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夏のレプリカ



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夏のレプリカの評価: 4.00/5点 レビュー 33件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 21~24 2/2ページ
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No.4:
(4pt)

本作品における密室と天才の特性

森作品における天才は、社会からの隔絶、すなわち拘禁によって、擬似的にあるいは実質的に死ぬ。しかし、逆説的なことに、隔絶された者・拘禁されている者は肉体を確認されないままの状態で「生きている」とみなされる。例えば、間賀田四季を思え。本作品での天才、彼は社会的な意味で、あるいは肉体的な意味で生きていたのか死んでいたのか。本作での密室はその部屋の住人の生死が不定であるという点で、シュレディンガーの箱的な場に成り代わっている。
夏のレプリカ (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:夏のレプリカ (講談社ノベルス)より
4061820001
No.3:
(4pt)

非密室物

森博嗣といえば、広義の密室物が多いことで知られていますがこの作品は違います。その辺が珍しいですね惜しむらくは偶数章だけの章立てになっていますが奇数章だけの「幻惑の・・・」と交互に読んでも単に混乱するだけになっているところでしょうか
夏のレプリカ (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:夏のレプリカ (講談社ノベルス)より
4061820001
No.2:
(4pt)

優しい「愛」

 萌絵の親友、蓑沢杜萌が、帰省していた実家で奇妙な誘拐事件に巻き込まれる。残された仮面。杜萌の兄、素生の失踪。過去の事件をきっかけに、次々と巻き起こる不可解な出来事。それらはどこに向かっていくのか。 前作『幻惑の死と使途』と同時期に起こった、もうひとつの誘拐殺人事件を、お馴染みの犀川創平と西之園萌絵が解き明かしていく。 恋愛、友愛、家族愛、兄妹愛……クールな印象のS&Mシリーズには珍しく、さまざまな「愛」にあふれた作品。
夏のレプリカ (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:夏のレプリカ (講談社ノベルス)より
4061820001
No.1:
(5pt)

夏のレプリカ

この『夏のレプリカ』は、前の巻『幻惑の死と使途』と同時進行で話が進んでいく。すなわち、『幻惑の死と使途』では章番号が奇数、『夏のレプリカ』では章番号が偶数になっているのはこのためである。この話は、森ミステリーの中で、一番せつない話だと思う。私はこれを読み終えて3日間は、ずっとブルーな気持ちを引きずっていた。夏の終わりに読むには最適なミステリーだと思う。
夏のレプリカ (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:夏のレプリカ (講談社ノベルス)より
4061820001

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