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呪殺島の殺人
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呪殺島の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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呪術を行う一族を閉じ込めた島というのが、クローズドサークル好きには気になったので購入。 近年はネットとスマホの普及でクローズドサークル系統はなかなか四苦八苦している印象なんですが、だからこそ創作物の腕の見せ所とも思っているので楽しみにしておりました。 読み終わってみて、主人公ふたりや舞台設定はそれなりに魅力を感じたのですが、肝心のさつ人描写がかなり無理があるかなと思ってしまいました。特に後半の雑に処理されているような過程は情緒もへったくれもない、物語の都合を大きく感じさせるものでガッカリでした。もうちょっと丁寧にやってくれないといろいろ台無しだと思います。 でも語り部である主人公の謎やトリックはなかなか面白いものがありましたし、この後も呪殺シリーズは続いていくようにバックグラウンドは魅力的です。ぜひともパワーアップしてシリーズを続けていただきたいです。 | ||||
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タイトルに惹かれて購入しました。導入部や考察は楽しかったのですが、、どうにも要所要所の『ひとりツッコミ』に緊張感がその都度そがれました。最終的に真相がわかっても、いまいち感情移入出来ないままでした。 | ||||
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結構熱中しました 記憶が簡単になくなることはさておき ストーリーが作り込まれていていい作品です ですが小説をかなり読んでいる人にはお勧めできないかもしれないです 今から読み始める人などはいい作品です | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 終わってみれば,動機や背景の物語は悪くなく,少しわかりやすくはありましたが, ミステリ的な『仕掛け』もうまくハマるなど,全体的にはまずまずだったと思います. また,皮肉めいたやり取りが複雑な後味を残す後日談など,幕の下ろし方も印象的です. 一方で語り部の男子大学生については,かなり脳天気,また稚拙な言動が目立ち, 誰かを相手にした『表向き』の様子は,彼を襲った出来事から仕方がないにしても, 地の文には読むたびに苛立ち,気が削がれるなど,かなり人を選んでしまいそうです. ライト層を意識したのかも知れませんが,起こる惨劇に対してバランスが悪すぎで, 帯の『民俗学オタク』や『呪術師の末裔』も,あまり前には来ていなかったようです. | ||||
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「目覚めれば目の前に死体。自分の手にはナイフ。部屋は密室。そして、目覚める前の記憶を喪失・・・」 始まりはこんな感じです。(帯にも書いてある通りです) ここで涎が出ちゃう人は是非買った方がいいです。 だが欠点が2つほどある。 著者の文体があまりこなれたものじゃないこと。 最初の方はセリフが誰が誰のか分からなくなることが多い。 読み進めてキャラの口調がこっちにもハッキリ分かってきたら気にならなくなるけれど、 それでも後半に入ってもたまに誰のセリフか分からなくなることがしばしば。 もう一つの欠点は、屋敷見取り図やアリバイの時系列表を載せてくれてるにも関わらず、 あまり用をなしてないこと。 カッチリとした本格ミステリではないです。そこは期待しない方がいいです。 序盤から中盤まで何が起きているのか、誰が犯人なのか、全く分からない謎だらけの事件なので、 結構たのしめると思います。 ただし、最後まで読んで天地がひっくり返るほどの衝撃を受けるようなものではありません。 (この手のトリックが初体験の人ならひっくり返るでしょう) 新潮社nexシリーズは今回初めて読みましたが、対象年齢は12~20歳ぐらいですね。 文中の会話も若者向けになっているので、若者の会話についていけないような人が読むと辛いかも知れません。 星4つにしたのは、上記のいくつかの欠点に加えて、若年層向けのシリーズなのに値段が高いところ。 若年層をターゲットにするなら350ページの文庫は640円ぐらいが妥当と思う。 | ||||
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オドロオドロしい題名に惹かれて本作を手に採った。呪術師一族が必ず非業の死を遂げるという伝説の島(呪殺島)で起こった連続殺人を扱った作品。一人称の語り手の僕(真白)はこの一族にたった2人残された内の1人。他方の末裔はベストセラー作家の伯母の神楽。物語は呪殺島の神楽邸で"記憶喪失"に陥った真白がナイフを持って目覚めた時に密室状態で神楽が刺殺されていた所から始まる。ミステリにはありがちな安易かつ手前勝手な出だしではある。また、真白のガールフレンドの民俗学(呪詛)専攻の古陶里が探偵役兼保護者として真白に同行している。 定石通り、村と神楽邸とを結ぶ橋が嵐で崩落して、三重のクローズド・サークル。しかし、二番目に殺された警官が橋の神楽邸側に居た点を軽視しているのは何故か ? これも含めて全体的にライト・ノベル風の軽いタッチで描かれているので、題材に割にはオドロオドロしい雰囲気や緊迫感が全く伝わって来ない。加えて、真白の"記憶喪失"を利用して、真白が脅迫されていた事、神楽の遺言書、不治の病による神楽の断筆宣言などの重要事項を後出しジャンケンの様に提示するのは恣意的に過ぎる。警官の役割や犯人(古典の真似はイカンでしょう)の予想は付いていたし、真白についてもボンヤリとした予想があったが、驚いたのは、真白の"記憶喪失"が突然回復した事によって真相が曝け出される点。ご都合主義の極みでミステリとしては最悪である。 舞台設定は悪くないのに神楽邸に揃えたメンバーに工夫がなく小説としての面白味に著しく欠ける。ミステリ味に欠ける上にライト・ノベル風の軽いタッチで陰陽師の物語をなぞった様な愚作だと思った。 | ||||
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