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わたしが消える
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わたしが消えるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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高齢の認知症予備軍にハードボイルは可能なのかという点では、十分とは言えないが大きな破綻はないように思いました。随所にニヤリとするような箇所があり、楽しみながら読みすすめていくことができます。 青年中年のような激しいアクションや動きこそ少ないですが、ハードボイルドに必要な条件は揃っており、個人的には、ちょっとしたゆとりと言うか、マイルドさを味わいながら楽しむことができました。 | ||||
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初版本も読み良かったので、単行本も出版されたので購入したら、最後におまけの続き短編が書いてあり面白く感動しました。この単行本は知人にプレゼントすます。 | ||||
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軽い認知症がある元刑事が介護施設の門前で放置された身元不明の老人の正体を追う。 真相に迫るにつれ、身の危険が迫ってくることに。 世の中のはびこる利権を描き、社会に一石を投じている。 消えゆく記憶を残すのはノートに書き留めるのではないこと。 大切なひとと話しをして聞いてもらうことだと力説している。 | ||||
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非常に面白く読みました。近年の乱歩賞では秀逸な作品である⁉️ | ||||
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前半の文章が、うまいとうなされてしまう。これが小説だと思います。上質海外ミステリーみたい。 | ||||
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お話そのものは古臭い、巨悪に挑むというやつ。ネタ的にもリアリティありありで、新鮮さはない。謎が出されてくる手法もありきたり。新人賞としては魅力はない。ただし、読んでいる間はその手堅さのゆえに、それなりに面白く読める。ベテランの技か。乱歩賞と思うと古いなーと感じるが、ふつうの推理小説としてならわるくない。 | ||||
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娘の頼みで養護老人ホームに遺棄されていた認知症老人の過去を探ることになった元刑事。 主人公が少しずつ過去を掘り起こしていく過程が丁寧に描かれ、それが予期せぬ過去の事実に繋がる、というのは予想通りの展開だし、今の日本で正体不明というとこれ位しかないという意味でも真相は早くから想像がつく。 またラスト近くの話の収め方もちょっと粗さが目立つ。 しかし、この作品が印象に残るのは、読み易い短い文章で己も認知症に向かっている主人公の心情、そして娘との再会をしっかり描き込めている点にある。 さほどアクションがあるわけでもないが、過去、そして残りの人生に対する主人公の矜持、そして家族の再生がテーマとして実に上手く描きこまれているために一級のハードボイルト小説となっている。 | ||||
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「受賞作なし」とすべきだというレビューが散見されますが、 過去の乱歩賞受賞作には“とんでもない”レベルの作品もありましたから、 そこまで低レベルの作品だとは思いません。 一方、ミステリーの読後感で最も重要なカタルシスが感じられませんでしたので、 強く勧められる作品かというと、躊躇せざるを得ません。 身元不明の認知症患者が何者かということがわかり始めるまでは、 ゆっくりとした地味な展開が続きます。 下手な書き手の作品だと途中で読むのをやめたくなるかもしれませんが、 淡々とした飾り気のない文章は抵抗感を起こさせません。 作者は別の作品で松本清張賞も受賞しているようですが、 文章に関して言えば、さもありなんと思います。 タイトルに施された仕掛けにも、なるほどと唸らされます。 終盤の暴力シーンがらみの急展開には批判もあるようですが、 それ程ひどい構成・記述であるとは思えませんでした。 作者は、このくらい強く書かないと、作品群の中に埋没するおそれがあると思ったのではないでしょうか。 欠点を言えば、社会派的でありながら全体を通じて「こしらえ物」の感が強いということでしょう。 全ての登場人物が、ストーリーに合わせてはめ込まれた記号のように感じられます。 新本格の作品では欠点にならないのでしょうが、 この小説のような社会派的な作品では違和感が強くなります。 人物描写、情景描写など過不足なく書かれていると思うのですが、 どこか血の通わない人間、書き割りのような風景のように感じられるのです。 登場する組織についても同様で、枯れた感じの文章にごまかされてしまいますが、 それを取り払ってみると、昭和の劇画に出てくる組織像のように思えます。 警察組織については、たぶん選考委員の指摘を受けて大幅に修正したものと思われます。 343頁の後ろから2~3行目に校正漏れとしか思えない記述がありますが、 それを除けば大きな瑕疵はないようです。 非現実的という批判のある警察組織の態様については、 フィクションとして「あり」だと思いますが、 ここは意見の分かれるところでしょう。 指摘がありますが、 刊行に当たり大幅に手を入れた物と思われ、 | ||||
