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氷点
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【この小説が収録されている参考書籍】
氷点の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全159件 81~100 5/8ページ
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| 懐かしい気持ちがこみ上げてきましたが、なぜか、新鮮に感じて一気に読んでしましました | ||||
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| 大人に振り回される主人公が、けなげで涙が出て来ます。頑張れ陽子! | ||||
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| 何となく探していたらふと目に留まって、上巻を読んだ。 深い物語という感想。 人の心の移ろいをうまく、わかりやすく描写しているところは初めての感覚だった。 この下巻はハッピーエンドらしいくだりだが、様々な人間模様と個人の心の裏表をぶちまけて、読者は清々しい気持ちになったに違いないと思った。 続編があるようだが、コンプリートしたい。 | ||||
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| 星四つなのは、まだ全部読んでいないからですが、結構途中まで面白く読めました。 | ||||
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| 無料だったので、という理由で、まあ、なんでもいいからと思って読み始めたのですが、意外と読み進めていくうちに止まらなくなってきました。過去、映画やドラマにもなっていますが、ストーリーよりも、所々のエピソードに胸を打たれるものがありました。主人公は陽子なのでしょうが、きれいすぎる性格の陽子よりも、私としてはドロドロしたものを持った夏枝のほうに肩入れして読んでいました。 難は、やややさしすぎる文章ということでしょうか。それゆえ読みやすいのですが、やや軽い感じがします。 | ||||
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| 昔読んだ作品ですが、無料になっていたので、久しぶりに読んでみました。下巻は無料でないので、古い文庫本を引っ張り出して続きを読みました。 | ||||
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| 文庫本、単行本を このあいだの旅先 (神田神保町)で買い求めてきました | ||||
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| 今年は氷点が発表されて50年。実は購入する前はそのことを知らず、買ってから知った。前々から読みたかった本で読後感も良かった | ||||
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| 人も羨む理想の家庭と見られていた病院長の夫啓造と美貌の妻夏枝夫婦の3歳の娘ルリ子が、一人で外に出た後、何者かに誘拐され、近くの河原で死体となって発見されるところから物語は始まる。 なぜ3歳の女の子が一人で家を出て殺されなければならなかったのか。 そこには母夏枝のちょっとした浮気心が伏線となっており、ルリ子の死の原因が自分にあることを自覚した夏枝は、自責の念に生涯苦しむことになる。 また夫啓造もルリ子の死の原因は妻夏枝の浮気心が招いたと疑心暗鬼になり、妻に対する憎しみと愛情の狭間で心が揺れ動く。 夏枝はルリ子出産後妊娠できない体になっており、どうしてもルリ子に代わる女の子を自らの手で育てたい願望に苛まれ、貰い子をすることを夫に強く要請する。 ルリ子殺しの犯人は間もなく捕まるが、犯人の妻は女児出産後死亡し、父も留置場で縊死したので、一人残された乳児は乳児院に預けられていた。 啓造は友人であり乳児院の管理医である高木に頼んで乳児院から生まれたばかりの女の子を貰い受ける。 その女の子が実はルリ子殺し犯人の子であった。 女の子の両親の名は秘匿され、その秘密は啓造と高木2人だけの秘密として生涯口外しない約束となっていた。 女の子は陽子と名づけられ、太陽のように明るく、清純で美しい女性に成長していく。 物語は陽子を中心に進めれていくが、家族と家族を取り巻く運命的な人間関係、特に心の奥底に潜む男女の愛と憎しみの葛藤はこの筆者でなければ書けない美しく繊細な表現で見事に書き表わされている。 物語の最後には推理小説顔負けのどんでん返しが待っている。 いつまでも余韻が残る最終章では、思わず主人公の幸せを願わずにはいられなくなる、人の心に響く感動の物語である。 | ||||
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| 以下は本編上下、続編上下を通した感想である。戦後まだ20年(続編では25年)とたたない時代背景が色濃く出た物語である。本作品で最も深い罪を犯したのは啓造であるべきであるが、物語では苦悩する良心として描かれている。客観的に見るならば、妻夏枝は軽率であるが、啓造に比べればその罪は軽い。男の罪は看破されうるとも、女の罪はたとえ小さなものでも大きな代償に相当する時代感覚が背景にある。村井もその罪の償いが問われていない。このような男は、罰されること無く、今でも多く存在する。その点では、時代の背景は現在に連続する。随所に戦争の影響が描かれている。心理描写は時として冗長であり、現代の感覚からは理解しがたい点が散見される。しかしながら、物語のあちらこちらに珠玉の様な言葉の引用やストーリーがあり、それらは、宗教に関係なく人間の生き方に普遍的なものである。物語は時としてダイナミックに展開し、推理小説として読者を引きつける。二重婚約、自殺未遂と行った筆者自身の苦悩の過去を反映している。あまり語られていないが、北海道の自然描写がすばらしい。 | ||||
