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星を継ぐもの
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星を継ぐものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全504件 121~140 7/26ページ
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30年後越しの再読?やはりおもしろい。また、ハードSFが読みたくなった。 | ||||
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SFですが、考古学がベースの話でとても面白かったです。ラストの落ちは今の月の誕生の定説だとチョット苦しいかもw | ||||
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まず当方、1年に1冊程度しか本を読まず、さらにSF小説が死ぬほど苦手なのだが、これは一気に読んでしまった。 そもそもSF小説が苦手なのになぜ手に取ったのかと言うと、単に本屋で積んであったからです。昔の本なのに積んであるって、余程面白いのかな?と思いまして。 その晩に、前述のとおり一気に最後まで読んでしまいました。 素晴らしい作品であることは他の方がきちんと書いていらっしゃるのでそこは割愛し、SF苦手な人でも大丈夫と思えるポイントを書いてみます。 SF小説を敬遠する最大の理由が、世界観をすんなり受け入れられない(設定を覚えられない)からだという人は多いと思いますが、これは作品特有の世界観や技術などを表す用語がほとんどありません。 我々が生きている現実の延長線上ですべて起こっているイメージです。 人物の名前も普通の外人の名前ですし。 太陽系のなかを旅行することができている程度の未来の話です。 話も、ややアカデミックな謎解きという趣で、SFというより考古学っぽくもあります。 なので、『2001年宇宙の旅』というよりは、ゼカリア・シッチンとかムーとかが好きだったらわくわくすると思います。 最後、トンネルやジャングルを歩いてきて、目の前がパッと開けるような爽快感があります。 | ||||
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内容の素晴らしさは他のレビューでさんざん語られているので割愛。 この小説は「世界中の科学者たちが一致団結して研究チームを結成し、月面で五万年前に死亡したという奇妙な死体の謎に挑むドキュメンタリー」です。(学者たちの総力戦感がエヴァのヤシマ作戦みたいで最高にエモい)数学、物理学、生物学、天文学、考古学、地質学、化学、工学、言語学etc.……あらゆる学問のプロフェッショナルの研究が詳細に語られます。もちろん予備知識ゼロでもわかるように噛み砕いて書かれているのですが、自然科学の素養が全くないと正直読み進めるのがしんどい場面もあるしれません。逆に生来オタク気質だったり、大学で自然科学系の講義をとっていたり、ナショナルジオグラフィックのような知的好奇心を刺激する番組が好きな方なんかは、これ以上面白い小説はないと思います。ぜひご一読ください。ラストには稲妻にうたれたようなカタルシスが味わえますよ。 | ||||
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この1行だけで、ものすごく興味を惹かれます。 そして、その高い期待を裏切らない緻密で論理的なストーリー。 この本を読むと、本当に、 ・月は、5万年前に地球がキャッチした ・月が衛星になるまでは、地球は今の3倍のスピードで回っていた このため、地上には今の3倍以上の猛烈な風が吹いていた ・だから、大昔は、恐竜のような巨大な生物が、地上にいた(重さが無いと飛ばされてしまう) また、プテラノドンのような、グライダーみたいな翼竜が飛ぶことが出来た などなど、「真実では??」と思ってしまいます。 30年経っても全く色あせない、最高のSFだと思います! | ||||
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序盤はカタカナに不慣れなせいもあり、登場人物名を見ても誰?となり、少しづつしか読めませんでした。。 ただ、中盤以降は出てくる人物が固まってくるのでものすごく進みます。 元々、ストーリー自体は予想をどんどん覆されていきワクワクする内容なので、おすすめです。 | ||||
