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呪殺島の殺人
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呪殺島の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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タイトルに惹かれて購入しました。導入部や考察は楽しかったのですが、、どうにも要所要所の『ひとりツッコミ』に緊張感がその都度そがれました。最終的に真相がわかっても、いまいち感情移入出来ないままでした。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 終わってみれば,動機や背景の物語は悪くなく,少しわかりやすくはありましたが, ミステリ的な『仕掛け』もうまくハマるなど,全体的にはまずまずだったと思います. また,皮肉めいたやり取りが複雑な後味を残す後日談など,幕の下ろし方も印象的です. 一方で語り部の男子大学生については,かなり脳天気,また稚拙な言動が目立ち, 誰かを相手にした『表向き』の様子は,彼を襲った出来事から仕方がないにしても, 地の文には読むたびに苛立ち,気が削がれるなど,かなり人を選んでしまいそうです. ライト層を意識したのかも知れませんが,起こる惨劇に対してバランスが悪すぎで, 帯の『民俗学オタク』や『呪術師の末裔』も,あまり前には来ていなかったようです. | ||||
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オドロオドロしい題名に惹かれて本作を手に採った。呪術師一族が必ず非業の死を遂げるという伝説の島(呪殺島)で起こった連続殺人を扱った作品。一人称の語り手の僕(真白)はこの一族にたった2人残された内の1人。他方の末裔はベストセラー作家の伯母の神楽。物語は呪殺島の神楽邸で"記憶喪失"に陥った真白がナイフを持って目覚めた時に密室状態で神楽が刺殺されていた所から始まる。ミステリにはありがちな安易かつ手前勝手な出だしではある。また、真白のガールフレンドの民俗学(呪詛)専攻の古陶里が探偵役兼保護者として真白に同行している。 定石通り、村と神楽邸とを結ぶ橋が嵐で崩落して、三重のクローズド・サークル。しかし、二番目に殺された警官が橋の神楽邸側に居た点を軽視しているのは何故か ? これも含めて全体的にライト・ノベル風の軽いタッチで描かれているので、題材に割にはオドロオドロしい雰囲気や緊迫感が全く伝わって来ない。加えて、真白の"記憶喪失"を利用して、真白が脅迫されていた事、神楽の遺言書、不治の病による神楽の断筆宣言などの重要事項を後出しジャンケンの様に提示するのは恣意的に過ぎる。警官の役割や犯人(古典の真似はイカンでしょう)の予想は付いていたし、真白についてもボンヤリとした予想があったが、驚いたのは、真白の"記憶喪失"が突然回復した事によって真相が曝け出される点。ご都合主義の極みでミステリとしては最悪である。 舞台設定は悪くないのに神楽邸に揃えたメンバーに工夫がなく小説としての面白味に著しく欠ける。ミステリ味に欠ける上にライト・ノベル風の軽いタッチで陰陽師の物語をなぞった様な愚作だと思った。 | ||||
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