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信長島の惨劇
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信長島の惨劇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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信長が生きていて、島に秀吉、家康、柴田勝家、高山右近らを呼び出す。京の流行歌の通りに1人ずつ殺されていく、という筋立ては興味満点。しかしながら、集まった面々があっけらかんと秘密を暴露しあったり、言動にリアリティがないのにはがっかりだなぁと思いながら読んでいると最後のネタがSFだったり。楽しくは読んだが、なんかスッキリしないぞ。 | ||||
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この設定を思いついた時点で面白さが約束されている…そのような感覚になるミステリー時代小説でした。上手いのは絶妙な配分で、各々が信長に対しての不満を史実ベースで取り込んでいる所。話の流れに身を任せると架空ではあるけれど、歴史を見ているような、ミステリーを読んでいるような不思議な魅力に取り憑かれています、面白かったです。 | ||||
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素直に凄え面白いフィクションでした。 終盤まで作者の意図(着地点)がまるで見えず、その実歴史小説として収まるとは・・・SF小説的でもありますね。 物語り上ただ一点、瑕疵として感じるのは「信長が自分のピ ̄ ̄ ̄ ̄を自ら始末しちゃうとか」・・・・・絶対にあり得ねえええ(;'∀') それでも歴史小説の端くれとして楽しめるエンタメですので、肩の力を抜いて読めば、脱力することこの上なくお薦めせすよ♬ | ||||
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バカミスなのは許す。 何でも楽しければ良い。しかし、買うまでなかったなあ。 Amazon書評でネタバレしているマナー違反者がいたので、読む前から内容は分かっていた。 ゲーム感覚、パズル感覚なんで、それなりに読ませる。しかし、文章がねえ。 説明の仕方が野暮。素人かよ?と言いたくなる。白けながら最後まで付き合う。 もっと面白くできたろうに。 | ||||
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粗筋を聞いただけで、読んでみたくなる怪作。この、超豪華有名戦国武将で、クリスティーの「そして、誰もいなくなった」を再現してみようとは、凡人にはちょっと思いつかない奇想である。そして、実際に執筆してしまうのが、この作者の凄いところ。 もとより、まともな作品には成り得ない設定だけど、とりあえずマジメに書かれていて、本格ミステリを目指しているポーズはとっている。バカな事に大真面目に取り組んだ事だけは評価したい。 バカだけど、「天才の着想」とホメておこう。 | ||||
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結末に近づくにつれ展開に大きな変化があり、最後まで楽しく読むことが出来ました。ただ、「玉」と「宗易」の役回りが少々物足りませんでした。 | ||||
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内容紹介を読めば、どう考えたって通常の意味での「本格ミステリ」ではない。 すでに作者の作風を知っているなら、これは明らかに「本格バカミス」のことである。 すなわち、大真面目にバカげたことを書き進め、「そんなアホな」と呆れるような真相まで持っていく小説に違いない。 そう初めからわかっていて、いかに真相で笑わせてくれるか期待している読者には、満足できる作品だと思う。 真相が明かされるや、爆笑させられた。 しかし・・・読者の側が、この真相のネタ元を知っていて「XXXか!」とツッコミを入れられるかどうかで、評価に差が出ることだろう。 作者の作風も、ネタ元も知らない人には、ツッコミどころがわからないのかも。 | ||||
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※例えば密室殺人に関する三種の解答 A 密室内に巧妙に隠蔽された抜け穴があった…ミステリの解答 B 時空の歪みによる別空間への通路が密室内に生じていた…SFの解答 C 犯人が幽霊だったため施錠された密室内へも出入りできた…ホラーの解答 本作の謎解きの核となるべき解答は、上記Aのミステリの解答に類するものではなく、BもしくはCに属する解答であったため、本作はミステリではないと筆者は考えざるを得なかった。タイトルといい、アガサ・クリスティへのオマージュが表される点といい、クローズドサークルものの舞台設定から見立て殺人の道具立てまで、筆者がミステリ、特に古典的な謎解き本格推理を期待しても、おかしくないお膳立てが揃っていただけに、肝心要のところでミステリから外れていたことが、肩透かしを食らったような失望感をさそった。この解答が謎解きミステリとして成立するには、読者が住む現実世界では起こりえないこうした現象が、この小説の世界ではあり得るのだということが、あらかじめ明示されていなければならないだろう。ただ、ミステリだの推理小説だのの定義にこだわらず、歴史的題材を使った広義のエンタメ作品と受けとめれば、それなりに楽しめる作品ではあるかもしれないと思う。 | ||||
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本能寺の変の後、謎めいた島の館へと招かれた羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、徳川家康の4人は、一人また一人と殺害されていく。 Amazonの粗筋は上記のとおりなのはご存知ですよね。そして,この4人に関しても,そこそこの知識があるはずです。小学生の頃に,大抵の人は社会科で習いますよね。ただ,その知識だけでは,ちょっと本著を楽しむのには知識不足ですね。図書館にある「漫画人物日本の歴史」的な学習漫画で予習(というか復習)をしておくことをお勧めします。後は織田信長と明智光秀あたりを読んでおけば完璧!そこに書かれている概略を把握していれば,本当に面白い本です。またクリスティ女史の名著に関しては,概略程度ですら知らない方が良いかなぁとは思いますが,今の日本では無理でしょうか。皆知っているかなぁ。 とにかく本能寺に向かう光秀の狂気,光秀をいたぶりぬいている信長の狂気,読んでいて怖いですよ。そして,招待された4人が抱える不安と信長への畏怖。作者の筆がさえますね。約4時間,読了するまでの間,素敵な読書体験が出来ること間違いなしです! | ||||