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戦いや冒険は既に終わって5万年経った後、その痕跡を見つけた優秀な科学者たちが、何が起こったのか推理する話。 本筋の「謎」が出てくるまでが少し冗長で、読むのが辛い人が多いと思うが、中盤から様々な事実が明らかにつれて面白さが加速する。 頭のいい登場人物達が「事実」と「仮説」、仮説で起こりうる「矛盾」を丁寧に確認しながら進むので、自分なりに推理する楽しみもある。 | ||||
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ベストセラー となった1970年代のサイエンスフィクションの金字塔。出だしといい、全体の構想、そして解説者の記載の通り最後の一ページが駄目押しとのように、近未来の科学技術や知識の全てが網羅され、最初の謎が解かれていく。SFの古典として外せない一冊。 | ||||
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これまで読んだSF小説の中でも、やや特殊な印象の残るものとなりました。 | ||||
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これまで何百とミステリ小説を読んできたが、これほど大掛かりなトリックは知らない。文字通り「大掛かり」。遺体を切断してシャッフルするとか、つららが天狗の鼻を滑っていくとか、そういうこぢんまりしたスケールでは決してない。(島田荘司は大好きな作家です) 月面で「5万年前に死んだ人間の遺体」が発見された。このコピーを読んで本作を読もうと思わない人はいったいどんな人だろうか。読み始めれば、ぐいぐい物語に引き込まれる。謎を解明するため、あらゆる科学技術の専門家が動員される。自然科学に即した考察・推理が繰り広げられていくのがたまらなく面白い。 ただ知識だけがひけらかされるオタク向け文学ではない。クセのある人物とそれらを取りまとめる主役など、魅力的なキャラクターが登場し、複雑な人間関係を生き生きと描いている。 殺人が起こるわけでもなく、宇宙スパイが組織を転覆させるわけでもない。味方も敵もなく(意見の対立はもちろんあるが)、一つの科学の謎を解き明かすために全員が奮闘する。言ってしまえばそれだけの物語。しかし本作の終わりに謎が解明され、驚くべきトリックの真相が明らかになるとき、その興奮たるやそのへんのミステリ小説とは一線を画することに気づく。 翻訳文にやや難しい言葉遣いがあるので、読書に慣れていない学生などは辞書が必要かもしれません。 | ||||
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こんなスケールの小説、著者はどうやって思いついたのか? 読み終わった今、作品のテーマとなってる宇宙はもちろんだが、著者の脳内という宇宙の方も気になる。 自分は、SFを読む度、テーマと同時に「こんな話を思い付いてしまう人間の脳はすごい」と思うが、中でもこの小説は圧倒的だった。 細部のディテールの細かさも秀逸。ある意味、一般的なミステリー小説よりもリアル。 シリーズまとめて、超オススメです! | ||||
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挿絵が無いので、頭の中で景色や人物を想像しながら読めます。 変に挿絵が有ると想像力が膨らまなくなるので、挿絵の無いこの作品は私は好きです。 | ||||
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この本は読むと明るい気持ちになりました。 謎が謎を呼ぶことでミステリー娯楽的側面がありますが、私はそれよりも この筆者の描く希望に溢れた未来像が好きでした。 21世紀の今だと技術が成熟し、未来がある程度分かってしまっていますが 20世紀の時は、確かに皆が「未来は・・・21世紀は予想もつかない、とてつもなく凄い事になっているだろう!」というビジョンがありました。 上手く表現できませんが、20世紀をそれなりの年齢ですごした人は何となく意味がわかると思いますが。 何となく、この本はその時の気持ちを少し思い出しました。 筆者による底抜けにポジティブな未来像が感じられて、それが一番好きでした。 | ||||
