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信長島の惨劇
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信長島の惨劇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」と、横溝正史の「獄門島」を、足して2で割ったようなストーリーだな、と思って読んでいましたが、ラストの種明かしは、三流漫画みたいでした。つまらなくはなかったのですが、好き嫌いが分かれる作品のように思いました。 | ||||
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でも電子版だけど。 信長島に舞台が移ってから時代考証は薄くなってよく思いついたというか。 本家では全員死亡で、はやり唄がクックロビンとすれば「うる星やつら」の偽装殺人になるが、これはどちらだろう。 初めのほうの階段落ちで気が付けばよかったが、まさかあのネタが出てくるとは思わなかった。 ラストで島を出た人が信長寺に火をつけたようにになっているのはおかしい気がするがどうなのかな? | ||||
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アガサ・クリスティーに捧ぐという扉のセリフ、舞台設定と展開からかなりの本格ミステリーを期待して読むと、読後怒り狂います。 あくまでもこんなことがあったのではないか? あったら面白いのではないか? という作者の妄想話です。 だからと言って、面白くなかったかというとそうではなく、個人的には充分楽しめました。(もっとも最後12ページで明かされる究極のオチまでは、かなり不安でしたが) 実際の史実、歴史的人物のイメージを上手く入れ込みながらここまでのホラ話(失礼!)に仕立てるとは、作者の力量に敬意を表してこの評価です。 (これを笑って楽しめるくらいの余裕があるといいですね) | ||||
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著者の本は他に二、三冊しか読んでない。 忘却の船に流れは光、水霊とか。 いくつか話のタイプはあるけれど・・・ ぶっとび系バカ話の類だろうか。 面白い・つまらんで言えば、けっこう面白かったけどバカですねぇ・・・という感じ。 そもそもタイトルからしてリアルさを求めるのは筋違いだろうし。 融通のきかないマジメな方は読まない方がいいと思います 笑 | ||||
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「信長島の惨劇」(田中啓文 早川書房)をサクッと読み終えました。 本書はアガサ・クリスティーに捧げられていますが、理由は言うまでもありません。<本能寺の変>後、亡くなったはずの織田信長から招待状が届いた4人の武将たち、羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、徳川家康が三河湾に浮かぶ「のけもの島(信長島)」を訪れます。既に、そこには彼らを接待すべく明智光秀の三女、「玉」以下数名の歴史的有名人が待ち構えています。そして、招かれた屋敷の中、歌われる「わらべうた」の歌詞に導かれるようにして、一人、また一人と招かれたものたちが殺害されていきます。そしてだれもいなくなるパズラーですから、これ以上詳細を書く事ができません。 私のようなこの国の歴史に疎い人間でもなんとか覚えている歴史的事実と認識に沿って物語が創造されており、時にあきれながら(笑)、まあ、あまり肩肘張らずに最後まで楽しく読むことができると思います。登場人物たちそれぞれのキャラクタリゼーションも「エンタメ」を意識してか、とても巧みだと思います。パズラーとしては、いささか悩ましい「はなれわざ」が炸裂しますが、そのことによってもう一度、物語が反転し、変わることがない「歴史」が顔を出すことになります。まるでひとときの「あさきゆめみし」のように面白かった。 既に終わってしまいましたが、コロナ禍の中、東京国立博物館にて「桃山-天下人の100年」を鑑賞しました。幾種類にも及ぶ「洛中洛外図屏風」、南蛮からもたらされたもの、太刀、天目茶碗など、桃山時代の天下人による造形に心が躍りました。重要文化財でもある「豊臣秀吉像画稿」などを見ると、秀吉は果たして「サル」に似ているのかどうか?(笑)。中でも、描かれる無頼の傾奇物たちの姿に「現在」のはぐれものの一人として心惹かれる思いがしました。桃山には、多面的な面白さが横溢しています。 | ||||
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とても愉しく読み終えたが、歴史ファン、特に真面目な方は烈火の如く怒るのではないかと思われる。あっ、真面目なミステリ愛好家も同様か(笑) しかし、よくこんなことを思いつき、更に小説にしたかと唖然かつ感心した。将来、好事家に珍品として語り継がれるのではないか | ||||
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