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信長といえば本能寺の変、読み出しがそこだったので買うの間違ったかな?と思いましたがそこから知ってる人たちがぞろぞろ出てくるけど、え!という驚きの展開に読み進むのが面白くなりあっという間に読み終えてしまいました。 | ||||
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この書き下ろし文庫本の献辞に「アガサ・クリスティーに」とありますが、それもそのはず、これはかの名作、クリスティー女史の『そして誰もいなくなった』を下敷きにしたミステリ小説です。それも、織田信長に明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康という、戦国の世に活躍した天下取りの武将たちが登場し、一堂に会した孤島で童謡殺人、連続殺人事件が勃発するという、なんというか、このスタイルのミステリが好きなわたしには猫にマタタビ、たまらない設定のお話でした。さて、出来栄えはどうだったか。 さほど退屈せずにおしまいまで読めましたし、まずまず楽しませてくれました。ただ、話の序盤に、本作品のキモとも言えるからくりが発動するポイントがありまして、そこで「もしや、いや、たぶんこういうことではないのか」と見当がついてしまった(そして、それは当たっていた)ため、謎の核心となるあることが明かされても、それへの驚きを味わうことはできなかった。そこはちょっと、残念。むしろ楽しめたのは、謎が解き明かされたあとの事後処理というか、話のオチのつけ方ですね。連続殺人の謎解き後の話の展開に意表を突かれて、「お!」となりました。 それと、ある登場人物が事件の探偵役を務めるのですが、その趣向が面白かった。 もうひとつ。羽柴秀吉の名古屋言葉いうんですか、《おみゃあはまことの鬼だがや。》p.181 とか《勝手にしてちょ》p.185 とかしゃべる言い方がお茶目で、楽しかったです。 | ||||
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稚気に富んだ愛すべき小説といったところでしょうか? 本能寺の変、直後の孤島を舞台に大河ドラマでおなじみのキャラクターたちが出てくる、というだけでも読者の引き付ける要素は強いと思います。 真面目に考えると、物語を成立させるための無理が多いように思いますが、このような小説は細かい傷を気にするよりも、作者の大法螺とそれを読ませる力技を堪能すべきだと思います。 読み手を選ぶ小説かもしれませんが、ほら話好きの人なら、きっと楽しく読めると思います。 | ||||
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結末が…というご意見もありましょうが、私は楽しく読めました。蘭丸が早々と殺されるのだけは今も腑に落ちませんが。 | ||||
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死んだはずの信長に歴史上の人物が孤島に集められて、どんどん殺されていくお話。途中までは普通に山崎の合戦までの歴史的なお話なのですが、急展開します。 歴史とアガサ・クリスティのクローズドサークルのミックスというのは斬新でもうそのアイデアだけで面白過ぎです。 話はツッコミどころ満載だし、もはやSFだなとも思わなくもないのですが、一応歴史上のこととは齟齬なく展開しているという気の利いたところもあって、なかなか楽しく読めました。登場人物たちは歴史にそこまで詳しくなくても当然知っているような人たちばかりで難しくないし、文章も読みやすく表現も面白いため、久しぶりに一気読みしてしまいました。 | ||||
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奇想天外のようで、これもアリかなと思わす手腕に納得で面白いです。 | ||||
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こんなに面白くて後味のスッキリしたミステリはひさしbです。著者の田中さんは天才ですね。 | ||||
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戦国時代×推理小説という組み合わせとタイトルのインパクトで興味を惹かれ購入しました。 結論から言うと終盤までは面白かったですが、終盤に明かされるトリックで一気に興醒めしました。 まず僕は推理小説のルールというか、セオリーなどはよく分からないのですが、実は光秀の体に心が入れ替わった信長が全て計画して実行したというのは幾らなんでもご都合主義すぎはしないかと思います……。 それに『三日間の記憶を無くす薬』で事件を秘匿するっていう展開もこんなとんでもないトリックがまかり通るなら全ての推理小説で辻褄を合わせる為にとんでも設定を作者が乱用する事になるんじゃないですか? まぁ、戦国時代という大昔を舞台に読者へ違和感を抱かせないように殺人の方法をしっかり作り込んでいるのは評価しますが、その犯人が信長の心が入った光秀というのはちょっと……もう少し現実的な設定にして欲しかったです。 でも文章はとても簡潔に分かりやすく描かれ、史実に沿ったキャラの性格が表現してあるのは歴史付きの自分には嬉しかったので本来なら☆2を+1で☆3にしておきます。 作者が次作でも今作と同じような小説を刊行するなら期待しますよ。 | ||||
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本能寺の変後に、実は生き延びていた信長が諸将を孤島に呼び出して、各自の思惑や魂胆を縷々暴いて、殺害していく…というクリスティの名作ばりのパロディとしては興味深かった。が、もう一つ二つプラスアルファの視点や意外性を求めてしまった。誰もがよく知っているメンバーを扱うだけに、もっともっと騙してほしかった、と思いました。 | ||||
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とあるラジオの書評であらすしを聞いて購入。クリスティを下敷きにしたクローズドサークルミステリで戦国大名が殺されていき、しかもそれで歴史の流れを乱していないとのこと。一体どういうことだ?と興味を持ったのが最初。 一気に読みきって、成程と膝を打った。内容的にはバカミスの部類だろうけれど、ダレることなく最後まで読ませていただいた。確かに歴史に則している。このへんはネタバレになってしまうので詳しくは書けないが。 最初の方の仕掛けには気付いたが、本編でどのように回収するのか皆目見当もつかず、それ故にそれが明かされた瞬間も純粋に驚けた。 歴史小説や推理小説としてではなく、エンタメ小説として面白かった。 | ||||
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そうか、こう来たか。 終幕まで、緊張感を切らさぬ筆致でぐいぐい引っ張っていく力はお見事というしかない。 2020年の田中啓文ベスト1ですね、これは。 | ||||
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