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40年以上前の作品なのに、300以上のレビューがあることに少し驚きました。それだけ人気の高い作品なんですね。 文庫版の解説が、とても良く本書の評価を表していると思います。要約すると、「ハードSF小説と言うには問題がないとは言えないが、この小説にはセンスオブワンダーがある!」ということです。私は月で5万年前の人の遺体が発見された、という設定だけでかなり引き込まれました。 確かに、必ずしも必要ない説明が多かったり、あっても内容に乏しかったりしますし、表現もうーんというものもあるかもしれません。何より、どなたかも書かれていましたが、登場人物がただ物語内で仮説を説明をするためのツールでしかない、と言われると、あまり明確に反論するのも難しい気がします。 それでもやはり引き込まれる人が多いのは、設定の巧みさだけでなく、チャーリーとコリエルの運命に読者が魅かれるからであり、冒頭にそうさせるだけの十分な魅力があるからだと思います。設定が荒唐無稽という人もいますが、それを言うなら名作中の名作と言われる『幼年期の終わり』なんてはるかに荒唐無稽です。出来事をマジメに説明しようとするかしないかの差だと思います。無闇に説明するのは小説らしくないと言われるとそれはそうなのかもしれませんが…私は面白く読みました。センスオブワンダー、あると思います。 | ||||
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とてもワクワクした。知的好奇心が刺激された。壮大なテーマで自分が考えていることがちっぽけに感じた。 | ||||
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さすが名作と言えるだけあり、次の作品への道筋、仕掛けが散りばめられてました。 | ||||
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正直言うと前半は退屈で2回ほど読むのを途中で挫折したのですが、 読み終わった時には、読んで良かったーと思えるような後半の展開でした。 ラストも印象深いです。 | ||||
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『蘭学事始』が大好きなのである。 杉田玄白らが『たあへる・あなとみあ』なる驚異の書物を、たぐるように解読していく知的快感を追体験するのがたまらなく気持ちいいのだ。 本書の前半の面白さは、まさにその快感である。 であるから、中盤新聞記事という形でまとめられた展開に「えぇー、もっとコツコツ解読して欲しいのにぃ」とガッカリした。 が、何の事はない。本書はそこからセンス・オブ・ワンダーが猛烈に加速するのである。 部分の積み上げ、組み合わせ。プロフェッショナルが総力を挙げた結果見えてくるものは、既知の物の見知らぬ姿。 「継ぐもの」とは何であるのか。「星」とは一体どれを指すのか。およそ暴力的な結論に、なぜかしみじみと感動を覚えるのである。 読み終えて深夜(SFを読み終えるのは夜、という個人的偏見)、ベランダに出てみたくなるはずだ。むろん月を見上げるのである。 | ||||
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物語を読み進めていくにあたり 解き明かされていくなぞ。 物語の中に登場する人物と同じように 自分自身が、謎が解き明かされることに興奮し、そして その壮大さに感動した。 まず1度読んでみてほしい。 そして、個人的には映像化を希望する。 これこそアニメーションで、再構築すべき作品ではないだろうか。 | ||||
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この作品の種明かしには驚かされた。よく、こんなアイデアを思い付くものだと感心した。 この作品が書かれたのは1977年、作品の設定は2028年だが、今読んでも全く古さを感じさせない。 月面調査隊が発見した5万年前の死体が、いったいどこから来たのかという謎の解明が主題であり、謎を解明する科学的・学術的な過程が丁寧に描かれている。色々な仮説が示されるが、それぞれ矛盾点があり、うまく状況を説明できない。主人公ハントが矛盾点を解決し、さらに、生物学者ダンチェッカーによって補足説明があるが、個人的にはハントの説明の方により感心した。ダンチェッカーの説明には、説明不十分と思われるところが1箇所ある(〇〇が知識や技術をことごとく失ったにちがいないとしているところ)。 読みやすい訳で、難しい技術的内容が出てくるわけでもないが、気楽に読める作品ではない。私は理系人間だが、科学論文を読まされているようで、読み進めていくのには若干抵抗があった。ただ、その読みにくさの先に、すばらしい種明かしが待っている。個人的には、説明に付いていくのがやっとで、謎解きを考える余裕はなかった。 「星を継ぐもの」というタイトルにはどういう意味があるのだろうと思っていたが、読んでみて納得した。 | ||||
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