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皆様の感想に右に同じなのですが・・・ いったいなぜ大賞なのでしょう? 該当なしで良いのでは?賞の威厳を守るにはそういうことも必要なはずです。 さて,認知症のミステリーといえば,映画ではありますが圧倒的名作「手紙は覚えている」があります 何かの作品と比較し股蹴落とすのはスマートではありませんが・・・ やはり本作を超えるなにか,特に「小説ならではの驚き」などを期待したいところですが・・・ 足元にも及びません | ||||
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第66回江戸川乱歩賞受賞作。介護施設の門前に置き去りにされた老人の身元を、元刑事が探るうちに隠蔽された謀略が暴き出される社会派ハードボイルド。 キャラクターの境遇に認知症というテーマを上手く使っていると思いましたし、また文章にもこなれている感がありましたが、なるほど既に松本清張賞受賞歴のある作家の方でした。 謎の設定はオーソドックスであると思いますが、適度な緊張感で飽きることなくテンポ良く読み進められます。 タイトルと本体の書き方の関係には選考委員の選評を読んで気付かされました。 | ||||
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レビューが良くないので期待せずに読みました。だから逆に楽しめたのかも。 凡人が巨悪に立ち向かう感じでしょうか。 文章がこなれてて安心して読めます。 『テロリストのパラソル』、とか、『行きずりの街』のような読後感。逆に言えば既視感はあり。 ミステリ好きよりハードボイルド好きにお勧めします。主人公は渋すぎます。 以下、ネタバレ。 。 。 。 。 。 。 。 ところどころわからないところがありました。 分譲マンションですよね。なのにオーナーがいる、オーナーがいるのに、修繕費を住民が心配する? 肝心のクライマックス。クライマックスで一気に安っぽくなっちゃった印象。 ドンパチ、とか必要かなあ。惜しいなあ。ヒロイン(娘)の危険とか、別に要らんよなあ。 クライマックスさえなけりゃなあ。。。 最後の病院のシーンからはまた硬質に戻って良かったです。 あと、一人称が全く出て来ない、これが題名の伏線回収になってるところはすごい。 | ||||
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超、低レベル作品でわるいのですが「読む価値なし、前半はそれなりに読めますが、それ以降が全く現実性が無いインチキで劇画調でお金と大切な時間の無駄でしたー乱歩賞にはとうてい値しない印象でした」 | ||||
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施設に置き去りにされていた認知症の老人、その身元を探すのは、認知症の兆候を指摘された元刑事。 というあらすじはよかったが、結末を含めて拍子抜け。納得できないところが多かった。 | ||||
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選考委員のお一方が、受賞作なしでいいとコメントされており、読後その通りと感じました。 はっきり言ってごくごく平凡なミステリーであり、真相・結末もほぼ中盤で予想がつきます。展開にも必然性はなく作者の無理矢理感しか感じられず、警察側の描写も流石にここまで日現実的だとフィクションだからでは済まされないでしょう。 乱歩賞受賞作という冠がなければ、一体どのくらいの人が2000円も出して買うでしょうか? 紙の本が売れない時代だからと言って、その賞に値しない作品を無理矢理受賞作として売り出すことに、選考委員と出版元はもう一度よく考えて欲しいと感じました。 実際近年の受賞作家のその後を見れば、いかに酷い事をしているかは充分認識できるはずです。(もちろん例外もあります) 確かに過去の受賞作も、完成度からは難点の多いものも数多くありますが、それでもその中に面白さが感じられ、その作者の以後の作品に成長が確認できました。 はっきり言って、江戸川乱歩賞の権威を是非維持する姿勢を貫いて欲しいと思います。(乱歩も泣いてる‥) | ||||
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軽度の認知症を患う元刑事に持ち込まれた、身元不明の老人の特定の仕事。 渋々ながらも仕事をこなしていくうちに、その老人に絡む過去の陰謀の匂いが。 男は認知症を乗り越え、真相に辿り着くことができるのか、というストーリー。 途中でそれなりのどんでん返しもあるし、最後まで飽きずに読ませるストーリー展開は評価できます。 オチはちょっと・・、という感じもしますが、エピローグもなかなか良かったですし、総じて楽しめました。 13階段のようなハラハラ感はないですが、お勧めできます。 | ||||
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