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| キリスト教の「原罪」テーマの提起をドラスティックな状況設定で、以後の展開に期待を持たせるストーリに興味盛り上がるも、下巻での結末は何も応えていなくて失望の一語。 | ||||
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| この小説はわずか数字の言葉でもずしりと重く心に響く小説でした。 | ||||
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| 昔読んだ氷点が目にとまり、Kindle版で読み始めたら、すっかりハマってしまいました。大体のあらすじは覚えているのに、続きが気になってグイグイ引き込まれます。以前は、陽子は清らかで乙女の鏡のようなイメージ、夏枝は育ちの良い類稀な美女だけれど、意地悪でとても冷たい人のイメージがありました。ところが時が過ぎ、自分も母親になってみると、夏枝の辛さがよく分かり、陽子につい意地悪く当たってしまうのも理解できます。本当に世の中は誰が悪人善人と決められないものだなぁと考えさせられます。それにしても秀作というものは、いつの世にも感動を与えるものだと本当に感心しています。そしてそれらがKindle版で読めるのが本当にありがたいです。三浦綾子作品、続けて読もうと思ってます。 | ||||
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| この小説はキリスト教の原罪がテーマということであるが、重苦しいテーマを抜きにして、単純にエンターテイメント小説としてみても読みごたえのある作品だと思う。新聞連載用に書かれたとのことで、序盤は同じような描写が繰り返されて、くどく感じた部分もあったが、夏枝が陽子の出生の秘密を知ったあたりから作品の中に引き込まれていき、読み止まらなくなってしまった。我が子を殺した犯人の子供を自分の子供として育てるという、いくら小説とはいえ突飛すぎるように思えた設定が、読みすすめるうちに次第に違和感なくリアリティを帯びていった。それは緻密に描かれている、憎しみ、怒り、嫉妬といった人間の嫌らしい感情が、実は我々が日常的に多々感じているなじみのある感情そのものであるからなのかもしれない。また官能的な描写がいくつかあったが、女性である著者が男性が感じる性的感情をなぜこのように表現できるのかと感心し、著者が官能小説を書いたらすごいものを書いたのでは、とそんなおかしなことを考えたりもした。 | ||||
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| あまりにも現実ばなれした設定のため、初めのころは気持ち半分という感じで読んでいたのですが、 だんだんとのめりこんでいっきに読み終えていました。結末を迎えるころには感情をおさえきれず涙がとまりませんでした。 | ||||
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| 陽子ちゃんの一言、「私の心の中に氷点があったのね。」私はその言葉で、はっとしました。 人間は皆罪人なんだと。 | ||||
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| 私はプロテスタントですから、三浦先生のこの「氷点」で、どれだか自分の罪を感じたかわかりません。 本当に改めて先生の神に対するおそれがわかりました。 | ||||
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| 汝の敵を愛せよ」という主題に挑戦したはずの難しい主題に対する 展開がほとんど記述されてなく、また自殺はキリスト教では、全く許容 されていないにも拘らず、主人公(陽子)は何故即座に(その日のうちに) 睡眠薬自殺を図ることになったのか、その心の葛藤がほとんど記述されて いないのは、不可解の思いと言わざるを得ない。 キリスト教義には大変興味がありその一端を読み解くことが出来るかと 期待したが全く裏切られた思いです。 | ||||
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| 映画化やドラマ化されいて、有名な本で、私も初めて読みました。 おもしろいことはおもしろいですが、人々の考え方が昭和的でうじうじした感じが、現代の若い人に理解できるかちょっと疑問です。 | ||||
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| 高校時代、感動した本の一冊。 これを機に、三浦綾子作品はかなり読みました。 発表されて、もう半世紀にもなるのですね。 テーマは、キリスト教の概念である「原罪」。 当時は、主人公、陽子の一点の曇りもない心の清らかさに心を打たれたような憶えがありますが、50代半ばになると、やはり感じ方は、ちょっと違うような気がします。 『表題の「氷点」は、何があっても前向きに生きようとする陽子の心がついに凍った瞬間を表す。その原因は、単に継母夏枝にひどい仕打ちを受けたという表面的なものではなく、人間が生まれながらにして持つ「原罪」に気付いたことであると解釈される』そうなのですが、「凍った」のは、陽子の心だけではなく、辻口啓造も、夏枝も、村井も、松崎由香子にも、その瞬間があったと思うのです。 人間誰しも、生涯に一度は、「心が凍りつく時」「氷点」があるのではないでしょうか。 それを溶かすものは、何なのか……私にはまだわかりませんが。 今回、再読して、変わらなかったのは、「徹」と「辰子」の温かさに救われたことです。 | ||||
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