細川ガラシャ夫人



※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

0.00pt (10max) / 0件

0.00pt (10max) / 0件

Amazon平均点

4.46pt ( 5max) / 56件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク []A
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

0.00pt

0.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1986年03月
分類

長編小説

閲覧回数1,133回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数0

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

ガラシャの祈り 三浦綾子著『細川ガラシャ夫人』に拠る

2019年03月04日 ガラシャの祈り 三浦綾子著『細川ガラシャ夫人』に拠る

散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ 細川ガラシャ玉子の辞世の句 本能寺の変のあと、明智光秀の娘・玉子は、嫁ぎ先の細川家で匿われキリスト教に帰依、洗礼名ガラシャを得た。 彼女の敬虔さと美貌は、当時のイエズス会士が、本国への報告で伝え、世界的に著名であった。 ヘルマン・ホイヴェルスを嚆矢とし、芥川龍之介、岡本綺堂、森田草平、司馬遼太郎、多くの作家が題材としたガラシャの凄絶な人生を、三浦綾子の小説を背景に、自立した女性に焦点を当て戯曲化。生きた言葉で味わう歴史。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

細川ガラシャ夫人の総合評価:8.93/10点レビュー 56件。Aランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

現在レビューがありません


※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.56:
(4pt)

おもしろい

たいへん面白くて感動もあって良かったです 読んでいて主人公の嬉しさや悲しさがどんどん伝わってきて涙してしまいました 大河ドラマにしてテレビで見せてほしいです 三浦先生ありがとうございました
細川ガラシャ夫人(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:細川ガラシャ夫人(下) (新潮文庫)より
4101162158
No.55:
(5pt)

(2024-52冊目)「散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」

.
 明智光秀の娘、玉子、のちに細川ガラシャ夫人の名で知られる女性の生涯を描く三浦綾子の歴史小説、その下巻です。

 私がこの小説を手にした理由は、アメリカのTVドラマ『SHOGUN 将軍』全10話を視聴して、主要登場人物のひとりである明智鞠子のモデルとなった細川ガラシャ夫人にあらためて興味を持ったからです。
 5年前に、永井路子『 朱なる十字架 』(文春文庫)を手にしたことがありましたが、その時は、ガラシャ夫人の境涯を描くには300頁に満たない紙数では少々足りなかろう、という感慨を持つに至ったものです。
 自らもクリスチャンである作家・三浦綾子のガラシャ伝は、上下合わせて700頁超ですから、さすがに読み応えがあります。

 人の命があっという間に失われる戦乱の世にあって、今この瞬間の幸せも、束の間のものに過ぎず、明日には崩れてしまう。また、男たちは、女を政争と戦さの道具、あるいは子を生む道具として扱う時代でもあります。
 明日をも知れず、常に恐れを抱きつつ生きる身にとって、永遠の生命を信じるキリシタン信仰が人々の心を捉えるのは無理もありません。

 石田三成による拉致の危機に瀕して細川ガラシャが取った選択は、やがて関ヶ原の合戦に加わる軍勢の心理に大いなる影響を与えたとのこと。
「人間にとって必要なものは城であろうか。家来であろうか。はなやかな小袖であり、剣、甲冑なのであろうか。人間にとって、自分にとって必要なのは、戦さを知らぬ、静かな、信頼に満ちた生活ではないだろうか」(139頁)
 この言葉どおりの天下泰平の世を築くため、散るべき時を選んで散ったともいえる細川ガラシャ夫人。その境涯の、歴史的意味を今あらためて噛み締めています。

.
細川ガラシャ夫人(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:細川ガラシャ夫人(下) (新潮文庫)より
4101162158
No.54:
(4pt)

(2024-50冊目)覇道のせめぎ合う時代にあって、王道を目指すことは夢なのか

.
 明智光秀の娘、玉子、のちに細川ガラシャ夫人の名で知られる女性の生涯を描く三浦綾子の歴史小説、その上巻です。父・光秀が主君である信長から激しく不当な扱いを受け、その胸中に鬱々とした思いが積り始めるまでが描かれます。

 世は戦国の時代。人の命の重みが羽根一枚ほどしかないかの如く、あっという間についえてしまいます。特に信長の容赦なき言動は目を覆うばかり。自らが竹生島(ちくぶじま)遊びに出た際、安土城の留守を預かった侍女たちは信長が一泊するものと思って遊山に出かけただけなのに、皆殺しの憂き目に。光秀は波多野兄弟降伏の条件として自らの義母・登代を人質に提供しますが、その登代は信長の不寛容によって果てます。さらに信長は娘婿で家康の息子・信康に切腹を命じた過去があります。
「信長殿には覇道があっても、王道はござりませぬ」
 臣下の初之助が光秀に言う言葉に頷かずにはいられません。

 その光秀はといえば、疱瘡の痕を顔に負う煕子をこだわることなく正室に迎える優しき武人です。
「よいか。人間を見る時は、その心を見るのだ。決して顔がみにくいとか、片足が短いとか、目が見えぬなどといって嘲ってはならぬ。また、身分が低いとか、貧しいなどといって、人を卑しめてはならぬぞ、お玉。人間の価は心にあるのじゃ」(75頁)

 こうした時代にあって、玉子は激しやすい細川忠興の妻となります。
 いよいよ下巻では父・光秀の人生を大きく転換させる本能寺の変、そして自らの生き死にを左右する歴史の事変へと突き進むことになるのでしょう。

.
細川ガラシャ夫人(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:細川ガラシャ夫人(上) (新潮文庫)より
410116214X
No.53:
(1pt)

質感

“非常に良い”を購入したのに、普通に大きな折り目や汚れがひどく、全然非常に良くなかった。
上下巻とも購入したのに、残念。
細川ガラシャ夫人(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:細川ガラシャ夫人(下) (新潮文庫)より
4101162158
No.52:
(5pt)

進取の精神、高らかに。

戦国の世にあっても、時代を先取りする主人公の心理、行動がよく表現されていると思います。
宗教のいかんを問わず、この主人公のような生き方をした人がいたことに驚きと敬愛をもちました。
細川ガラシャ夫人(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:細川ガラシャ夫人(上) (新潮文庫)より
410116214X



その他、Amazon書評・レビューが 56件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク