジュブナイルSFなどを思い出してみても、犯罪やいじめ、全体主義の恐怖などを描きながらも子供たちが明るい方向・未来に歩いていけるよう作られていた。 この小説は海外のメディアでは絶賛されているようだ。いかにもなことだと思う。 主人公のアスペルガー症候群らしき「普通とは違う」少年の周りには、家族の不和や兄弟間の確執などの要素はあるのだが、そこに現れる人間からは深刻な方向にいきそうなマイナスの感情は注意深く取り除かれ、例えばちょっとイジワルな発言をすることはあっても悪意まで進むことがない。 「まだ子供だから」「この子は普通とはちょっと違うから」と誤解することはあっても、全員が漂白されたように善意の人々ばかりなのだ。また主人公自身を考えても「自分は周りの人々とは考え方が全く違う」と常に感じるのは子供にとって大変な重荷のはずで、ひどく落ち込んだりマイナスの感情をつのらせることもあるはずなのに、平然と受け止めているのは不自然と感じる。 (筆者の小学生の頃、なにかの理由で「普通とは違う子」はクラスに1人2人必ずいた。周りは気を使っているのに、逆にそのことでその子が抑えていた感情を爆発させるような場面も幾度も経験している) ジュブナイルとしてはそういう作りもあるだろう、とは思う。 しかし、そのためにミステリ的な興趣が損なわれてしまっている。いとこが大観覧車ロンドン・アイのカプセルから消えてしまったという物語の中心となる謎が、「この小説の作りで殺人や誘拐などのダークな方向に行くはずがない」と思って考えれば読者が子供でも簡単に底が割れてしまう。 なんとも優等生的と言うか、「大人が考える」よい子のための本なのだ。 「子供自身がおこづかいで買ったり、図書館で借りてドキドキしながら読む本」ではないと感じる。 | ||||
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2022/6/2から4日間の「プラチナジュビリー」を堪能した後、このミステリを読むことができることはとても幸せなことだと思います。 「ロンドン・アイの謎 "The London Eye Mystery"」(シヴォーン・ダウド 東京創元社)を読み終えました。 探偵は、ロンドンに住むテッド。彼は「気象学」に詳しい、少し変わった十二歳の少年です。彼は両親と姉のカットと共に暮らしていますが、そこにマンチェスターから母の妹とその息子・サリムが訪ねてきます。そして、市内観光へ出かけ、大観覧車"ロンドン・アイ"に一人で乗り込んだサリムは、忽然と消えてしまいます。サリムには一体何が起こり、どこへ消えてしまったのでしょう?いつものようにパズラーのストーリーを詳細に語ることは止めておきたいと思います。 子供向けミステリかと思いきや、テッドの"シンドローム"を持った頭脳と心は、論理を積み重ねることによって二つの?謎をしっかりと解き明かしてくれます。謎に向かって、とてもストレートな物語でありながら、デリケートに配された伏線が須らく回収され、また、テッドを中心として引き起こされる「家族」の混乱が、"ロンドン・アイ"のゴンドラのように巡り来て、巡り来て、とても爽快な結末へと辿り着くことになります。 <新型ウィルス>も<戦争>も<天変地異>も<暗殺>も起きない世界の物語を私は欲してやみません。 | ||||
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