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漆黒の慕情
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漆黒の慕情の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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被害者にしても加害者にしても、事件を調査していく側にしても事件の当事者サイドにしても、登場人物たちの常識のはずれ具合がただ事じゃないと思いました。 読み始め半ばくらいまでは、超絶美貌男にストーカーする何者かの禍々(まがまが)しさばかりに目が向いていましたが、作品の後半から終盤になってくると、主な登場人物それぞれのキャラの異常さ、〈普通〉から外れた極北ぶりにぞくぞくするしかなかったです。 開いた口がふさがらない、戦慄させられるしかない話の中、例外的に共感し、胸に響いたのは、佐々木るみが自分の幼少期を振り返る場面。文庫 246ページ 《あのブレスレットは本当に本当に、大事なものだ。》からしばらく続くるみの回想シーンに、ぐっときました。 あと、作品中に何度も出てくる《ごりごりごり。》という音、怪なるものの歯ぎしりの音がひどく不快で、不気味で、インパクトありました。 | ||||
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前作の『異端の祝祭』を読んで感じた違和感が、シリーズ2作目であるこの『漆黒の慕情』を読むことで少し解消された。 ・カクヨムに比べてキレがない この作者はカクヨムのほうが好きなものをガリガリ書いてる感じがしてキレがある。 帯のコミカライズ版のるみは想像よりかなり可愛らしく、大人の事情だろうか? もしかしたら文章の具合も大人の事情なのか? ・美形が出すぎ 前作に引き続きやたら容姿が整った人間が出てくる。その割には表紙のイラストがおどろおどろしい感じで、もっと繊細な少女漫画のようなイラストにすればいいのではと勝手に思っていたが、美形を書きたいというよりその人達をとりまくドロドロが書きたいのか? それならば表紙のイラストの雰囲気も内容とよくマッチしている。 前作の『異端の祝祭』と並べるとこのシリーズの方向性というか作者の好み、書いていきたいものがなんとなく伝わってくる。 ・青山がわざわざるみのような人間の助手をする意味が分からない。 『佐々木事務所シリーズ』ということで探偵を書くなら助手が必要でしょうという流れで助手になったように思える。 男女逆であれば見た目に気を遣わない探偵と甲斐甲斐しく世話を焼く若く見た目の良い女助手、とよくあるパターンだが。 全体的に青山の考え方や行動がるみに都合が良すぎる。 カクヨムのブッ飛んだるみが好きなので、過去回などやらないかと期待している。 | ||||
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※これまでのシリーズのネタバレを若干含む感想です。 かなりヒントが与えられているので犯人は前半でわかりますし、 正直、シリーズ通してパーツ・パーツがあの作品ぽい…みたいなのの集合体ですが(ホラー小説ってもうそうなっちゃうのかもしれない…)、それでも、これまで出てきた登場人物同士の心理描写の良さや今後どうなっていくんだろうという期待感があり、続いてほしいシリーズです。 余談:島本笑美&ヤン(元ヤン?)、青山&るみ、犯人&敏彦って「ママ」&キッズ(本人含む)チーム…(最後はちがうか)、笑美と青山はママ友…(ちがうか) 余談2:物部のシーンは、まぁ、いるのでは…(さもなくば青山が死ぬでしょうし…) 余談3:大谷と川島のシーンは、作者自身も自覚があるようですが…怒られが発生しそうですね…(私自身ウッとなったし)。ホラー要素ではないけど、アリアスター「みんなが不安になるといいな」みたいな感じで、自覚的に不快要素を入れてるんでしょうね…マジで不快ですごかった(語彙) | ||||
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前作から佐々木事務所としてシリーズ化した模様。 今や貴重なホラー作家さんであるが、今回の評価は佳作かな、というところ。 (悪かった点) ・とにかく序盤が苦痛になるくらい説明文が長い。また要らない情報が多い。 ・本作の主人公の頭がぶっ飛んでるので、感情移入し辛い。 ・オチが微妙。本筋と全く関係ない。本作のテーマとも違うので、誤読後の「なにこれ?」感がすごい。 (良かった点) ・怪異の正体は割と終盤まで分からなかった。 ・怪異の正体に関する伏線の貼り方は良かった。 また、シリーズ化ということで前作の登場人物を無理やり出してる感が凄い。 事務所メンバーだけでよくて、物部さんは要らなかったのではと思う。 デビュー作のほねがらみがかなりインパクトある作品であるで できればそちら系のテイストで次回作を期待したい。 | ||||
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