細川ガラシャ夫人
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たいへん面白くて感動もあって良かったです 読んでいて主人公の嬉しさや悲しさがどんどん伝わってきて涙してしまいました 大河ドラマにしてテレビで見せてほしいです 三浦先生ありがとうございました | ||||
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. 明智光秀の娘、玉子、のちに細川ガラシャ夫人の名で知られる女性の生涯を描く三浦綾子の歴史小説、その下巻です。 私がこの小説を手にした理由は、アメリカのTVドラマ『SHOGUN 将軍』全10話を視聴して、主要登場人物のひとりである明智鞠子のモデルとなった細川ガラシャ夫人にあらためて興味を持ったからです。 5年前に、永井路子『 朱なる十字架 』(文春文庫)を手にしたことがありましたが、その時は、ガラシャ夫人の境涯を描くには300頁に満たない紙数では少々足りなかろう、という感慨を持つに至ったものです。 自らもクリスチャンである作家・三浦綾子のガラシャ伝は、上下合わせて700頁超ですから、さすがに読み応えがあります。 人の命があっという間に失われる戦乱の世にあって、今この瞬間の幸せも、束の間のものに過ぎず、明日には崩れてしまう。また、男たちは、女を政争と戦さの道具、あるいは子を生む道具として扱う時代でもあります。 明日をも知れず、常に恐れを抱きつつ生きる身にとって、永遠の生命を信じるキリシタン信仰が人々の心を捉えるのは無理もありません。 石田三成による拉致の危機に瀕して細川ガラシャが取った選択は、やがて関ヶ原の合戦に加わる軍勢の心理に大いなる影響を与えたとのこと。 「人間にとって必要なものは城であろうか。家来であろうか。はなやかな小袖であり、剣、甲冑なのであろうか。人間にとって、自分にとって必要なのは、戦さを知らぬ、静かな、信頼に満ちた生活ではないだろうか」(139頁) この言葉どおりの天下泰平の世を築くため、散るべき時を選んで散ったともいえる細川ガラシャ夫人。その境涯の、歴史的意味を今あらためて噛み締めています。 . | ||||
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. 明智光秀の娘、玉子、のちに細川ガラシャ夫人の名で知られる女性の生涯を描く三浦綾子の歴史小説、その上巻です。父・光秀が主君である信長から激しく不当な扱いを受け、その胸中に鬱々とした思いが積り始めるまでが描かれます。 世は戦国の時代。人の命の重みが羽根一枚ほどしかないかの如く、あっという間についえてしまいます。特に信長の容赦なき言動は目を覆うばかり。自らが竹生島(ちくぶじま)遊びに出た際、安土城の留守を預かった侍女たちは信長が一泊するものと思って遊山に出かけただけなのに、皆殺しの憂き目に。光秀は波多野兄弟降伏の条件として自らの義母・登代を人質に提供しますが、その登代は信長の不寛容によって果てます。さらに信長は娘婿で家康の息子・信康に切腹を命じた過去があります。 「信長殿には覇道があっても、王道はござりませぬ」 臣下の初之助が光秀に言う言葉に頷かずにはいられません。 その光秀はといえば、疱瘡の痕を顔に負う煕子をこだわることなく正室に迎える優しき武人です。 「よいか。人間を見る時は、その心を見るのだ。決して顔がみにくいとか、片足が短いとか、目が見えぬなどといって嘲ってはならぬ。また、身分が低いとか、貧しいなどといって、人を卑しめてはならぬぞ、お玉。人間の価は心にあるのじゃ」(75頁) こうした時代にあって、玉子は激しやすい細川忠興の妻となります。 いよいよ下巻では父・光秀の人生を大きく転換させる本能寺の変、そして自らの生き死にを左右する歴史の事変へと突き進むことになるのでしょう。 . | ||||
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“非常に良い”を購入したのに、普通に大きな折り目や汚れがひどく、全然非常に良くなかった。 上下巻とも購入したのに、残念。 | ||||
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戦国の世にあっても、時代を先取りする主人公の心理、行動がよく表現されていると思います。 宗教のいかんを問わず、この主人公のような生き方をした人がいたことに驚きと敬愛をもちました。 | ||||
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