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冷たい密室と博士たち
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冷たい密室と博士たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 21~40 2/4ページ
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この物語にある女の子が出てくるのですが、その女の子が頑張るシーン、よかったです。 ただのお嬢様で無いところを見せつけてくれました。 先生の救出劇はこのタイトル同様、ヒヤヒヤさせられましたね(えっ、しょうもない?w)。 以下、ネタバレ注意。 「すべてがFになる」が衝撃だったので、こちらは物足りない感じがします。 それでもトリックも登場人物の動機も良かったんですが、 ・過去の秘密を知った女性は何故彼から逃げなかったのか 私なら、そんな危ない人とは結婚出来ない、彼女は良い人だったのにもしかして殺され損? とか色々考えてしまって、消化不良気味の作品でした。 | ||||
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僕はトリックは全くわかりませんでした。 だから、読み終わった後は凄くスッキリしました。 トリックも良かったけど ストーリーが哀しい展開で(ありがちの展開かもだけの)良かった | ||||
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Fを読んですぐにこの作品を読みました。 犯人の動機は相変わらずかなり適当ですけどトリックの緻密さは完璧ですね。 トリックがわかったと言う人がいますが私はまるでわかりませんでした。 それにしても最後の全員を集めての犯人あては見事ですね。明かされるトリックの 論理的なこと。感情や疑問が挟まる余地がない。凄いですね。 逆に言えばそこがこの作者の欠点ではないでしょうか?つけいる隙がない女性を 男性は好んでいません。完璧なトリックも他人と語るべきものが何もない。つまり 娯楽としては欠点とも言えますね。やはりせめて狂言回しである女の子は普通のぼんくらの 女の子にしておくべきだなと思いました。 密室を解きたい。と言う方には最高の作品だろうと思います。作品に深みはありませんが それはヒロインと犯人に作り込みがされていない為です。トリックには関係ないです。 それにしてもFでもでましたが殺人現場の前に必ず防犯カメラを設置する 設定にしてますね。現代の密室ミステリーの基本条件なんでしょうね。 | ||||
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「すべてがFになる」のほうがおもしろかったです。ネタバレになるので詳しくは記述しませんが、トリックや人間関係、動機などについてはある意味王道を詰め込んだような形になっていて驚く要素がありませんでした。 | ||||
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ミステリ界のアストロ球団ともいえるこのシリーズ。中2病設定の探偵コンビ、ルール無用の設定。奇天烈なトリックのあふれる中、本作は唯一まとも。それはつまり、小粒にまとまり、面白みに欠けるということ。多分トリックは途中でわかっちゃうし、犯人以外の人物でも犯行は可能だと思う。 | ||||
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「全てはFになる」を半年くらい前に読み、ドラマ化を気にこちらも読みました。ドラマとの違いを楽しめた反面、最終的なオチは知った上で読んでしまったので、ちょっと損した気分になりました。原作→ドラマの方ならもっと楽しめたと思います。 | ||||
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本書を読み終えて、シナリオ自体は良かったと思いましたが、 肝心の「why?」 これが最後の後付のみであったため、読み進める間の感情移入が出来ませんでした。 ただ、著者がミステリーにこだわりを持って書いているのは感じます。 トリックというか、密室については、消去法に於いて ただ一つしか手段がないため、謎としては難しくはありません。 ですが、だから、「何故?」なのかがずっと解らないまま進んでいきました。 やはり私は、読み進める中で「何故?」を表現して欲しい。 と言うより、「誰が?」と、「何故?」が両方謎として出され、 それに関する描写がないと、深くは入り込めませんね。 ただ、読後感はすっきりして楽しめた、と感じましたので、☆4つです。 | ||||
