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月下のサクラ
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月下のサクラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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面白く、その世界観に引き込まれて一気に読みました。続編も購入して読みました。ありがとうございました。 | ||||
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前作ほどではないが面白い。「組織ってのは、上が楽をしちゃあいけないんだ。上が楽をすれば、下がそれを真似る。そうなったら、組織は腐っていくだけだ」同感。 | ||||
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森口泉巡査の活躍がほのぼのとして楽しめます 森口巡査と黒瀬仁太警部のコンビの続編を期待しています。 森口巡査が公安外事課にヘッドハンティングされて中から 公安の悪を絞り出す活躍.....というストーリーはどうでしょう? 次作を楽しみにしています。 是非、シリーズ化してください。 | ||||
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お話自体は先が気になり面白かったんで、別に良いんだけど、前作は普通だった主人公が突然特殊能力に目覚めててビックリ。 前作同様、公安というスペシャリストの割に手口はずさんな気がする。 重い題材なのになぜか軽く読めるのはなぜだろう。 | ||||
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内容は面白く、虎狼の血同様に悪い警察のイメージが漂います。続編も読みましたが、これまた強烈な警察バッシングの結末に驚きつつも、今の鹿児島を彷彿とさせ、ありえなくもないという感想です。 | ||||
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『月下のサクラ』は、2018年に出版された『朽ちないサクラ』の続編にあたる。以前読んだ『朽ちないサクラ』が面白く読み応えがあったので、『月下のサクラ』というタイトルに惹かれて購入した。 事務職である警察職員から採用試験を受け警察官になった主人公森口泉巡査は、人事異動で志望していた捜査支援センターの機動分析係に配属なり、配属一日目でとんでもない事件に遭遇することに。 県警本部内で起きた窃盗事件の謎を追っていく過程でどんどんと闇が深まっていく。捜査が進むにつれて、機動分析係のメンバーとの信頼関係と絆が徐々に生まれるとともに、森口泉は持ち前の記憶力で成果をあげチームのメンバーに認められていく。そして、係長の黒瀬警部や他のメンバーたちと正義を貫き巨悪に立ち向かっていくことに。 暴力や組織の圧力に屈することなく強い信念を持ちまっすぐな性格の主人公森口泉の姿に魅せられる。また、少しクセはあるが、泉と同じように警察官としての強い信念があり信頼できる上司である黒瀬係長も魅力的な人物である。 これまでも柚月裕子氏の作品は多数読んでいるが、他の作品同様面白く読み応えがあり一気に最後まで読み進んでしまった。文章も読みやすく、すらすらと読んでいける。前作の『朽ちないサクラ』を読んでいなくても十分楽しむことができる作品である。さらなる続編を期待したい。 | ||||
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前作「朽ちないサクラ」が期待上に面白かったので早速次作のこの作品「月下のサクラ」を読んだ。 「サクラ」とは公安警察のこと。主人公森口泉は「朽ちないサクラ」で公安の大きな闇権力のもと悔しい 思いをしたこともあり、一念発起してこの作品では刑事として自分のキャリアをやり直すことになる。 色々とあったが癖の強い個性的な上司黒瀬の引きもあり、希望していた機動分析係に配属される。 Nシステムや防犯カメラを駆使して犯罪を俯瞰しながら解決に導くある意味地道な仕事である。そして いきなり起こる県警の大スキャンダル。1億円近い金が会計の金庫から盗まれるという事件だ。内部 犯行と思われる事件で極秘に進められる捜査。ここからしばらくはまさにあの横山秀夫の世界だ。 実に面白い。そして展開する事件の果てに再び現れる公安の影。私には前作を優にしのぐ作品と なっているように思う。泉の周りの人間たちも巧みに描かれている。最近新作を出さない横山秀夫 ファンの私にはその代わりと言っては柚月に悪いが十分以上に楽しませて貰えた。次作が楽しみで ある。 | ||||
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これからも利用するつもりです。 | ||||
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女刑事の記憶力と上司係長との信頼関係で上部組織に挑むストーリーが読者を引込む。 家庭と組織のしがらみも物語に入り、複雑なストーリー展開になっている。 | ||||
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『孤狼の血』『盤上の向日葵』の著者である柚月裕子による警察ミステリー小説『月下のサクラ』! 前作『朽ちないサクラ』の続編であり、本作も警察の不祥事と不条理の世界を巧みに描かれた物語である。 米崎県警本部の捜査二課(知能犯係)に所属する女性巡査・森口泉。東北管区で唯一設置された県警の捜査支援分析センターにおける事件現場で収集した情報を解析しプロファイリングをする機動分析係への配属を希望するも実技試験に失敗した泉だが人並み外れた抜群の記憶力を買われセンターの係長である黒瀬仁人警部の強い推薦により念願の異動となった。 初出勤の日に県警の会計課の金庫から一億円に近い大金の盗難事件が発生し、この緊急事態にメンバー全員で捜査にあたり内部犯の見当をつけるのだが……。 2017年に起こった広島の警察署における8500万円盗難事件をヒントに描かれたと思われるが(この事件も容疑者とされる人物が後日、自殺とも事故死ともわからぬ不審死を遂げている)、物語的には通俗小説の域から出ていないように思えた。 