(アンソロジー)
短編ミステリの二百年2
- 短編ミステリの二百年 (12)
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なし | ||||
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とてもミステリとは思えない短篇が多い。全体的に打率はせいぜい5割といったところ。あとの5割は読まなくてもよかった。 最悪なのは無駄に長い巻末解説。語り口はどうやら都筑道夫の「黄色い部屋はいかに改装されたか」を真似ているようなのだが、本家には遠く及ばず、ことさら通ぶっているところだけがイヤミな感じだ。解説は本編と切り離して別巻にしてほしかった。 ひとつ事実関係で見逃せないのは、EQMM創刊号に乱歩訳として載った「妖魔の森の家」を本書p.585で「名前だけだったという話ですが」と書いていて、別人の訳に名義を貸しただけだったことを匂わせている。しかしこの訳は講談社文庫版の乱歩全集にもちゃんと収録されていて、いわば真正乱歩訳のお墨付きが与えられているものだ。通説に異を立てるときはその理由を詳しく述べるべきだと思う。 | ||||
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ミステリの億隻を短パン小説で示した労作.必ずしも、いわゆるよくできた作品だけでなく、周囲を見て時代を語れるような作品が選んであるのがいい。最後についているあとがきも、ミステリ史として、なかなか一つの本では売りにくいだけに、いい機会に読むことができた。 | ||||
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「挑戦」は美しくも刹那的な女性像を切り取ったスケッチとして極上。続く「プライドの問題」「チャーリー」はかつてミステリマガジン誌に頻繁に紹介されたいわゆる都会小説の流れを汲む作風だが、これらの掲載に顕著なようにミステリのジャンルを意識的に広げて行こうという気運に満ちていた常盤新平〜太田博(各務三郎)時代の同誌に編者が影響されて本アンソロジーシリーズを編纂しているのが良く分かる。残念ながら今ホームズ特集の連発で糊口を凌いでいる同名の雑誌にはその面影はまるで無いが。 スラップスティック・コメディの雰囲気すら感じる狂騒の中にオプの冷静な推理が光る「クッフィニャル島の略奪」、ヘミングウェイを想起させる「ミストラル」、やはり名編としか言いようもない「待っている」、グルーバーのストーリーテリングの才気が堪能出来る「死のストライキ」、名調子と言わずにおれない「探偵が多すぎる」、英国探偵小説の典雅な魅力溢れる「真紅の文字」、短い紙数ながら余韻深い「闇の一撃」、単なる倒叙ミステリの枠を超えた不気味さをたたえた「二重像」。収録作品のクオリティの高さには心底満足させられたが、それに増して編者による長文の評論は読み応え十分。短編ミステリ史を丁寧になぞりながらも着眼点の斬新さ、意外な論旨には興奮させられる。 | ||||
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予想した通りのいい内容でした。 | ||||
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