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S&Mシリーズの二作目。本格的な大学の研究施設が描かれていて、理系にはかなりツボでした。最後の結末はなかなか衝撃的でした。 | ||||
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シリーズ中で、1番人間に焦点が当てられていると思う。私たち一般人が求め、納得でき、安心できる「理由」「動機」が用意されてある。一番ミステリ小説として意識された作品といえる。よって、 森博嗣氏特有の世界観、つまり私たちの常識から離れた綺麗な世界はあまり味わえないと感じた。森氏の雑多なものを捨象した圧倒的に真理に近いと感じさせる語り口は、他のシリーズで楽しめるので そちらをオススメする。 | ||||
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最近推理ものから遠うざかっていたからかやたら小難しく感じて余り読み進みませんこれから面白くなるのかな | ||||
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前作「すべてが F になる」(「F」)に比べてかなりスッキリ! 納得のいく真相で気持ちのよい読後感でした。 理系の先生が主人公なので最初の導入はちょっととっつき難いところがありますが、 そこを超えると全く謎な密室ミステリが登場します。 密室殺人のトリックって、結構チープな事が多いんですが、これはなかなかの出来。 密室がよく出来ているし、その解法にも破綻が無く、十分納得して満足できます。 また、事件の真相にもドラマがあって、良いです。 これは「F」には無かった感動で、その点でも前作を凌いでいると思います。 また、私はある人物を犯人だと疑っていたので、読んでてかなりドキドキさせられました。 そういった所も非常に上手いです。 全体的に、各要素が一つづつ前作を上回ってると思います。 これで次作も買う決心がつきました。 | ||||
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前巻と比べるとやや内容の質が落ちている気がしないでもない。 しかしそれは、一作目の印象がとても強く、また面白かったからである もちろん、この作品もとても面白いので一読する価値がある。 仕掛けとしては少し足りなかった気もしないではあるが、犯人の心情 は読んだ後も考えさせられる ※あくまでも個人の感想です | ||||
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一作目の”全てがFになる”は実際に著者が書いた順では4作目になり、 編集者の意向で、デビュー作はインパクトのある”全てがFになる”にしたという経緯があり、 本作の”冷たい密室”が実際上での初作になります。 シリーズを通して読むときには導入として”冷たい密室”は登場人物の紹介刊としては良いと思う。 S&M, V, 四季と続くシリーズのつながり方は圧巻です。 | ||||
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「すべてがFになる」で衝撃を受けたため、S&Mシリーズ2作目に手を出してみました。 内容や話の進め方はやはり独特ですが、1作目と違いキャラの濃さがあまり感じられず、なんだかぼんやりとした印象で読み終えてしまいました。 特に登場する学生たちはまったく覚えられず・・ただ単純に推理モノとしての楽しみになってしまった気がします。 とはいえ、やはりクライマックスでは理屈を超えた盛り上がりがあり、十分に楽しめました。 少しずつですが、S&Mシリーズを読み進めていきます! | ||||
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アレッ、なんかあたし、森さんの作品を最近読んでばかりいる……?(立ち読みだけれども、しかもブックオフでだ) 内容はあんまり覚えていないし酷評されているようなのでまあ無視してw 絵が、あの浅田さん――邦画ドラマ『Quiz』を本編とは異なるカタチであらわしたあの御方の絵というだけで読んだだけなので。 | ||||
