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シュロック・ホームズの冒険
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シュロック・ホームズの冒険の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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褒めても褒めても褒め過ぎることはない。本歌取りの上手さと言い、ストーリーの面白さと言い、ホームズ・パロディとして完璧ではないか。また、本作を読み進めていくと、特に依頼人の素性を言い当てるシーンなどは、本家ホームズでも、すれすれのまぐれ当たりが相当あったんだろうなあと思わせてくれる。それから、残念なのは、言葉遊びの面白さが十分に伝わっていないこと。あるいは白けてしまうかもしれないが、解説でひとつひとつ詳しい説明があってもよかった。いまならネットでスラング(英語と米語)の意味を確認しながら原文を読むと楽しいかも。 | ||||
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シャーロック・ホームズのユーモアパロディですが、笑いの要素が良く読まないと分かり難いので、軽い本だと思って読み飛ばすとつまらないかもしれません。 例えば、Dr.ワトニイが最近、家の前でなぜか転倒する人が多く忙しいという描写があったかと思うと、その後に彼が転倒を予防するために。。。という描写が続いていて、斜め読みするとここの面白さを読み落としてしまうかもしれません。 シャーロック・ホームズに関する知識が豊富な方は、私が詠み落とした(と思われる)パロディとしての面白さをもっと堪能できると思います。 | ||||
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シャーロッキアン(見習い)を気取っていた学生の頃、多数読んだホームズ譚のパロディ、パスティーシュの中でもひときわ気に入ったのがこの作家のシリーズです。知らないうちに復刊されているのを発見し小躍りしました。 事件そのものも、原典のどれを意識したものか明確で、パロディとしては非常にわかりやすくとっつきやすい作品集です。 が、この作品集が本当にすごいのは、もしかしたら本家ホームズの推理も、たまたま当たっているだけで、実はシュロックの推理と大差ないんじゃないか…それを鈍いワトスン(と私たち)はこれまで気付いていなかっただけじゃないのか…という疑念に読むものを苛まさせるところです!つまりは、それだけパロディとしての出来がいいわけなのですが… 原典に対する愛も敬意も十分なのに、結果として原典の無謬性に疑いを持たせる恐ろしくも面白すぎる作品たち。シャーロッキアンを自認する方ならぜひお読みください。 | ||||
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◆「アスコット・タイ事件」 ホームズのもとにミス・ウィンポールが訪れ、彼女の叔父の ジョンが所持していた、意味不明な電報の解読を依頼した。 巡回エジプト学者であるジョンは、仕事が不振となり、 人相の悪い連中とつき合うようになったらしいのだが……。 《ホームズ》もののパロディ。 本家のシャーロック・ホームズが、依頼人の人相風体から、 その人物像を言い当てる、というお約束の場面からして、 茶化されています。 本作では、ホームズが見事に電報を解読し、競馬場で秘かに行われていた企みを 暴くのですが、実はそれがとんでもない勘違いだったことが後に明らかになります。 まったくそのことに気づかない、ホームズたちの様子がとにかくおかしいです。 愛のない、紋切り型のツッコミは見苦しいだけですが、 本作のように原作へのオマージュが感じられる作品は、 素直に感心させられますね。 | ||||
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◆「アスコット・タイ事件」 ホームズのもとにミス・ウィンポールが訪れ、彼女の叔父の ジョンが所持していた、意味不明な電報の解読を依頼した。 巡回エジプト学者であるジョンは、仕事が不振となり、 人相の悪い連中とつき合うようになったらしいのだが……。 《ホームズ》もののパロディ。 本家のシャーロック・ホームズが、依頼人の人相風体から、 その人物像を言い当てる、というお約束の場面からして、 茶化されています。 本作では、ホームズが見事に電報を解読し、競馬場で秘かに行われていた企みを 暴くのですが、実はそれがとんでもない勘違いだったことが後に明らかになります。 まったくそのことに気づかない、ホームズたちの様子がとにかくおかしいです。 愛のない、紋切り型のツッコミは見苦しいだけですが、 本作のように原作へのオマージュが感じられる作品は、 素直に感心させられますね。 | ||||
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最初簡単に目を通したところ、正直言ってホームズ愛好者としてはあまりいい気はしませんでした。しかし、あとがきを読んでからもう一度読み返してみたら、あまりの緻密な技巧にうなってしまいました。それからあとはすっかりはまってしまいました。この巻の最後の作品は「シュロック・ホームズ最後の事件」ですが、私はホームズの最後の台詞に思わず「拍手!」の気分でした。「最後」にふさわしい、極めつけのひねりです。ただこのひねりは、ほかの作品にもいくつかこの類のものがありますが、ドイルの作品のタイトルをご存知の方でないとわかりませんので、読まれる前にそれらをちょっと知っておかれることを、私としてはお勧めしたいです。ご存知でなくとも、あとがきでちゃんと解説してくださっているの | ||||
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