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星を継ぐもの
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星を継ぐものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全507件 241~260 13/26ページ
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冒頭からいきなり月面で宇宙服を着た5万年前の死体が見つかるという最大の謎が与えられ、 自分なりに色々な可能性について頭をはりめぐらせた結果、時間跳躍の話だろうと単純に予想していましたが全くの大外れでした。 頁が進むにつれて徐々に事実が明らかになり、博士たちの真相解明にまるで自分が参加しているかのような気分になります。ある一点を目指して不可解な事象が納得できる形で集約していく様が下手なミステリーよりもよっぽど面白かったです。 続編も非常に面白く、それぞれテーマや世界観が違いますが、やはり本編がおすすめです。 そのうち映画化されること間違いなしな作品だと思うので楽しみに待ちたいと思います。 | ||||
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根っからの文系なせいか、SF作品を面白いと思ったことはあまりない。せいぜい田中芳樹の銀英伝や映画のスター・ウォーズぐらいで、サイエンスの要素が色濃い海外のSFなど、読む気が全くしなかった。この作品には感情移入できるヒーローやヒロインは登場せず、韓流ドラマのような波瀾万丈の展開もない。近未来の月面基地周辺で、5万年前の宇宙服を着た人間の死体が発見されるという出来事をきっかけに、主人公の技術者と学者たちが一つ一つの事実の積み重ねから人類創世と太陽系の謎に迫るという、サイエンスの要素が極めて色濃いハードSFである。なので、私のようなSFリテラシーの低い人間にとって、面白いと思える要素の何もない作品である。 しかし、結論から言うとめっぽう面白かった。これほど面白いSFは読んだことがないと言ってもいい。人類創世と太陽系の謎という、SF好きならずとも興味の持てる、しかし大風呂敷なことこの上ないテーマでありながら、議論を経て事実を突き止めていく過程が非常にエキサイティングで、kindleでページをめくる手が止まらなかった。語り口のうまさもあるのだろうが、当時わかっていたさまざまな分野の事実を積み上げて、一つの結論に迫る文章には、並々ならぬ説得力があった。執筆からすでに40年近くが経過しているので、実際のところこの本の内容と反する事実も現在すでに発見されているが、そんな小さな瑕疵は全く気にならない。 そこでふと気がついたのは、この本が実は法廷小説と極めてよく似ていることである。「十二人の怒れる男」がいい例だが、アメリカには喧々囂々の議論を通じて真実を見いだす過程自体を楽しむ伝統がある。私はこうした小説が好きなのだが、本作はまさにそのアメリカのよき伝統に忠実な作品である。考えてみると、法廷小説を楽しむために、法律の知識はさして必要ない。だから、日本人の私でも海外の法廷小説を楽しめるのである。そう思えば、たとえ本作などが扱う電子工学、人類学、生物学の知識がなくても、すぐれたSF小説でさえあれば、私のような読者でも楽しめない理由は何もない。だから、SFというだけで二の足を踏む多くの人にも是非読んでほしい、本作はそんな魅力に富んでいる。 | ||||
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物語に現実みがあり、いつか本当に起こり得るのではと期待を考えさせる | ||||
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言葉や文体はちょっと時代を感じさせる部分がありますが、中身は面白かったです。 お陰で電車のなかで読んでいて何回か駅を乗り過ごしてしまいました・・・。 | ||||
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物語としての設定も、よく考慮され、退屈せず最後まで読めました。 まあ、多少ありえない脚色もあったけれど、十分楽しめ、SFファンなら、必ず読んでおきたい1冊ではないかと思います。 | ||||
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SF論を持つほど詳しくはなくて、おもろしろかった、ワクワクしたというようなレベルのSF好きですが、この作品は置くことなくトイレまで持っていって(kindleですが)読みたくなるほど引き込まれました。 私程度のレベルの読者の場合、序盤で少しつまずくかも知れません。 冒頭のこの作品で非常に重要になる場面の後、話が大きく展開、分散してしまって、人物、背景などがよくわからなくなりそうな部分があるように思います。 そこはわからないままに突き抜けると、だんだん見えてきて、あとはぐんぐん引き込まれる感じです。 続編もありますが(むしろ、そっちがこの作品の本論になるのか)、私としては、この一冊でも十分に楽しむことができました。 欠点をあげるならば、登場人物が頭の中でイメージを造り上げるほど描写されている人が少ないことでしょうか。 どちらかというと謎を解き明かしていくということを急いでいる感じでした。 | ||||
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古く良き時代のSF物です。素直に楽しめるシリーズです。月を見上げると、思い出させる一冊です。 | ||||
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科学者たちの議論を通じてストーリーが進むのですが、ぐいぐいと引き込まれていきます。 昔から知っていた作品でしたがなぜか読んでいませんでした。もっと早く読めば良かったと後悔 | ||||
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技術的な事は分からない筈なのに、本の中で説明されている様々な最先端物理現象が分かったような気持ちになって読み進めることが出来る。情景描写が上手いからだろう。目を閉じれば宇宙が広がります。 最後がちょっと速足になった感じがしてざんねんですが、大変面白い一冊です。 | ||||