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前作(出版順でいう、「すべてがFになる」)と比べて云々、というレビューが目立ち、 それが本作があまり高評価でない要因になっているように見受けられます。 はたして、前作と比べて本作は見劣りするのか? 本作もやはり理系理系していています。 例として、中盤、手に汗握るスリリングなシーン(萌絵ちゃんが・・・!)が展開されますが、 ここでの構成要素に、パソコンにあまり馴染みがない方には分かりにくい、 しかし当時を知る人には、おぉっ!?と思えるようなネタがあります。 また、今回は舞台そのものがおおよそ理系という物質で構成されている、 と言っても過言ではありません。 当然、それだけで理系小説?くらだらない・・・なんて言わせない面白さがあります。 今回は前作のような、敢えて言うなら「森博嗣式推理小説」とは若干異なるかもしれません。 趣向性の違いとでも言いましょうか。 上記にも挙げましたとおり、サスペンスのような、 ドキドキハラハラせずにはいられない展開が見受けられます。 謎が謎を呼ぶ、不可解な現象が次々と起こる・・・というよりは、 物語りが進行する度に新しい発見あったり、予想だにしなかったピンチが迫り来る・・・、 という感覚を抱きました。 どうなってしまうのか? 大丈夫なのか? 不安と期待をない交ぜにした感情は、ページをめくる指を止めさせてくれません。 ですがそこは森博嗣、数学の解を証明するように、 きちっと話しは進んでいき、謎をすぱっと解明していきます。 前作は本当に先を予想させない未曾有の推理小説でしたが、 なら本作が霞むかというと全くそんなことはなく、 悲しみと憎しみに囚われたピュアな親子愛の行方を織り交ぜつつ、 前作同様、読み手をぐいぐい引き込む大変面白いミステリーを描いたように思います。 方向に多少の違いはあれど、前作で森博嗣氏が好きになった方なら、 私は今作も何の迷いもなくお勧めできる一冊だと思います。 新しい登場人物と、犀川先生&萌絵ちゃんの関係の変化?だって楽しめるのですから。 | ||||
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『F』に続いて読んでみました。トリックはたいしたことはありませんでした。でも動機が自然的でうまいなとは思いましたね。解答の部分も論理的に解説されてはいます。僕は文系人間なので理系用語あたりは流し読みです。森先生が海外の作家・その作品に影響を受けていてまた、それを好んでいるのはわかるのですが、(例えばロアルド・ダールから比喩を参考にしていたりするようですが)そういった独特の比喩や「笑い」は日本人の登場人物が言うとなにか僕は違和感を受けるというか、僕自身ダールは好きですが、あわないのはどうしても感じてしまい、今回この作品に限ってはところどころに散りばめられているジョークもイマイチ笑えませんでした。しかし、皆さん『F』と比較して見劣りしているようですが、僕はむしろこちらの作品の方がうまいと思いましたね。森さんは好きではないですが森さんの作品は好きですね。 | ||||
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シリーズ第二弾。 前作同様、理系ミステリー。 しかも今回は、研究室が舞台。 前作は理系チックでもそこそこ一般向けだったが、今回は思いっきり理系。 これは果たして一般に受け入れられるのだろうか。 面白い部分もあるものの、なんだかクドすぎて引っかかる部分もあった。 そして、なんだか退屈だった。 登場人物や設定を覚える気になれずに、流し読みしてしまった。 わざわざ殺人事件を起こす必要があったのかなー ウンチク満載の日常系でもよかった気がする。 巻末の解説は面白かった。「変数化」か。 もう何冊か読んでみようと思う。 | ||||
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同僚の誘いで低温度実験室を訪ねた主人公。その夜、衆人環境であり密室状態の実験室にて事件は生じる…。明かされることのない謎を軸として秩序化された世界が繰り広げられています。 「だいたい、役に立たないものの方が楽しいじゃないか。音楽だって、芸術だって、何の役にも立たない。数学が一番人間的で純粋な学問である証拠です。人間だけが役に立たないことを考えるんですからね」 | ||||
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トリックに関しての仮説の設定から、 その仮説に対する矛盾点の指摘など、 仮説の細部に至るまで論理が適用されていて、 物語全体が非常に細密な論理で構築されている。 緻密な構成でありながら、 わかりやすさと腑に落ちる感覚を与えてくれる内容であり、 推理小説としてレベルが高く、確かな読み応えがある。 また、よくありがちな推理小説のように、 ちょっとした思いつきで、パッとトリックが解明されるような浅はかさがなく、 思考に思考を重ねて、理によって推し量るという推理の味わい深さが感じられる。 ただし「すべてがFになる」と比較してしまうと、 どうしてもこの小説は見劣りしてしまう。 あの作品はあまりにも秀逸過ぎた。 そういった先入観を排せば、 この作品はまさに推理小説の王道と評して差し支えないだろう。 | ||||
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