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湖の女たち
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湖の女たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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画家、諏訪敦氏の推薦文が眼に留まり初読・・・老人の死、介護士、刑事、薬害、731部隊、異常な性愛、湖が、ごちゃ混ぜに絡み合うが、美しいと云われる文体は何処に?・・諏訪氏の解説文は美しかった(だから、もう2冊読んでみます)高村薫、太田愛が懐かしい・・。 | ||||
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ありきたりの伏線をばらまいておいてそれすら、回収できていません。時間の無駄でした。残念! | ||||
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ハズレがない小説家として私の中では奥田英朗と吉田修一は双璧。とにかくうまい。「悪人」あたりから映像化を前提に書いているのではないか、と白ける部分はあっても「うまい小説家」という印象は変わらなかった。ところが本作はどうしたことか、思わせぶりにいろいろついばむもののほったらかしで回収もせず、ディテールは矛盾だらけ。最後の最後、湖の夜明けを延々描写するところなど「あぁ~、なんちゅう鬱陶しい表現やねん」とイラッとしてしまった。こんなことは初めて。好きな作家なので次も読むけどね。 | ||||
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良かったです | ||||
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吉田修一さんの作品は好んで読んでます。エッセイも好き。でも、これは。。単行本で買ってしまって悔やまれます。私の好みに合わないだけなのか、それとも…。 | ||||
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琵琶湖とその周縁に住む人々が登場する推理小説だが、いきなり当時の琵琶湖ホテルが出てきたので驚いた。今から半世紀以上も昔の大昔、私の祖父はこのホテルで行われた聖書贈呈式の挨拶の途中、「主イエス・キリストは」と言ったところで脳出血に襲われ、そのまま不帰の人となったのである。 さて本編だが、週刊誌に連載されたからだろう、話柄の一つひとつがブツ切れになっていて、全体となかなか繋がらない。満州で人体実験をしていた731部隊関連の怪しい人物、真正マゾ女と若い刑事、謎の殺人事件を追う事件記者、津久井やまゆり事件の影響を受けて100歳の老人を殺したかもしれない少女……。 琵琶湖の傍に住む人々の群像はそれなりに浮かび上がってくるのだが、あちこちにばら撒かれたいくつかのプロットが次第次第に大きな輪郭を形作り、やがては中心軸にひとつに収斂する手前で、物語は停止してしまう。 2つの殺人事件の犯人は誰か? そもそもいったい全体これはなんの話なのか? 手品の種明かしを今か今かと待っていたのに、小屋から突然放り出された読者は、呆れ果ててモノも言えない。そしてしばらくしてから、こういうだろう。 「この詐欺師め。金返せ!」 そのかみに多喜二弑せる築地署よ春夏秋冬光は射さず 蝶人 | ||||
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なんか変態女と変態不倫警官のプレイを描いただけの小説。 | ||||
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この作品はツマラない。 | ||||
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たった今、読了。 後半まで盛り上がるだけ盛り上がっていたのですが、ラストで「…?」 回収できないエピソードは「怒り」の時のように削ってほしかった。 けれど、文章の中に漂う色気は、さすが吉田修一さんでした。 | ||||
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大好きというかずっと注目している吉田修一にしては、私は不満の残る作品。 そもそも何かの書評で絶賛してあったから読んだのである。 しかも話はとんでもなく面白い。 老人介護施設で亡くなった老人が事故死か殺人か その老人は731部隊に関連していたと思われる その地では何年か前に薬害で何人もの人が亡くなっている その事件を担当する警察と介護施設の女性の倒錯した性の問題 亡くなった老人の奥さんの731に関わる奇妙な体験 冤罪を作り出す警察の取調べの様子 そして本題の殺人事件の犯人と思われる子供たち… ここまでネタを広げまくって、さて吉田さんどう料理するのだろうと思ったら…。 何と!! (笑) これはずるい。「完全犯罪が成功しました。ならぜなら犯人は透明人間だったので」的な虚しさだけ残る消化不良の小説。実験的だとかレビュー書いている人もいたが、この手法はいかんと思う。ファンなくすよ。 | ||||
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介護施設で不審な死を遂げた事件の犯人を捜す前半は、刑事と犯人扱いされる介護士、週刊誌記者などの登場が先の見えない不安感をあおりながら、著者らしい物語への惹きこみ方をして期待が高まる。 しかし主人公の女性介護士の性癖はともかく、いきなり現実ばなれした行動への突飛さには読者に違和感が生じさせる。 さらに薬害問題や、戦時中の登場人物のつながりの判明など、この先の展開にワクワク感と居心地の悪さを感じさせながらも、結局この展開については何も回収されず。 話を広げるだけ広げながら、介護施設の殺人のみについては着地するが、その他が全く回収されずおいてきぼりにされた気持ちが強く、「えっ、これで終わりなの?」という虚無感。 なんだろう、著者により何か新たな実験なのかもしれないけど、読者としては今までの吉田修一への期待は裏切る。 | ||||
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出だしはいつもの吉田修一で、ワクワクさせられいっき読みの感じがした。しかし、「国宝」以降、吉田修一はより贅沢な世界を展開しようとしすぎて、今回は戦中の満州まで物語は広がるが、それにしてもこの匙を投げ出したエンディングは何だ❓失望を通り越して、唖然とした。初期の吉田修一に戻って欲しい。 | ||||
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ニッポン放送朝の番組ハッピー、ブックソムリエのコーナーが大盛り上がり。新潮社中瀬ゆかりばかりか、ニッポン放送パーソナリティーも大絶賛。それならと買って読んでみたら、時間と金の無駄だった。いくら単行本が売れないからってだめだよこういうことしちゃ。731部隊もSMも施設での死亡事故もお互い何の関連もありません。 | ||||
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何も残らない作品でした。 時間とお金を無駄にしてしまいました。 | ||||
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琵琶湖の湖西地域の介護施設で起こった、100歳超の老人の死。 人工呼吸器の故障か、故意の殺人か。 同じ地域で数十年も前に起こった、大規模な薬害事件。 刑事と介護士の女の倒錯したもつれ。 終戦の年に、満州の731部隊の子どもたちが手を下した、少年と少女への殺人。 そして事件を追う週刊誌の記者。 と列挙してみると、これをどう1つにつなげ落着させるのかとワクワクしてしまう。 が、これらをつなげることにも全く成功していないし、落着もしていかない。 広げ過ぎたピースが、バラバラと散らばったまま、ごく一部だけをつなげて決着させたに過ぎない。 『悪人』や『怒り』、そして怪作『パレード』を書いた人の作品とはとても思えないのである。 しかもディテールも、説得力を欠くものばかり。 例えば、本書の初めの方で触れられる数十年前の薬害事件だが、副作用があり死者がでることが分かっている薬を使用し続け、その結果、多くの死者が出た、とする。 が、副作用を隠蔽しつつ死者が出ることが確実視される薬を使用することは、製薬会社にとっても病院にとってもデメリットしかありえない。 実際、現実に起こったほぼすべての薬害事件は、分かっていて、ではなく杜撰だったり、対応を誤ったことによる。 また、介護施設での取り調べが冤罪になりかけ、疑われた介護士が告訴すると、警察庁長官がその介護施設を視察に訪れる、という設定がある。 そんな警察の汚点となるような場所、しかも事件として決着がついていない所を警察庁長官が視察することなど、100%あり得ない。 ご都合主義の展開が生んだ「悲劇」というか「事故」としか言いようのない作品である。 | ||||
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