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プロローグで「巨人コリエル」が登場する。 その名が出現する最初の文は、こうだ。 「ブルーの斑点に焦点を結ぶと巨人コリエルの姿がくっきりと視野に浮かんだ。」 コリエルを見ている赤い宇宙服の男は、「チャーリー」に違いない。後に月で発見される。 物語は驚くべき「真実」を明らかにするが、エピローグで再び「コリエル」の名が登場する。 コリエルは何者なのか。身長2mほどの大男なのか、それとも2m40cmほどの巨人なのか…。 2mと2m40では話が全然違ってくるのだ。 続編も読んでみた。人類は史上最大ともいうべき出来事に遭遇するが、コリエルの謎は明らかにされない。 これは次も読まなければならない…。 | ||||
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読み応えがあって本当によい作品でした。 (5つ星を付けたかっただけのレビューで物足りなく申し訳ありません) | ||||
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言わずと知れたホーガンの代表作。とにかく謎解きの面白さは凄い! ハードSFの面では、取り付きにくい方もいると思うが、勧めたい。それだけの世界観を構成していて納得できる。 異世界人ガニメアンに作者が託した人間の心や考えは、読者の価値観や判断に影響を及ぼすだけの力があると思う。 レビューを見ている方達へ、試してみて損はしない。でも、試すなら最後まで読み通してほしい。 | ||||
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初めて読んだのは15年くらい前のことですが、電子書籍になったのを見つけて、懐かしく思い購入しました。 さすがに発表から40年近くになる作品なので、作者が想定した近未来の科学技術の水準を一部の分野では追い越してしまっていますが、本編の楽しみの大半は、「チャーリーが何者なのか?」を謎解くことなので、作品の評価が下がることはないと思います。 謎解きが進行するにつれて、現実に生物学や宇宙科学において謎とされていることが解明されていくあたりの文章構成力には何度読んでも胸のすく思いがします。 また、本書を読んで気に入られた方はシリーズを読む事をお勧めします。「星を継ぐもの」は物語の起承転結の「起」であり、物語としては状況設定を説明し終えたところですから。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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誰かに貰ったと思しき「未来の二つの顔」の読書中、ネットで”未来~”の事を調べてる時に知った作品。 「この設定でどんな解決に向かうのか?」とてつもなく興味を覚えて入手に至りました。 ”未来~”は長い上に、その本の文字が小さかったものだから、読み進めるのが大変でしたが これは話の面白さもあって、何の苦もなくすいすい読めましたね。 物語中の大きな謎の1つ、「なんで彼らの母星から月の様子がすぐわかったのか?」ですが そりゃ月の位置が……だったってことでしょう、と即座に予想しました。 この辺が本文で言及されるまで、結構ページを要してましたが、 いつ出るかいつ出るかと、それはそれで楽しみでした。 (人類の祖先までは読み切れませんでしたが) それと、これ終わり方が最高です! 続編も確実に手にすることでしょう。 | ||||
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はじめて読んだのは高校生の頃。30年近く前でした。 それまでもSF は好きでよく読んでいましたが、 衝撃的なラストに向かって、全くダレさせずに読ませる 文章力に、かれこれ30回以上は繰り返し読んできました。 本はすっかりボロボロで、なんとか電子書籍にならないものかと リクエストしてきた甲斐がありました。 このシリーズ以外も今後発売されるようで、大変嬉しいです。 ありがとうございました。出版社やAmazonさんに感謝です。 | ||||
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35年もたっている作品ですが、古さを感じません。アクションは全くないですが、その分、思考をフル活動させてくれるでしょう。 ほんと、誰かが行っていた、「一度はよんでおくSF作品」です。 | ||||
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宇宙系?とでも言ったらいいのだろうか。映画でたとえ未知との遭遇や、地球が静止する日、コンタクト、プロメテウス、などが好きな方なら楽しめるはず。 今作はハードSF(英: hard science fiction)と呼ばれるジャンルで、ストーリー上発生する、ありとあらゆる謎や現象をあらゆる角度から科学的に解明しようとするお話です。 次から次へと発生する問題を科学的に考察し、仮説を立て、研究者同士激しい推論を繰り広げるところが面白かった。 ボリュームもさほど多くはないのでサクッと読めると思う、いや、読んでほしい。 | ||||
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名前が外人なの。 内容は面白いのに、私は名前が覚えられなくて、 この人は誰だっけ????と ページを戻る事が多かったです・・・・・・・(-"-) でも面白かった~~~☆ | ||||
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クラーク、アシモフ、ハインラインの3大巨匠の作品は読んできたのですが、それ以外の海外SF作家の小説を読むのは初めて。レビューの評価が高かったのと、創元SF文庫読者投票で1位に輝いた作品ということで、手に取りました。 ネタバレになるので、キーワードだけを。 ・月面調査隊が宇宙服をまとった死体を発見します。ところが、死体を調査をすると、現人類とほとんど同じ生物。しかし、死んだのは5万年以上前。 ・木星の衛星ガニメデで、地球のものではない宇宙船が発見されます。宇宙船の中には、人類に比べ、はるかに巨大な生物の死体が。 ・欧米の科学者たちが、総力を挙げて、調査しますが、彼らは何者で、その昔、太陽系では何があったのか。 ハードSFという範疇に入る作品だそうですが、クラークの決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)2010年宇宙の旅〔新版〕 (ハヤカワ文庫 SF) (文庫) (ハヤカワ文庫SF)を彷彿とさせる宇宙抒情詩になっています。ロマンを掻き立てられるとともに、科学者たちが、1つずつ、謎を解いていく様に、ミステリーのように、ハラハラドキドキさせられる作品です。 SFファンであれば、きっと楽しめる作品だと思います。 | ||||
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