前作の『朽ちないサクラ』が面白く読ませる展開であったので期待値が高かった分、本作に関しては少し残念だった。近年読んだ『サイレント・トーキョー』や木内一裕小説よりも物語の構成は作り込んでまとまっているのだが肝心の真相が明らかになってもそれが理由としては意外性もなく弱いように感じるし、事件が解決してもカタルシスを得る内容ではなかった。 主人公の泉もまっすぐな性格で警察組織の闇に飲み込まれそうになっても信念を曲げずに捜査を続ける姿勢は好感が持てるし(この手の主人公は大抵そうなのだが)、上司の黒瀬も当初は泉にツラく当たりながらも物語が進行するうちに泉を信頼するような関係性になったのもよかったし、泉に対して厳しいイメージのある黒瀬だが警察組織における大事件に部下を巻き込みたくない感情を持ち合わせた優しさや不正事実に対しても圧力に屈せず真っ向から対応しようとする熱い上司であるのだ。 他にも泉の同僚となる日下部真一(メンバー歴6年)、市場哲也(8年、当係最年長の50歳)、里見大(2年、最年少の28歳)、春日敏成(4年、頭の切れる男)など個性豊かな面々で上司である黒瀬に対しても信頼を置いている。 人物設定はきちんと描かれているし泉の能力が活かされてそこから捜査の突破口に導いて物語の作りとしてはきちんとしているのだが真相に対してもう一工夫あってもよかったかなと思う。 追伸…泉のイメージとしては『外事警察』の頃の尾野真千子がイメージとして合っていると思います。 | ||||
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最高 | ||||
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柚月裕子作品は好きです。 第三弾に期待します。 | ||||
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騙し騙され、誰が味方か分からず手に汗握る、、という感じでもないし、展開もそんなに込み入っているわけでもないのに、なぜか先へ先へと読み進めたくなる面白さでした。登場人物たちに魅力があったからかも。一気読みしました。 | ||||
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柚木先生のファンです。 前回検事の信義をよんでちょっとズッコケたのですが、今回は面白かったです。 読んで思ったのが、ミレニアムのリスベット・サランデルっぽかったですね。 記憶がずば抜けていて、パソコンで犯人を追い、事件に巻き込まれる感じが似ていました。 数時間で読めました。 過去の作品の主人公が出てくる続編的な作りで、感情移入がしやすいです。 | ||||
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一気読みしました。読ませる力はさすが柚月裕子先生!ページを捲る手が止まりません。 「朽ちないサクラ」の森口泉が部署替えしての物語。面白いです。 「孤狼の血」「凶犬の眼」「暴虎の牙」とはちょっと違う警察小説で、 「孤狼の血」クラスの暴力描写を期待している人にはちょっと意外な感じかも。 私としては、このシリーズ、ぜひ続けてほしいです。 | ||||
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とてもよかったです | ||||
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2020/3月に読んだ「暴虎の牙」。2020/5月、未読だった「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」を読んで以来になりますが、「月下のサクラ」(柚月裕子 徳間書店)を一気に読み終えました。ある翻訳スリラーを読んでいましたが、柚月裕子の新作警察小説とあらば、先に読まない訳にはいきません(笑)。それは、「柚月裕子」というブランドの力です。 舞台は、東北の架空の都市、米崎。東北のいくつかの実在の都市を思い浮かべることができますが、巧妙に再構築されています。主人公は、巡査・森口泉。彼女は(或る失敗から不合格を覚悟していたところ)面接を担当した警部・黒崎が、いくつかの能力を評価し、推してくれたことで、採用試験に合格し、県警の「捜査支援分析センター」に配属されます。泉同様、私もまた「捜査支援分析センター」内の描写に目を見張りました。警察の捜査機材は、次々とアップデートされているのですね。黒崎以下五人の刑事たち。彼らは黒崎の引きで配属された「スペシャル捜査官」を揶揄しながらも淡々と受け入れてくれます。 柚月裕子のデビュー作「臨床真理」が「共感覚」を取り上げたように、ここでは泉の或る「能力」がポイントになりますが、それを言うことはできないのでしょう。「ミレニアム」のリスベット・サランデルのようなもの(笑)。 物語は完璧な不祥事、「米崎県警内で起きた現金盗難事件」から幕を開けます。単純な物盗りなのか、それとも県警内部の犯行?、あるいは誰かが犯人を導いたのか?その事件をきっかけに五人の刑事たちは、「捜査支援分析センター」のスペシャル・フォースとして(オンラインで容疑者を尾行する刑事たち)、刻々と変わる監視カメラ映像を追って、追って、追いまくります。 前半は「臨床真理」同様比較的静かに事件が進行して「今回はアベレージかな」と思った矢先、中盤、或るきっかけから事件が反転する件(くだり)は見事だと思います。それは、「暴虎の牙」においての日岡の登場シーンにも似て、凡百のスリラーでは味わえない物語の<切れ>をもたらします。 スリラーですから書き過ぎないようにしたいと思いますが、後半は「月下のサクラ」というタイトルがシンボライズする背景を背負い、刑事それぞれが孤狼の血を滾らせながら、<権力>対<個>の信念という柚月裕子らしいテーマに向かって物語が爆走します。 自己保身に塗れたこの世界で、こんな女、こんな男は本当はいないのかもしれませんね。でも、昨今のこの国の権力の有り様を眺めていると、そんな女たち、男たちが存在する世界の物語がなくなってしまったら、もしかすると私たちは生き抜こうとする指針をなくしてしまうかもしれません。<地獄めぐり>のようなこの国にいて。 | ||||
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