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(短編集)
生命式
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生命式の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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ひとの暗さや明るさがうまく伝わってくる。暗い描写は気分悪く、明るい描写は気分良くてんぽよく読める。気持ちと常識が一定でなく、持っている常識が否定されがちなので落ち着かないが、全てが日常の出来事だとされていることで少しほっとする。怖いもの見たさで読んでいるみたいだと思う。 | ||||
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生命式 人肉を食べる時がくる…衝撃的な内容で面白いかな?と思ったのですが、もう一つ深みが欲しかったなあ…と思いました。 | ||||
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【生命式】★ この著者特有の合理的な世界を作り上げ、そこから真理を追究しようとしている。ただ、この著者は論理的な思考が弱いのでただのグロい世界で終わってしまっている。遺伝子に刻まれた数式が合理、言い換えると不合理の中にある数式が人間にとっての合理。でも、この方の合理はただの合理主義の延長なんよなあ。こんなもの和牛を人肉に置き換えれば誰にでも書ける。 【素敵な素材】★★ メッセージは「生命式」と同じで、合理主義の延長。数十年前までは真実で崇高な考え方と思う勘違い知識人が多かったのだろうが、今では周回遅れの考えなんよな。 人を動物や植物のように、衣服や家具などに使ってしまおうという世界。しかも人で作られたものは高価。 実際の世界でも遺骨ダイヤモンドというものがあるので、うまく展開していけばよい作品になってたかも。 問題は遺骨ダイヤモンドのように情が入っているモノを一例として出して、だから他のモノもすべて素晴らしいというグダグダなロジックで着地させている点にある。やっぱ、この著者は論理的な思考が弱いんだよな。 【素晴らしい食卓】★★★★ 思想や価値観の流動性や多様性(リベラル)を簡潔に大げさに表現している。この程度のリベラル思考であれば良し悪しの議論の余地があるし、わかりやすく面白かった。 【夏の世の口付け/二人家族】★★ 性の多様性、家族の多様性などを婆を通して語っている。理解しやすい。それだけ。 【大きな星の時間】★★★ 無垢で幻想的な世界観。銀河鉄道の夜や、星の王子様のような。 ただ、世界観をつくっただけで終了するので、もったいないというかなんというか。 【ポチ】★ この設定面白いんじゃね。だけの作品。 【魔法のからだ】★★★ 少女の性に対する儚さを描いている。すごく良く書けてる。悪く言えばストレートで著者っぽくない内容でつまらない。 【かぜのこいびと】★★ この設定面白いんじゃね。だけの作品。ただ「ポチ」に比べると設定がより突飛で描写が面白い。 【パズル】★★★★★ 主人公はいわばアンドロイド(人ですが)。血の通う人々に憧れる。主人公の言動がとにかく面白いし、きちんと最後まで話をまとめきっている。 【街を食べる】★★ 今はやりの野草を食べるお話。きちんと書かれているが、特に珍しくもない視点なので面白くなかった。 【孵化】★★★★★ よくある「本当の自分って何?」みたいな話かとガッカリでしたが、後半で一気に型を破ってきた。最後の数ページは爆笑でした。 著者の本は4冊目となりますが、デタラメでメッセージ性の低いものは面白く、ロジカルでメッセージ性の高いものはくだらないですね。天才的に頭が柔らかいんだろうな。だからこそ論理的思考は苦手なんだろう。にもかかわらず、あなた考えが古いですよ、支離滅裂ですよって指摘されずに生きてきたのかも。というか神格化されて、なんでもかんでもすごいと感じてしまう盲目人が周りに多くいるんだろうな。 | ||||
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「生命式」が1番印象に残っていて、人を食べるって事はやっぱり衝撃的で少し胸焼けがするような、なんとも言えない気持ちになった。想像すればするほど気分が悪くなって来たけど、読み進めるうちに、なんで食べちゃだめなんだろうって、疑問も湧いて来て不思議な気持ちにもなった。今まで味わったことのない読後感になった。人を食べた後、気の合う人とセックスをする。そして生命を授かる。やっぱり、ここにこうして書いていても衝撃かなりくて嫌悪感が強い。でもなんで嫌だと思うんだろう。よく分からない。 「素敵な素材」もまた微妙な気分になった。人間の皮膚が最高の素材として家具やストールになったりして、それをみんな普通にと言うよりは、自慢するくらいの感じで使っている。また嫌悪感がたくさんあったけど、なんでなんだろう、どうして素材として使っちゃダメなんだろうと思って、胸の中がグルグル不思議だった。怖いというか不安というか、気持ち悪いのもあるけどそれだけじゃない何か。 本当に不思議に引き込まれる本だった。また読んでしまいそうだ。 | ||||
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暇つぶしには丁度よかった。 ただ、引きこもってこんな本ばかり読んでたら病んじゃいそう。 女性2人暮らしの話は阿佐ヶ谷姉妹を思い出した。文中に人工授精がでてくるが、作者が無知なのか?人工授精は自然妊娠と原理は変わらないのでむしろ自然に近いんですよ。。 人間を食べるの話は狂気じみていた。 死んだ人間をインテリアで再利用… 熊の毛皮の敷物を高額で父が買ってインテリアにしていた子供の頃感じた違和感を思い出した。 剥製を含め…。 | ||||
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娘が、読みたかったらしく購入しました 内容は聞いてないのでわかりませんが | ||||
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作家さんの表現したいことはとてもわかる。この社会の価値観は人が決めたことで、聖書のように神が始めたことではないし、女性の概念も100年ぐらいで180度変わっている。 だから人間を食べたり、牛や馬のように人の皮や骨を有効に使う世界は、紙一重でそうならなかっただけで、この小説のような世界になる可能性はあるし、そうなっていけないということもないというのは理解できる。 だけどこの小説を読んでいると、スティーブンキングの小説に出てくる悪魔とかサイコパスがとても人間臭く感じられる。人を快楽のために殺したり、精神的な病のせいで殺したり、動機はいろいろあるけれど、そういう悪の側の人間も自分が絶対的に正しいと思っているキャラは少なく、多くは葛藤を抱えている。この小説にも人間を食料にすることに抵抗を覚える人は出てくるけれど、基本的にその心理的な葛藤に重点はおかれていない。宇宙人的なというか超越的な観点から知的に描写されているので、ホラー小説のようなダークな雰囲気はないし、ドキドキしたり感情が揺さぶられることもない。この小説は論理的に社会を表現することに主眼を置いているので、登場人物たちが何をしてもサイコパスだとか怪物だとは感じない。 でもなぜホラー小説とか非人道的なサイコパスが出てくる物語を読むのかというと、人間の善悪の基準を信じているからだと思う。登場人物たちの心の葛藤に共感することで人間というものを実感できるからだと思う。確かにスティーブンキングとかのホラー小説は保守的な価値観で出来ていて、村田沙也加さんはそういう既成の物語に挑戦しているのだろうが、この小説の登場人物に人間として感動するのは難しい。 | ||||
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興味本位で購入しましたが、後味の悪い本でした。 | ||||
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こりゃ凄い。「素晴らしい食卓」と「孵化」が何とも言えず気に入った 読んでる間無中だった 楽しいとか面白いじゃなくてひたすら無中で読んでました | ||||
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