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(アンソロジー)
短編ミステリの二百年5
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短編ミステリの二百年5の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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創元推理文庫がかなり力を入れている(大部のページ数と全6巻という巻数を考えると)と思われる本企画。ミステリファンとしては応援したく、図書館ではなく全巻自費(実費)で買って応援してきたが、前巻(第4巻)くらいから短編ミステリ小説のパートと、編者の評論のパートのパランスと共に、収録した小説の質が劣化してきたような気がして心配していた。 最新の本巻では、小説パートではケメルマンやヤッフェのママシリースのような、今更なぜピックアップするのか?というものもありつつ、オールディスの「不可視配給株式会社」や、ギャレットの「青い死体」(これは長編「魔術師を探せ!」より数段面白かった)などの珠玉の作品(特に前者は味わい深い)が入り、前巻より印象良かった一方、さすがに評論パートは、あまりに個々の短編作品の評論というか感想に寄りすぎていて、そうしたユニークな筆致にも飽きてしまったのが正直なところ。今までもあったが、時々、その記載の背景や事情、理由の説明不足により、やや感情的に一刀両断したとも感じられる表現(特にP.400の1-3行目)が散見され、より冷静な筆致が必要ではないかと読み手としては残念に思った。 小説パートは星3、評論パートは星2、平均2.5だが、こうした企画を世に出すだけでも健闘していると思うので、星3つ。最終巻こそ期待したいので、また購入するつもりではある。頑張っていただきたい。 | ||||
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