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信長島の惨劇



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【この小説が収録されている参考書籍】
信長島の惨劇 (ハヤカワ文庫 JA ジ 13-1)

信長島の惨劇の評価: 3.96/5点 レビュー 26件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.96pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全18件 1~18 1/1ページ
No.18:
(5pt)

面白い

この設定を思いついた時点で面白さが約束されている…そのような感覚になるミステリー時代小説でした。上手いのは絶妙な配分で、各々が信長に対しての不満を史実ベースで取り込んでいる所。話の流れに身を任せると架空ではあるけれど、歴史を見ているような、ミステリーを読んでいるような不思議な魅力に取り憑かれています、面白かったです。
信長島の惨劇 (ハヤカワ文庫 JA ジ 13-1)Amazon書評・レビュー:信長島の惨劇 (ハヤカワ文庫 JA ジ 13-1)より
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No.17:
(4pt)

本格ミステリ専業作家には絶対に書けないシロモノ

素直に凄え面白いフィクションでした。
終盤まで作者の意図(着地点)がまるで見えず、その実歴史小説として収まるとは・・・SF小説的でもありますね。
物語り上ただ一点、瑕疵として感じるのは「信長が自分のピ ̄ ̄ ̄ ̄を自ら始末しちゃうとか」・・・・・絶対にあり得ねえええ(;'∀')
それでも歴史小説の端くれとして楽しめるエンタメですので、肩の力を抜いて読めば、脱力することこの上なくお薦めせすよ♬
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No.16:
(4pt)

最後の最後で

結末に近づくにつれ展開に大きな変化があり、最後まで楽しく読むことが出来ました。ただ、「玉」と「宗易」の役回りが少々物足りませんでした。
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No.15:
(4pt)

期待通りのバカミス

内容紹介を読めば、どう考えたって通常の意味での「本格ミステリ」ではない。
すでに作者の作風を知っているなら、これは明らかに「本格バカミス」のことである。
すなわち、大真面目にバカげたことを書き進め、「そんなアホな」と呆れるような真相まで持っていく小説に違いない。
そう初めからわかっていて、いかに真相で笑わせてくれるか期待している読者には、満足できる作品だと思う。
真相が明かされるや、爆笑させられた。
しかし・・・読者の側が、この真相のネタ元を知っていて「XXXか!」とツッコミを入れられるかどうかで、評価に差が出ることだろう。
作者の作風も、ネタ元も知らない人には、ツッコミどころがわからないのかも。
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No.14:
(5pt)

ハラハラドキドキワクワク(ネタバレは書いていません)

本能寺の変の後、謎めいた島の館へと招かれた羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、徳川家康の4人は、一人また一人と殺害されていく。
Amazonの粗筋は上記のとおりなのはご存知ですよね。そして,この4人に関しても,そこそこの知識があるはずです。小学生の頃に,大抵の人は社会科で習いますよね。ただ,その知識だけでは,ちょっと本著を楽しむのには知識不足ですね。図書館にある「漫画人物日本の歴史」的な学習漫画で予習(というか復習)をしておくことをお勧めします。後は織田信長と明智光秀あたりを読んでおけば完璧!そこに書かれている概略を把握していれば,本当に面白い本です。またクリスティ女史の名著に関しては,概略程度ですら知らない方が良いかなぁとは思いますが,今の日本では無理でしょうか。皆知っているかなぁ。
とにかく本能寺に向かう光秀の狂気,光秀をいたぶりぬいている信長の狂気,読んでいて怖いですよ。そして,招待された4人が抱える不安と信長への畏怖。作者の筆がさえますね。約4時間,読了するまでの間,素敵な読書体験が出来ること間違いなしです!
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No.13:
(5pt)

信長の残忍さはそのままに、次々に変わる主人公たち。

信長といえば本能寺の変、読み出しがそこだったので買うの間違ったかな?と思いましたがそこから知ってる人たちがぞろぞろ出てくるけど、え!という驚きの展開に読み進むのが面白くなりあっという間に読み終えてしまいました。
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No.12:
(4pt)

話の幕引きの妙。著者ならではの遊び心。なかなか面白かったですよ。

この書き下ろし文庫本の献辞に「アガサ・クリスティーに」とありますが、それもそのはず、これはかの名作、クリスティー女史の『そして誰もいなくなった』を下敷きにしたミステリ小説です。それも、織田信長に明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康という、戦国の世に活躍した天下取りの武将たちが登場し、一堂に会した孤島で童謡殺人、連続殺人事件が勃発するという、なんというか、このスタイルのミステリが好きなわたしには猫にマタタビ、たまらない設定のお話でした。さて、出来栄えはどうだったか。

さほど退屈せずにおしまいまで読めましたし、まずまず楽しませてくれました。ただ、話の序盤に、本作品のキモとも言えるからくりが発動するポイントがありまして、そこで「もしや、いや、たぶんこういうことではないのか」と見当がついてしまった(そして、それは当たっていた)ため、謎の核心となるあることが明かされても、それへの驚きを味わうことはできなかった。そこはちょっと、残念。むしろ楽しめたのは、謎が解き明かされたあとの事後処理というか、話のオチのつけ方ですね。連続殺人の謎解き後の話の展開に意表を突かれて、「お!」となりました。

それと、ある登場人物が事件の探偵役を務めるのですが、その趣向が面白かった。
もうひとつ。羽柴秀吉の名古屋言葉いうんですか、《おみゃあはまことの鬼だがや。》p.181 とか《勝手にしてちょ》p.185 とかしゃべる言い方がお茶目で、楽しかったです。
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No.11:
(5pt)

稚気に富んだ、バカ歴史ミステリ

稚気に富んだ愛すべき小説といったところでしょうか?
本能寺の変、直後の孤島を舞台に大河ドラマでおなじみのキャラクターたちが出てくる、というだけでも読者の引き付ける要素は強いと思います。
真面目に考えると、物語を成立させるための無理が多いように思いますが、このような小説は細かい傷を気にするよりも、作者の大法螺とそれを読ませる力技を堪能すべきだと思います。
読み手を選ぶ小説かもしれませんが、ほら話好きの人なら、きっと楽しく読めると思います。
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No.10:
(5pt)

さらっと楽しめます。

結末が…というご意見もありましょうが、私は楽しく読めました。蘭丸が早々と殺されるのだけは今も腑に落ちませんが。
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No.9:
(5pt)

歴史小説とアガサ・クリスティ

死んだはずの信長に歴史上の人物が孤島に集められて、どんどん殺されていくお話。途中までは普通に山崎の合戦までの歴史的なお話なのですが、急展開します。
歴史とアガサ・クリスティのクローズドサークルのミックスというのは斬新でもうそのアイデアだけで面白過ぎです。
話はツッコミどころ満載だし、もはやSFだなとも思わなくもないのですが、一応歴史上のこととは齟齬なく展開しているという気の利いたところもあって、なかなか楽しく読めました。登場人物たちは歴史にそこまで詳しくなくても当然知っているような人たちばかりで難しくないし、文章も読みやすく表現も面白いため、久しぶりに一気読みしてしまいました。
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No.8:
(5pt)

フィクションですが、最後にはなるほどぅ、です。

奇想天外のようで、これもアリかなと思わす手腕に納得で面白いです。
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No.7:
(5pt)

変態本格ミステリの傑作

こんなに面白くて後味のスッキリしたミステリはひさしbです。著者の田中さんは天才ですね。
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No.6:
(4pt)

戦国時代バカミス

とあるラジオの書評であらすしを聞いて購入。クリスティを下敷きにしたクローズドサークルミステリで戦国大名が殺されていき、しかもそれで歴史の流れを乱していないとのこと。一体どういうことだ?と興味を持ったのが最初。
一気に読みきって、成程と膝を打った。内容的にはバカミスの部類だろうけれど、ダレることなく最後まで読ませていただいた。確かに歴史に則している。このへんはネタバレになってしまうので詳しくは書けないが。
最初の方の仕掛けには気付いたが、本編でどのように回収するのか皆目見当もつかず、それ故にそれが明かされた瞬間も純粋に驚けた。
歴史小説や推理小説としてではなく、エンタメ小説として面白かった。
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No.5:
(5pt)

終幕まで、緊張感を切らさぬ筆致でぐいぐい引っ張っていく力はお見事というしかない。

そうか、こう来たか。
 終幕まで、緊張感を切らさぬ筆致でぐいぐい引っ張っていく力はお見事というしかない。
 2020年の田中啓文ベスト1ですね、これは。
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No.4:
(4pt)

帯の柴田勝家(現代の作家の方)の写真入り推薦文が面白くて購入。

でも電子版だけど。
信長島に舞台が移ってから時代考証は薄くなってよく思いついたというか。
本家では全員死亡で、はやり唄がクックロビンとすれば「うる星やつら」の偽装殺人になるが、これはどちらだろう。
初めのほうの階段落ちで気が付けばよかったが、まさかあのネタが出てくるとは思わなかった。
ラストで島を出た人が信長寺に火をつけたようにになっているのはおかしい気がするがどうなのかな?
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No.3:
(4pt)

筒井康隆風ミステリー仕立ての歴史SFコメディ

アガサ・クリスティーに捧ぐという扉のセリフ、舞台設定と展開からかなりの本格ミステリーを期待して読むと、読後怒り狂います。
あくまでもこんなことがあったのではないか? あったら面白いのではないか? という作者の妄想話です。
だからと言って、面白くなかったかというとそうではなく、個人的には充分楽しめました。(もっとも最後12ページで明かされる究極のオチまでは、かなり不安でしたが)
実際の史実、歴史的人物のイメージを上手く入れ込みながらここまでのホラ話(失礼!)に仕立てるとは、作者の力量に敬意を表してこの評価です。
(これを笑って楽しめるくらいの余裕があるといいですね)
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No.2:
(4pt)

相変わらずですね 笑

著者の本は他に二、三冊しか読んでない。
忘却の船に流れは光、水霊とか。
いくつか話のタイプはあるけれど・・・
ぶっとび系バカ話の類だろうか。
面白い・つまらんで言えば、けっこう面白かったけどバカですねぇ・・・という感じ。
そもそもタイトルからしてリアルさを求めるのは筋違いだろうし。
融通のきかないマジメな方は読まない方がいいと思います 笑
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No.1:
(4pt)

真面目な方は要注意

とても愉しく読み終えたが、歴史ファン、特に真面目な方は烈火の如く怒るのではないかと思われる。あっ、真面目なミステリ愛好家も同様か(笑)
しかし、よくこんなことを思いつき、更に小説にしたかと唖然かつ感心した。将来、好事家に珍品として語り継がれるのではないか
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